- 出演者
- 一柳亜矢子 坂下恵理 加藤向陽
オープニング映像。
珠洲市の大谷小中学校で卒業式が行われ、地震を受けて地元を離れている子どもたちや、学校で避難生活を送っている住民らが出席し卒業生2人の門出を送った。式では上田辰美校長が卒業証書を手渡した。上田校長は「今は痛々しい姿だが美しい故郷の姿を忘れないでほしい」などと話した。前山陽菜さんは「15年間過ごしてきた大谷のことを忘れない」などと話し、中島來槻さんは「離れ離れになっても大谷のことを忘れないで」などと話した。学校によるとこの地区では当面は自宅に戻ることを断念し、金沢市などで暮らすことを決める家族も多く、児童・生徒は減る見通しだという。
能登半島地震で大きな被害を受けた建物のうち「全壊」や「半壊」などと認定された建物は「罹災証明書」などを提出して申請すれば自治体が所有者に変わって公費解体が行われる。これについて珠洲市は先月13日から仮申請を受け付けていたが、来月1日を目処に公費解体の本申請の受付を開始し、本格的に始めることにしている。珠洲市の泉谷満寿裕市長は「1週間でも1日でも早めたい」などと話した。珠洲市によると一昨日時点で市内では住宅以外も含めて計1万5,423棟の建物で全壊や半壊・一部破損等の被害が確認されている。石川県によると能登半島地震を受けた公費解体は、県内に19ある市と町のうち16で行われる見通しで、能登町や穴水町などは申請の受付が始まっている。
秋田県キッチンカー協会は能登半島地震発生から2ヶ月が経つ今も、避難生活が続く被災者を支援しようとキッチンカー3台の派遣を決め、今朝秋田市の商業施設の駐車場で出発式を行った。キッチンカーにはコンロなどが備わり、地元企業から提供された きりたんぽやねぎなど、約600食分のきりたんぽ鍋が詰め込まれている。また、発災直後と比べて手軽に食べられる食量が減っているという避難所からの情報を受けて、菓子パン100個も積み込まれた。石田隆一会長は「2か月経ったら支援が先細りになっているという話も聞いたので、少しでも元気になってもらいたい」などと話した。炊き出し支援は明日から2日間の予定で、明日は輪島市の避難所となっている中学校や公民館で、明後日は珠洲市の道の駅で行うという。
八幡平アスピーテラインの御在所ゲートの前で安全祈願祭が行われ、除雪作業を行う建設業者など約30人が参列した。神事に続いて神職が除雪車を祓って作業の安全を祈ると、早速除雪車6台がゲートをくぐって作業に取り掛かった。八幡平アスピーテラインは八幡平市と鹿角市を結ぶ約27kmの観光道路で、冬の間は積雪のため通行止めになり今年は4月15日に開通予定となっている。開通後は道路脇に雪の壁が続く雪の回廊を見ようと、毎年多くの観光客が訪れていたが、今年は暖冬で雪が少ないため、壁の高さは例年より低くなるとみられている。岩手土木センターの古館課長は「県内唯一の観光道路なので見に来て欲しい」などと話した。
釜石湾漁協の高澤友子部長と中谷地万惠子副部長が釜石市役所を訪れ、バザーの売上金と会場で募った能登半島地震被災地への義援金計5万円余を手渡した。平田女性部は先月、地域の集会所でワカメや持ち寄った衣料品や食器などを販売するバザーを開いたという。釜石市は受け取った義援金を日本赤十字社を通じて能登半島地震の被災地に送ることにしている。高澤部長は「何かしなければという気持ちになった」と話し、中谷地副部長は「自分たちもそういう思いをして気持ちが凄くわかる」などと話した。
香川県善通寺市にある「灸まん美術館」では、香川県出身の和田邦坊が描いた「成金」の風刺画をモチーフにした人形が人気を集めている。人形は3Dプリンターで製作しており、細かい造形に力を入れているとのこと。人形の監修を行った学芸員の西谷さんは、人形の人気について「お札を燃やすというとんでもない行為と、その行為をしている人物が憎めないニコニコ顔のおじさんであることが忘れられない存在になっているのでは」などと話した。現在は風刺画におじさんと一緒に描かれている女中さんのフィギュア化に取り組んでいるとのこと。
今日長野県・栄村では震度6強を観測した地震発生から13年を迎え、当時手書きの新聞で復旧状況を伝えていた村の職員の島崎佳美さんが栄小学校で講演を行い、児童らに災害時に住民が一丸となることが大切などの教訓を伝えた。
宮田村にあるウイスキーの蒸留所で、地元産の二条大麦のみを使用したウイスキー作りが行われている。先月下旬から始まった仕込み作業では麦芽を機械で砕いた後に温水を加え、麦汁を抽出していた。蒸留所で出来上がった原酒は樽で3年以上熟成し、今年のウイスキー作りは今月15日まで行われる。
与那国島で島を代表する民謡「すんかに節」を継承するために町民らが歌と三線を披露する催しが開かれた。すんかに節は昔与那国島に派遣された役人が島で出会った女性と名残惜し見ながら分かれる際の浜の情景を歌っている。
吃音を持っている大学生の藤原実緒さんが「号令に時間がかかる教室」として吃音に ついて知ってもらうための授業を行った。藤原さんは「学校で辛い思いをする吃音や障害をもつ子どもたちが安心して学べる環境を作りたい」と語っている。各地の教育現場では既に吃音を持っている人達が先生として活躍している。
ミャンマーでは3年前のクーデター以降、若者たちが国を出る動きが加速し、中でも技能実習の制度を利用して日本で働くことが人気。その条件となる日本語能力試験には去年7月に東南アジア最多の9万人が受験した。ミャンマーの最大都市ヤンゴンの人材紹介会社では秋から福井県内で働く実習生12人に福井での生活などを知ってもらう研修「福井クラス」が開かれた。クラスでは東尋坊や永平寺といった県内の観光地を紹介し、地図で場所を確認するなど文化や歴史を学んだ。実習生は「福井県で働くことを楽しみに待っています」と話した。職員は「福井に行きたいという気持ちを持って勉強してくれていると感じた。サービス業・小売り・介護の世界でミャンマーの人は力を発揮できるだろうと思っている」と話した。「福井クラス」は今年8月まで月2回開かれ、実習生たちは日本の食材で作れるミャンマー料理の紹介や、介護施設で高齢者が使う福井の方言などについて学ぶ。
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- ヤンゴン(ミャンマー)東尋坊永平寺福井県
県内で初めて電気自動車のバスが導入されるのは福井市の京福バスが運行する「すまいるバス」で市内の東西南北を走る4ルートで今月16日から走行を始める。新しいバスの外装は福井工業大学と福井高校の学生と生徒がデザインを作成し、バスのルートごとに赤・緑・青・グレーのそれぞれの色の車体に「すまいるバス」の表記がローマ字で描かれている。きょうは式典が行われ出席者たちが試乗した。試乗した人はモーターで動く電気自動車ならではのなめらかな加速を楽しんでいた。
アニメ「ゆるキャン△」はキャンプしながら各地を訪れる主人公の高校生たちの日常の姿を描いていて山梨県が主な舞台の1つとなっている。アニメの人気を受けて警察などは若者に自転車のヘルメット着用やSNSの安全利用などへの意識を高めてもらおうとアニメに登場するキャラクターが描かれたポスター・ステッカーなどの啓発グッズを作成。今後、日下部警察署管内の学校や市役所などに配られるという。
人口に占める65歳以上の高齢者の割合が44%超となっている丹波山村は高齢者など”交通弱者”の移動を支援しようと一般の道路を走ることができる電動車の導入を計画している。電動車はゴルフカートの形の7人乗りで営利目的でなければ普通自動車免許で運転できるという。きのうは地域おこし協力隊員・村の関係者9人が参加して運転担当者向けの講習が行われ、メーカー担当者から電動車の特徴や安全確認の方法などの説明を受けた後、実際に役場周辺を運転した。村はきょう~今月21日まで住民を対象に試験運行を行い、利用希望に関するアンケート調査を行った上で新年度から計画している本格導入に向けて運行方法などを検討することにしている。担当者は「試乗会の中でアンケートを取ってどこに行くのに使いたいとか声を聞きながらコースの設定はしていきたいと思っています」と話した。
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- 丹波山村(山梨)
愛知・長久手市の愛・地球博記念公園ジブリパークには、新たに魔女の谷エリアがオープンとなる。魔女の谷のみえる展望台も設置され、展望台は高さ20mから魔女の谷を一望でき、利用料は平日は無料で、土日休日は小学生以下が無料で中学生以上は150円となっている。宮崎吾朗監督の手掛けた翼のオブジェが設置されているのも特徴で、ソラに舞い上がるような写真を撮影することが可能となっていて、バリアフリーに配慮してモリゾーとキッコロの描かれたスロープカーも新たに整備されている。利用開始は今月16日からで、土日休日の利用は公園内の券売機で整理券を購入する必要がある。
お水取りの名で知られる奈良・東大寺の伝統行事「修二会」で使うたいまつが三重県名張市から東大寺へ運ばれている。例年は徒歩で運ばれていたが担い手の高齢化が進む中、近鉄の列車で今年は運ばれることとなった。名張市の近鉄赤目口駅から東大寺近くの近鉄奈良駅まで運ばれ、たいまつはそこからは歩いて運ばれている。