- 出演者
- 薬丸裕英 峰竜太 山田五郎 井ノ原快彦 中原みなみ 皆藤愛子 伊藤俊介(オズワルド)
オープニング映像。
サンタモニカのビーチを思わせる千葉市の稲毛海岸は、京葉線に乗って東京駅からおよそ40分で行ける。あまたの著名人も訪れた明治からの由緒ある保養地。今は夏にピッタリの遊び場がいっぱい。しかも海辺が近年進化を遂げ、楽しさもおしゃれさも倍増中。今回出没するのはJR京葉線稲毛海岸駅が最寄りのエリア。千葉市美浜区と稲毛区にまたがる地域にスポットを当てる。
東京都心から首都高速湾岸線などを通っておよそ40分。千葉市の南西部にある美浜区に稲毛海浜公園では近年ある変化が起きている。以前は褐色の砂浜だったが、2019年に全長およそ1.2kmに白い砂がまかれまぶしいホワイトビーチに変貌した。リニューアルを担当した会社の方に話を伺うと使用した砂は西オーストラリア州アルバニー産。更にロサンゼルスのような雰囲気を出したいと話していた。2022年には全長およそ90mのウッドデッキも誕生。「フォレスト・ガンプ」など数々の映画に登場するサンタモニカの桟橋を思わせる。そんなおしゃれスポットで陽気なリズムに合わせサンバダンサーが踊っていた。週末はたびたびDJイベントで盛り上がる。この日のDJを務めた千葉県出身のCHIHIROさんは「南国やバリ島のようなリゾートの海の感じがある。」と評していた。
今回の出没エリアの半分以上は団地。そのはざまには至るところに「宇宙公園」や「高州公園」といった45か所以上の公園があり、子どもたちは遊び場に困ることはない。子供たちがお気に入りと話す「きしゃぽっぽ公園」こと稲毛公園にある遊具は近くにあった川崎製鉄で活躍していた産業用の蒸気機関車を使用。さらに、日本の民間航空のパイオニア、伊藤音次郎が研究所を構えた場所で、干潟を生かし明治45年に日本初の民間飛行場を造った。日本の空の歴史は稲毛海岸なくして語れない。
高度経済成長期の昭和36年から埋め立てが始まった稲毛の海。今の美浜区はかつて海でした。現在の国道14号あたりから南西には昭和の中ごろまで遠浅の海が広がっていた。そのころの稲毛はアサリ漁や海苔の養殖などが盛んな漁師町。海から帰った漁師さんたちが体を温めたのが銭湯。漁師さんたちに愛された1軒が「松の湯」。60年続く街の社交場だが、先代が亡くなり去年11月に一度閉業。しかし今年先代の息子たちと孫が復活させた。3人は平日にそれぞれの本業があるので土日のみの営業となる。土曜日の早朝、本来なら体を休めたいはずなのになぜか弟の松田英治さんは近くの卸売市場へ。実は市場で使っていた廃材を回収しお風呂を沸かすまきとして再利用しているのだ。銭湯の復活に常連も喜んでおり、街の人にとってなくてはならない場所となっている。
夏に地元の子どもたちがこぞって行く2005年にオープンした「アクアリンクちば」。ホワイトビーチと並ぶ人気スポットは夏も冷え冷えと評判だ。リンクの中はおよそ6℃から10℃。外がどんなに猛暑の日でもうっかり半袖で来てはいけない。スケートの初心者も安心で、ペンギンの手押しソリなどを借りれば楽しく優雅に滑れることができる。
稲毛海岸には海をバックに写真を撮りまくっているコスプレイヤーを多く見かける。更に稲毛海浜公園内の日本庭園にもコスプレイヤーの姿が。稲毛海岸は都内からのアクセスのよさとシチュエーションの多さで人気の撮影スポットになっている。コスプレイヤーは「白い砂浜が天然のレフ板かもしれない。」と話していた。稲毛海浜公園で更によく遭遇するのが結婚式の前撮り。この日芝生の広場だけでも2組の新郎新婦に出会った。なかにはわざわざ栃木県からやってきたカップルもいた。ただ、風が強く撮影が大変だと話す人もいた。
スタジオで稲毛海岸についてトーク。千葉・四街道出身の皆藤愛子は「内陸の出身なので憧れの地。学校の中の行けてるグループが放課後遊んでいるって話を聞いていた。」。オズワルド・伊藤俊介も「昔は暇なヤンキーがたくさんいた。」とコメント。薬丸裕英は「本島のサンタモニカも行ったことあるが、桟橋はもう少し伸ばせばよかった。」と指摘していた。
かつての海岸線だった国道14号沿いに2年前オープンした話題のお店「ソルヌン」を紹介。韓国のソウルに1号店を構えている。緑豆で作ったチヂミがのったサムゲタン。鶏ガラと5種類の漢方をじっくり煮込んでいる「ピョンヤンオンパン」や豚のバラ肉をゆでた料理も人気。アミエビの塩辛のタレでいただく絶品です。この街は店主の地元で、そして妻のヨンヒさんは10年前に脱北。ソウルで焼き肉店を経営していた店主と結婚して日本にやってきた。ヨンヒさんの母は北朝鮮の最高級ホテルで冷麺を作っていた。母直伝の水冷麺は蕎麦粉の香りが高くスープはすっきり。記憶に残るおいしさだ。
誕生日ケーキはここという人も多い街の人気洋菓子店「スイーツ ミズノヤ」を紹介。<オーナーシェフの水野谷祐一さんは船橋市出身。「最高」を連呼していた。お店の絶対的エースはショートケーキ。脂肪分などが異なるクリームを5種類ブレンドし研究し尽くして生まれたお店オリジナルの生クリーム。さっぱりとした味わいで生クリームが苦手な人からも高評価。お店が開店する朝10時の少し前にうかがうとすでに行列ができていた。実はケーキの切り落とし部分を弁当箱に詰めたサービス品を販売していて、お店自慢の生クリームももちろんたっぷり。1日限定20個で1つ540円。一口ごとに最高!と言いたくなるお弁当だ。
稲毛の海はウィンドサーファーにとっても絶好のゲレンデ。風を求めてやってくる。特に夏場は外房や湘南のゲレンデよりも強い風が吹くといわれる稲毛海岸。海の近くには1988年に創業したウィンドサーフィンショップDUCKがあり、水着とバスタオルがあれば参加できるスクールも開催している。そのスクールがきっかけで東京から移住してきた人もいる。東京の都心に近いことも移住の決め手。海のそばで暮らし日々リフレッシュしている。
稲毛の街の2大人気イタリアン。「NOA」と「Little Chef にんにく」。両者それぞれの個性とこだわりがファンに熱く支持されている。2018年にオープンしたNOAのオーナーシェフは地元出身。千葉県産の食材にこだわっていて、九十九里産のハマグリをふんだんに使ったペペロンチーノは貝のうま味が爆発。ハーブやスパイスを食べ房総で育ったブランド鶏のクリーム煮も逸品だ。そしてLittle Chef にんにくは店名のとおりにんにくにこだわったお店。常連さんはペペロンチーノを注文したようだが、なんとニンニクを追加で1株トッピング。粒のまま、スライス、みじん切りなどさまざまな形状のにんにくが投入されていくがこれが1人前。もはやにんにくが主人公のペペロンチーノ。にんにくのおいしさに気づかされる。そして鶏もも肉のオーブン焼きにはにんにくがまるまる1株オン!オプションではなくこれがデフォルトだ。
埋め立て前の海岸線である国道14号から内陸方面へ。すぐに見えてくるのが大正2年に建てられたとされる趣のある一軒家。中国最後の王朝清の皇帝愛新覚羅溥儀の弟夫妻が暮らした家。2人はここで半年ほど新婚生活を送っていた。この街は数多の偉人が訪れた保養地。風刺画で知られるフランスの画家ジョルジュ・ビゴーも稲毛海岸に暮らしていた。かつては海が目の前だった場所にとある実業家が別邸を構え休暇を楽しんでいた。浅草の神谷バーの創始者で日本のワイン王とよばれた神谷傳兵衛の洋館別荘は国の登録有形文化財になっている。ワインを愛した神谷傳兵衛らしく室内のいたるところにブドウのモチーフが施されている。
京成稲毛駅のすぐ目の前稲毛区にある昭和10年創業のお茶屋さん「稲毛園」を紹介。三代目に店の歴史を聞いてみるともともとは便利屋のようなことをしていて配達をしていたが、別荘の住む人達からすすめられてお茶屋を始めたという。名物は静岡・掛川の深蒸し茶に京都・宇治のまったりとした甘みのある茶葉などを独自配合した煎茶「宝の誉」。飲み飽きないよう計算された逸品だ。
今後のラインナップを紹介。7/18は横浜・八景島、7/25は多摩センター、8/1はBIGな茨城を特集予定。
稲毛海浜公園内で長年親しまれてきた植物園「花の美術館」が今年「BOTANICA MUSEUM」としてリニューアル。デートスポットとして大人気になっている。世界で活躍するフラワーアーティスト、ヒカル・セイノさんがプロデュースし、より芸術性を高めた空間になった。自然環境の維持における苔の重要性を地球の血管として表現した作品「MOSSMOSS」や、夜になると光もアートの一部になり、植物たちが違った魅力を放つ。さらに「花人間」というプロジェクトが行われ、頭に花を生けることで自然と人が共生する大切さを発信している。花人間になって館内を歩けばあなたも植物やアートの一部。ファンタジックな体験ができる。
海岸沿いに連なる優美な松の木。昔ながらに松林が街を海風から守っている。かつて海岸沿いに生えていた松は埋め立てにより伐採されたが、市制60周年記念で市民に献木を呼びかけたところ、6000人もの応募があり見事な松林が取り戻された。
都内からもお客さんが訪れる有名寿司店「さかえ寿司」を紹介。昭和51年の創業当時は敷地が3坪でたった4席の小さなお店だった。現在は80席もの広々とした人気店となった。「お祝い事はこの店で」という地元民も多く、千葉の地魚を使った房総にぎりが人気。この日は勝浦の春子鯛などが登場した。社長・風戸正義さんは鮨業界のレジェンドで、ダボス会議後の日本食を広めるイベントに参加。海外の方の寿司の大会World Sushi Cupの会長も務めている。ウクライナから戦争に行って帰ってきた人たちが仕事ができないということで、指導してほしいという依頼があったという。寿司の技術がウクライナの人たちの助けになればと願っている風戸さんは握り寿司はもちろん世界で愛されそうな巻物も伝授した。
稲毛海岸で昭和39年に創業した理容室「ヘアーサロンオオクシ」。個人経営から法人化して大成長しCut Only Clubというヘアサロンをメインに系列店を60店舗も展開している。千葉県民にはおなじみの店だが、東京都民にはほとんど知られていない。というのも系列店はほぼ千葉県。千葉で局地的に有名なお店だが、全国区ではないことを知ると驚く千葉県民が多かった。原点であるヘアーサロンオオクシでは理容室ならではのメニューが人気。それが顔剃りを2回もする総合カットコース。1回目は1枚刃で毛の流れに沿った順剃り。2回目は2枚刃で逆剃りにしてツルツルにする。
稲毛の工業地帯の中に本社と工場があるお菓子メーカー「オランダ家」。看板商品はこちらの楽花生パイ。38店舗も展開する有名店ということで再び千葉駅前で調査してみるとおなじみの店だが、東京都民にはほとんど知られていない。オランダ家の店舗は千葉県のみに展開している。しかしやっぱり地元民は全国区だと勘違いしていた。鬼澤修社長は「千葉銘菓、千葉土産という発想でやって来たので、外に出る必要がなかった。」とコメント。千葉県産落花生100%で作った餡の最中も人気。郷土の銘菓はその土地でしか買えないから価値がある。千葉が誇る2つの会社は稲毛海岸が拠点となっている。
