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川内委員は「高額医療費制度の引き上げについて報道が出る直前に総理は11月8日に行われた全世代型社会保障構築本部で挨拶をしているが、高額医療費制度の引き上げが必要だという考えをもって挨拶をしたのか」、「引き上げについて患者ら当事者にヒアリングを行わないで方向を決めていったのは議論が不十分だといえるのではないか」、「厚労省の審議会で最大15%でシミュレーションしている一方で1月23日に報告事項で決めた時は73%の引き上げ幅としたのは議論に不備があったと言わざるを得ないのではないか」など質問し石破総理は「担当閣僚に人口減少の中で全世代が活躍できる社会保障制度を構築するための検討を指示し、あくまで検討を含めるよう指示したもので決め打ちをしているものではない」、「最終的に総理が決めるものではあるが、高額医療費制度が瓦解することだけは避けなければならないことから、財政など現実的な部分も考えて決めていかないといけない」など答え、福岡厚生労働大臣は「過去の例からも直接患者などにヒアリングを行ったというものはなかったので審議官らとの検討にとどまっていたが、今回国会などからいただいた不十分だという声を受けて患者らのヒアリングなどを行ったもので、今後の見直しでもこうしたことを続けるか検討していきたい」、「患者団体からの要望を受けては事務方また私自身からも総理に報告させていただいている」など答えた。
立憲民主党・近藤和也議員の質疑。ウクライナ侵攻を巡る米・トランプ大統領とロシアの交渉の評価等について、石破総理は「具体的な停戦の中身については承知をしていない。ただ、今ウクライナで起きていることはいずれ東アジアでも起きるかもしれないことを念頭に置いて対策を進めている」などと話した。
食料安全保障について。近藤議員は備蓄米放出の判断が遅かったのではないかとし、江藤農水相は「農水大臣としてやってはならないことは農家の営農意欲を削ぐこと。備蓄米放出で米価が急落するかもしれないなどと悩みながら放出を決断した。備蓄米放出の決断は簡単なことではないことをご理解いただきたい」などと話した。
エンディング映像。