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- 片山智彦
物流業界の人手不足が深刻になる中、加工食品や乳製品などを扱う大手メーカー9社は、ドライバーが商品を納入する際の条件を緩和したり、共同配送を行ったりするなど新たな取り組みに向けた協議を始めると発表した。まずスーパーやコンビニなど発注側の業界に対し、1回の配送でより効率的に運べるよう発注の単位を大きくすることや、納品までの時間をのばすなど配送条件の緩和を共同で求めることにしている。そのうえで2030年をめどに配送に使うトラックや倉庫などの物流拠点を共有し9社で共同配送を行うことを目指していて今後、具体的な方法を協議する方針。
広島と長崎に原爆が投下されてから来年で80年となるのに合わせて、核兵器廃絶に向けた機運を高めようと、被爆者や市民などで作る団体が来年2月に東京で国際フォーラムを開くことになり、核兵器廃絶を目指す被爆者や市民などで作る一般社団法人核兵器をなくす日本キャンペーンがきょう都内で会見を開いて明らかにした。来年2月8日と9日の2日間、東京の聖心女子大学で開催するという。国内外の政府関係者や有識者などを招待し、核兵器の非人道性や被爆者の援助などをテーマとした講演会やディスカッションを行うほか、被爆の実相を伝える展示などを予定しているという。
中谷防衛大臣は就任後初めて米国のインド太平洋軍のトップ・パパロ司令官と会談し、自衛隊と米軍がそれぞれの指揮統制を向上させて日米同盟の抑止力と対処力を強化していくことを確認した。
総理大臣官邸は5日、旧ツイッターのXで石破総理大臣が石川県能登地方を視察したことを投稿した際、「決意を新たにされました」などと敬語を用いて投稿し、その後、「決意を新たにしました」などと修正した。これについて林官房長官は「SNSの発信にあたっては内閣広報室で確認して投稿している。本件を受けて私からも改めて適切な情報発信を行うよう指示した」と述べた。
気象情報を伝えた。
第214臨時国会は、先週召集された。4日に、石破総理の所信表明演説が行われ、きょうは衆議院で、あすは参議院で各会派の代表質問が行われることになっている。日本維新の会・教育無償化を実現する会の馬場伸幸による代表質問。馬場氏は、総理になる前の自民党総裁の立場で、次期衆議院選挙を10月27日投開票の日程で行うと表明し、明後日、衆院解散の予定となっている、国会で正式に選出される前に、総理の伝家の宝刀を抜くとは、国会軽視であり、総裁選での発言と矛盾しているなどと指摘し、憲法7条に基づく解散については、時の政権に有利になるため憲法の趣旨に反すると否定的な見解を示していたのに、なぜ豹変したのか、このような有り様で、自民党の裏金問題で失った国民の政治への信頼を取り戻すことができると考えているのかなどと質問した。馬場氏は、予算委員会を開くことが必要である、能登半島の豪雨災害に対応するための補正予算編成も無視するのか、国際情勢が混沌とするなか、衆議院議員不在の政治空白を作っていいのか、総理の変説は、本質は変わらないという自民党政権の実態そのものではないかなどと質問した。馬場氏は、自民党は、裏金問題について、再発防止と政治不信を払拭するための法改正だけでなく、実態解明と当事者の処分も実施すると明言してきたが、これらは今もうやむやのまま、総理は解散総選挙に突き進んでいる、このことに抗議するなどとした。
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- 保守政治家 わが政策、わが天命元日公明党国会議事堂国民民主党志位和夫政策活動費教育無償化を実現する会日本共産党日本維新の会玉木雄一郎石井啓一石川県線状降水帯能登半島自由民主党自由民主党総裁選挙衆議院議員総選挙
日本維新の会・教育無償化を実現する会の馬場氏による代表質問。政治とカネについて、馬場氏は、裏金問題で、衆参両院計72人の議員が政治倫理審査会への出席を拒んでいるが、出席を促す考えかどうか、総選挙では、裏金に関与した全員を非公認とするべきではないか、自民党も政治不信を一掃するために、日本維新の会のように、政策活動費を廃止する方針を明確にするべきではないかなどと質問した。馬場氏は、総理は自民党幹事長職にあった平成24年9月から平成26年8月にかけ、計72回、総額17億5050万円を政策活動費として受け取っている、その内訳を自主的に調査・説明してはどうか、金権体質を根本的に浄化するには、企業団体献金の禁止が不可欠だとして、総理の見解をただした。馬場氏は、国会議員の定数削減について、自民党はいつまで問題を引き伸ばすのか、日本維新の会が4日に提出した、比例代表選出議員の定数を2割削減する改正法案を可及的速やかに可決するべきではないかなどとし、旧文書交通費について、総理が総裁選当選後、何が使途として認められるか、与野党で合意すれば公開すると発言していたが、まず公開してから、使途を決めるのが筋ではないか、総理自身は自主的に領収書を公開する考えはあるかなどと質問した。
馬場氏は、子ども・子育て支援金について、財源確保のための社会保険料増額や増税を一旦凍結し、予算精査や事業見直しをやり直すべきではないかなどと質問した。社会保障について、馬場氏は、年々増大する社会保障費を具体的にどのように抑制していく考えか、社会保険料を下げることで、現役世代の負担を軽減し、世代間格差を解消することこそ、政府が解決すべき課題ではないかなどとし、総理の見解をただした。マイナ保険証について、馬場氏は、国民の忌避感が強く、12月の健康保険証とマイナンバーカードの一体化への円滑な移行が危惧される、マイナ保険証をもたせることが目的となり、搭載される医療情報が限定されている現行の制度設計は医療DXのプラットフォームとして嘆かわしい状況、マイナ保険証への移行は実施されるか、国民の健康などに資する制度を構築することが不可欠ではないかなどと質問した。
馬場氏は、年金制度について「人口減少が加速する今、年金は現役世代の安心感よりも負担感をましていると思うがどうお考えか?時代に合う年金、医療の仕組みを再構築すべきと考える」などと質問。
馬場氏は、地方創生について「総理は地方創生担当大臣を2年務めたが、これまでにどのような成果があった?。東京一極集中の流れを反転させる効果はなかった。これまでの取り組みのどこに問題があった?。地方創生推進交付金がどの用に使われたか徹底的に検証するべき」などと質問。
馬場氏は物価高対策について「低所得者向けの給付金も高齢者に変調し、必要な人に届く政策ではない。すべての国民に直接還元されるような形の支援に転換すべき。」などと質問。
馬場氏は規制改革について「ライドシェアが導入されたが運行管理はタクシー事業者にしか認められず時間や地域も限定され名ばかりライドシェアと言わざるを得ない。所信表明では改革のキの字にも触れずじまい。規制改革に本腰を入れて取り組む覚悟はないのか?」などと質問。
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- 2025年日本国際博覧会
馬場氏は北陸新幹線について「北陸新幹線の整備事業では空白となっているルートについて国交省は当初想定した建設費は2倍以上の5兆円超まで膨らむと試算。工期も最長約28年と当初の15年から大幅に伸びると見込んでいる。ルート変更も検討する可能性はあるのか?」などと質問。
馬場氏は外交・安全保障について「中国、ロシア、北朝鮮を隣に抱える日本の安全環境は厳しさを増している。日本有事に直結する台湾有事は総理の総裁任期中の2027年までに起きるとの観測が強まっている。国民を守り抜くための万全な防衛対策をいかなるタイムスケジュールでひいていくのか?中国、ロシア、北朝鮮の脅威に対して日本は毅然とした報道や対抗措置を取っていく考えはあるのか?」などと質問。
馬場氏は憲法改正について「前総理が憲法改正を出来なかった最大の要因は都合よく先送りし続けているから。このような現場を打開する覚悟はあるのか?」などと質問。
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- 岸田文雄
石破総理は衆院解散について「国民の意思を確かめる必要があるとし解散の判断をした」などと述べた。政治とカネについて石破総理は「不記載があった議員については適切な方法で地元の理解が得られているかどうかを判断していく」などと述べた。政策活動費について石破総理は「共通のルールにのっとって透明性を高めていくことが必要と考えている」などと述べた。企業・団体献金について石破総理は「十分議論する必要あると考えている」などと述べた。
石破総理は子ども・子育て支援金について「支援金は今月から拡充されている。」などと述べた
石破総理は社会保障制度について「高齢者を含め全ての世代の方がその状況に応じて支えあい必要な給付が受けられる全世帯型社会保障の構築に取り組んでいく。」などと述べた。
石破総理はマイナ保険証について「マイナ保険証が利用できない方も確実に保険診療が受けられるよう資格確認証の活用も図っていく」などと述べた。年金制度について石破総理は「年末に向けて制度見直しの議論を進めていく」などと述べた。
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2024年10月4日(14:00)