- 出演者
- 薬丸裕英 峰竜太 山田五郎 井ノ原快彦 中原みなみ 石原良純 森泉 ユージ
オープニング映像。
地下鉄2路線でアクセスできる麻布十番だが、かつては陸の孤島だった。南北線開通は平成12年。「浪花家総本店」4代目の神戸将守さんは「地下鉄がない時代は街の時間が止まっている」と振り返る。陸の孤島だった時代があったおかげで、麻布十番商店街には今も下町感が残っている。
2021年にオープンした「本巣ヱ 東京本家」は間人温泉 炭平が手掛ける店で「濃厚たまごパン」などが味わえる。2022年に閉店した魚可津のビル2階には、仙台から東京初進出の「牛たん けやき」がある。「極撰たん焼き定食」は5種類の調味料でいただける。
童謡「赤い靴」のモデルの少女像“きみちゃん像”。歌では少女は外国に行ってしまうが、岩崎きみちゃんは永坂孤女院で育ち、幼くして結核で亡くなっている。像の設置を計画し管理する山本仁壽さんは、集められた募金を年に一度ユニセフに寄付し35年間続けている。
麻布十番2024 BEST20の17位は、羊。羊サンライズは店名通り、ジンギスカンの新しい世界を見せてくれるお店。自慢は国産羊 一頭買い。非常に珍しい羊のホルモンに出会えることも。かつて商店街には大衆的な追分食堂があったが、今はグルメビルとなっている。その6階にオープンしたのがジンギスカン YOSHIHIKO 麻布十番。こちらの自慢の国産の羊肉。この日はメルティーシープホゲットなるものにも出会えた。羊サンライズオーナーの関澤波留人さんと、YOSHIHIKO店長の菊池佑太さんは、ジンギスカン屋を回って仲間を集めたり、という活動をしているという。薬丸裕英は、元広島東洋カープの高橋慶彦さんが店名の由来だと説明していた。さらに〆のガーリックライスがめっちゃ美味しいと話していた。
麻布十番2024 BEST20の16位は、麻布十番温泉の記憶。現在9階建てのビルが建つ場所にかつてあったのが麻布十番温泉。2008年に廃業し源泉も止めてしまった。 当番組制作会社も所在は麻布十番で、会社のロゴマークも麻布十番温泉にちなんだロゴ。しかし名刺交換ではなんで温泉マークなのかと聞かれるという。2019年にオープンしたのがザ・ライブリー東京麻布十番。ホテルの9Fのバーは宿泊せずとも利用はOK。オリジナルカクテルの中でも人気の一つが麻布十番温泉。
石原良純は、麻布十番というと石原プロの車両を並べて、撮影の時間待ちをしていたという。森泉はこどものときおこづかいを貰って兄妹と麻布十番へ自転車で回ったり公園行ったりしていたという。きょうからMCを務める中原みなみが挨拶をした。
麻布十番2024 BEST20の15位は、柳の井戸。この湧き水は東京の名湧水57選の一つ。関東大震災などのとき被災した住民たちの命の水となった。仙台坂の気になるスポットのカフェ カリーズを訪ねてみると床の一部がガラス張りになっていて、井戸を特別に見せてもらうと、地下10mから汲む麻布十番の水がでていた。地下水コーヒー ケーキセットは1250円。
麻布十番2024 BEST20の14位は、インバウンドに大人気！SAVOY 麻布十番本店は、去年麻布十番の違う場所に帰ってきた。そして今、SAVOYに外国人観光客が殺到中。みなさんのお目当てがツナ刺し身ピザ。豊洲仲卸やま幸から仕入れる天然本マグロを短時間だけ焼けば程よいレアに仕上がる。ピッツァYに添えられるのは生ワサビ。そしてBAR CENTIFOLIAは世界中から人を呼ぶ大人気スポット。バーテンダーの駒井優三さんがカクテル作りに取り入れているのが武道。短刀を使って氷をダイヤモンドカットにしていた。さらにカクテルが炎を超えて登場した。
麻布十番2024 BEST20の13位は、古川。この古川は麻布十番の地名と深い関わりがある。そこで麻布十番物語。港区の各所にある麻布という地名は、麻を植え布を織っていた。江戸前期に、古川の拡幅工事の際に、一から十の区画に分けて工事。その十番のエリアが今の麻布十番だった。江戸時代は大名屋敷が並んだこのあたりは明治以降はその多くが各国の大使館になった。昭和44年に都電が廃止されると陸の孤島となった。平成12年に地下鉄が開通し、六本木ヒルズが誕生すると美食の名店が続々誕生した。
麻布十番2024 BEST20の12位は、世界の味。近くに大使館も多く数多の外国人が住むこの街には世界中の料理が溢れている。バルレストランテ ミヤカワは、東京のスペイン料理のレベルをぐっと押し上げた名店。ソウルフードハウスはアメリカ・南部料理の専門店。営むのはアメリカ南部出身のウィティカさんご夫妻。究極tチキン＆ワッフルは、アメリカの定番。看板メニューはガンボ。ガンボはアメリカの郷土料理の中でも抜群に美味しいと言われるもの。
麻布十番2024 BEST20の11位は、 1995年に取材した今川焼の月島家。あれから約30年がたつが、2024年でも全くと言っていいほど変わっていない。今川焼 おぐらあんは180円。路地裏で営むインドカレーのテイクアウト専門店のきりん屋もほぼそのまま。「玉子とトマトのカレー」など安心安定の美味しさは地元の人の心の味。サンモリッツ名花堂も1995年に取材。現在は6時半オープンとなったが、変わらず営業中。店を守る斉藤三江さんも美和子さんも現役。シベリヤカステラやタマゴロールでお客さんを和ませる。2004年に取材したふじや食堂も変わっていなくてホッとする。夜になると地元の旦那衆の憩い酒場になる。この日も十番の老舗の店主がズラリ。変わらないところもあるから麻布十番はほっと出来る。
麻布十番2024 BEST20の10位は、スーパーナニワヤ。地元住民は、このスーパーに来たいために引っ越してきたと話していた。日本料理 あら㐂店主は、お肉が本当にいい品質、頼りにしてますと話していた。ナニワヤ名物がローストビーフ。お惣菜も食通に大人気。自家製和牛肉じゃがを作ったのは、太田スミ子さん。国産牛ストロガノフを作ったのは、早坂さんは、素材がとっても良いので安心して召し上がれる、等と話していた。
麻布十番2024 BEST20の9位は、十番稲荷神社。階段の下に鎮座しているのは、ガマガエル。江戸時代、周辺で大火災が発生したときに現れたのが巨大なガマガエルで近くの池の水を吸い上げ延焼を防いだと伝わる。
麻布十番2024 BEST20の8位は、芸能人出没。麻布十番ではビートたけしや木梨憲武さんなど、芸能人がよく現れる。特に目撃情報が多いのは、麻布十番を愛した志村けんさん。井ノ原快彦も志村さんと何度か麻布十番でご一緒しているといい、だいたいお酒を飲むがちょこっと食べて店を渡り歩くので街の人と挨拶するイメージがあったという。いずみは、多い時には週に5日出没していたそう。カウンターの端が志村さんの指定席。ほろ酔いの志村さんが続いて向かったのは鉄板焼の三と十。やはりカウンターの端っこが指定席。店主の御山哲史さんは、志村さんの誕生日と命日の2日間はこの席は使わないでおく、と話していた。
麻布十番2024 BEST20の7位は、いろんな食ブーム。焼肉 栄来亭など焼肉・韓国料理の名店が集まっている。1984年に伝説のディスコ・MAHARAJA TOKYOが麻布十番に誕生。この頃同じく流行っていたのがイタ飯。ラ・コメータやクチーナ ヒラタなどイタリアンの名店もある。2000年代には、瀬尾などコースで味わう焼鳥店が続々オープン。薬丸は瀬尾が好きだが人気で中々入れないといい、最近は「とり 難波」に出没していると話した。最新のブームと言えば江戸前寿司。すし家 祥太など、話題の新店が数多誕生している。麻布十番 秦野よしきもその1軒。地下の秘密空間に夜な夜な食通が通う。ご主人の秦野さんは2年前、麻布十番にもう1店舗をオープンしたのが立喰 鮨 となり。タッチパネルでオーダーして1，2貫だけだけサクッと頂くなんてこともオーケー。締めに人気なのはこしあんの握りで、店主の秦野芳樹さんは僕は赤福が好きなので赤福をイメージした新たなお寿司だと話していた。
麻布十番2024 BEST20の6位は、3軒の更科。いろんな食のブームが起きる以前から麻布十番の美食といえば手打ちそば。更科そばの老舗がこの街に3軒ある。総本家更科堀井を2001年に取材した際、2人の十代目候補に出会っていた。あれから23年、再びお店を訪ねてみると、立派に育った堀井兄弟が迎えてくれた。兄の良光さんは経営を担当、弟の良広さんは日本橋店で店長を務める。江戸の粋な味で230年以上愛されてきた名店。老舗の暖簾は仲の良い兄弟がしっかり守ってくれそう。
麻布十番2024 BEST20の5位は、麻布十番土産。KINOMINOは日本初の搾りたてのナッツバター専門店。麻布十番庵の名物は、苺みるく大福。みたらし餅 大は、ふんわり食感が病みつきになる。たぬき煎餅では、チーズサンド たぬ吉が観光客に人気。通な逸品が、元老狸 5枚。慶応元年創業の豆源について、石原良純は揚げたて 塩おかきだと話す。塩おかき 大は手が止まらなくなる美味しさだが、通な逸品がモッツァレラアーモンド。浪花家 総本店で観光客が行列してでも買いたいのがたい焼き。通な逸品はナニワヤカフェで味わえるかき氷の宇治金時白玉。
麻布十番2024 BEST20の4位は、実はすごい老舗。きのくにや 麻布十番店で代表取締役社長の濱田安宏さんにお店の歴史を聞くと「創業から122年くらいでしょうか」と答えていた。明治35年に砂糖問屋として創業している。商店街の松尾寫眞館は、大正12年に創業。総合洋品ニシモトは創業から115年。自慢はパジャマの品揃え。小林玩具店は、創業から150年以上。戦後間もない頃はマッカーサー元帥の夫人と子どもが来店していたという。善福寺の隣にあるのが麻布 I.B.KAN。八代目の西原地昭さんは、ハリス公使のヒゲをうちの三代目が剃らせて頂いたと語っていた。善福寺は日本初のアメリカ公使館が置かれた地で、初代アメリカ行使のタウンゼント・ハリスが過ごした。西原さんはちょうど4代目の時に明治維新があって断髪令が出て、みんながちょんまげをやめなくちゃいけなくて、うちはハリスさんたちのおかげですんなり業態変化ができて長くお店が続けられた等と話していた。森泉はたぬき煎餅の大きい狸のたまたまを…と話していた。