2025年9月1日放送 13:05 - 13:55 NHK総合

列島ニュース
大阪 日航機墜落事故40年 犠牲者に捧げた花

出演者
田代杏子 杉浦友紀 上岡亮 鹿島綾乃 佐々木智一 高橋広行 永井伸一 酒井良彦 坂下恵理 中原真吾 小原和樹 増村聡太 伊藤亮太 中野花南 
山形局 昼のニュース
市街地でクマなど相次ぐ 県は麻酔銃を扱える人材増やす

県内の市街地でクマの出没などが相次いでいることを受けて、県は市街地での捕獲に必要な麻酔銃の研修会を寒河江市で初めて開き、麻酔銃を扱える人材を増やす方針。県によると、クマやカモシカなどが出没した場合に市街地で利用されてきた麻酔銃を扱えるのは、山形市の獣医師1人しかおらず、緊急時や複数か所での出動が必要な場合の対応が課題となっている。研修会に参加したのは、新たに麻酔銃を使用する許可を得た鶴岡市で鳥獣被害の対策にあたる担当者や、東根市の獣医師など約50人。この中で、岐阜大学の淺野玄教授が講師を務め、麻酔銃から発射される「投薬器」が命中しても、薬はすぐに効かないので、命中した後の動物の動きに注意することや、「投薬器」には薬が残っている可能性もあるので、必ず回収するよう呼びかけていた。研修会は今年度中にあと2回行われ、麻酔銃の使用許可を得た2人が実際の現場で手順を確認するという。

列島ニュースアップ
日航機墜落事故 520人に生ける花

8月12日は空の安全を改めて誓う大切な1日とされている。40年前の1985年8月12日、日本航空のジャンボ機が墜落をして520人もの命が失われた。事故機は羽田から大阪に向かう便で、犠牲者の約6割は関西在住の方だった。その1人に大阪・堺市を拠点に生け花の花道みささぎ流の家元として活躍していた男性がいた。残された妻は夫の跡を継ぎ、生け花を通して命と向き合い続けてきた。この事故の後、どう生きたのか。40年間の歩みを辿った。悲しみの底にいた妻を支えたのが、12年余の夫との共同作業。裏方として振り回されながらも、あらゆる作品作りに関わってきた経験が思い起こされた。夫の無念を少しでも晴らし、流派を守っていきたいと、跡を継ぐ意志を固めた。そして妻は大量の花を抱え、大阪から毎月、御巣鷹の尾根に登るようになった。520人すべての墓標に花を生けるためだった。最初に生けたのは結婚式を控えた女性だった。ヤマブキの花を花嫁衣装のベールのように仕上げた。幼い子ども2人と母親に向けては、家族みんなを和やかな雰囲気で包みたいと、キクを敷き詰めカスミソウをドームのように広げた。亡くなった人たちに、残された人たちにも届く花をと、7年近い歳月をかけて100回以上の登山を重ね、全ての墓標に生けることができた。夫から引き継いだ花は、妻の手で地域の子どもたちにも広がっている。この日訪れたのは地元・堺市の中学校。今、中学と高校あわせて20校の華道部の生徒たちに指導している。あの日から40年、夫の墓標には本人が大好きだったユリを生けた。

(気象情報)
気象情報

気象情報を伝えた。全国のきょうの最高気温は13:40現在「高い順」を一覧で紹介。富山・富山が1番高くなっている。

(エンディング)
列島ニュース

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