- 出演者
- 池田伸子 伊藤海彦 田中美都
誰もがおいしい食事を。進化する”インクルーシブフード”をお届け。インクルーシブフードとは年齢や障害の有無にかかわらず、誰でも食べやすいように工夫された食べ物のことである。見た目が華やかで味もおいしくどんどん進化しているという。
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- インクルーシブフード
愛知県にある創業50年の料理店にて。最近提供を始めたのは「口福膳」というステーキやはまぐりなど9品が詰まったものでやわらかく食べやすいサイズで作られている。このメニューを作ったのは「日本料理かんさい」の店主・小島健一さんであり、知人の医師から高齢者でも楽しめる料理が作れないかと相談を受け取り組みを始めたという。他にも「うな丼」は皮がかたかったり小骨があると誤えんのものになるためすべてペースト状にして見た目を本物のうなぎに近づけたという。こうしたものを宅配サービスで提供し、悩みを持つ全国の人たちに届けたいと考えているという。
見た目は大事で器にもこだわったりすることで気分が上がってくるという。見た目が良くないと食べる気にもならないが、先ほどのうなぎに関しては味はほとんど変わらず歯を使わなくても溶けて飲みこめるようなやわらかさであるようだ。紹介したお店では障害のある子供のために作られた「お子様ランチ もぐもぐBOX」があったり横浜のフレンチ店では「真がきのジュレ」や東京・日本橋のイタリアンでは「めかじきのタルタル」があるという。またインクルーシブフードは誰でも手軽に作れることを目指した研究も進んでいる。
今月上旬に開かれた最新の福祉機器を集めた展示会。その一角にあったのはマグロやタコのおすしだった。これを作ったのは3Dプリンターであるという。例えばえびの刺身に関しては生ものの提供が難しい介護施設などのためにえびの風味が入った調味料や食用のゼリーなどから作っているようである。この3Dプリンター最大の特徴はやわらかさを自在に調節できることだという。さらに10倍以上の速さで調理できる3Dプリンターも開発し、素早く沢山の食を提供できれば介護現場の負担を減らせると考えているとのこと。
3Dプリンターはどんどん速度が上がっており、栄養素も同じにでき足りない栄養素を多く入れることもできるのだという。アレルギーがあっても同じような味を楽しめるように、アレルゲンを取り除くことも考えていきたいとのことである。
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フードロスなどの話もあって非情に参考になる話も多く、楽しく出演させていただいたと三輪誠司さんは話した。食の未来を考える1週間でもあったとのこと。
関東・甲信越の気象情報を伝えた。