- 出演者
- 栗原望 油井秀樹 酒井美帆
オープニング映像と酒井さんのあいさつ。
アメリカ・ニューヨーク市の図書館に返却された1冊の本。返却期限は1933年。90年前だった。本は写真で妻と一緒に写っている男性が借りたもの。遺品を整理していた義理の娘が発見し返却することにした。図書館側はこれを歓迎。延滞料は1日20セントで6400ドル、95万円あまりになる計算だが、この図書館では上限5ドルに設定していて、それも免除したという。
11月17日は、ローマ・カトリック教会の貧しい人のための日。フランシスコ教皇は、1000人あまりをバチカンに招いてランチを一緒にとった。路上生活者や困窮する家族とともに、トランスジェンダーの女性たちも招待。女性たちはコロナ禍で教会の支援を受けていた。ローマ教皇庁は、混乱をもたらさない限りトランスジェンダー関する洗礼を認めるとしている。
イギリスの最も孤独な羊。スコットランドの崖の下で2年間立ち往生していたところ、ようやく地元の農家の青年たちに保護された。助け出された時、重さ9kgの毛を刈りとった。フィオナと名付けられた羊。世界中から注目されたことなどどこ吹く風といった様子。
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- スコットランド(イギリス)羊英国放送協会
世界最大の自動車輸出国の座が日本から変わろうとしている。今年の9月までの輸出台数は、日本が318万台に対し、中国は338万台。このままいけば、中国が初めて世界最大の自動車輸出国になることがほぼ確実。最大の要因は、世界的に進むEVの市場拡大。マークラインズによる世界のEV販売台数トップ5には、中国メーカーが並んでいる。中国メーカーが今輸出を伸ばしているのが、脱炭素社会に向けてEV普及を進めるヨーロッパだ。
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ストックホルムの一等地に今月、中国大手「吉利自動車」の高級EVブランド「ZEEKR」のショールームがオープンした。傘下「ボルボ」の本社があるスウェーデンにヨーロッパ初の販売拠点を置いた。展示されているのは全てEV。売りは、ドイツなどの大手メーカーと競合する高級モデルの2車種。ヨーロッパ仕様にこだわった。デザインは、かつて「フォルクスワーゲン」に在籍し、数々の人気車種を生んだデザイナーが手掛けた。スポーツカータイプの価格は1000万円前後と、ヨーロッパの競合モデルとほぼ同じ水準だが、航続距離などの性能は上回っているとして、メーカーは販売拡大に自信をみせている。ヨーロッパ向けEVの販売に、中国・浙江省にある工場の撮影が特別に許可された。工場内では人の姿がほとんど見えない。部品を運ぶのは自動搬送機。これにより物流の効率は30%向上したという。溶接の工程では、700台以上のロボットが休みなく動き続けていた。こうした工作機械や製造ラインは、全て5Gの高速通信で接続。組み立て・溶接・塗装・品質チェックなど、あらゆる工程で徹底した自動化が進められている。最先端の工場で作り出されるEV。価格競争力を維持しながら性能の向上につなげ、ヨーロッパ市場を狙い撃ちする戦略だ。こうしたEVメーカーを後押ししているのが、中国の習近平指導部。「自動車強国」を掲げ、EVの製造・販売に手厚い補助金を支給してきた。中国勢の攻勢に危機感を強めるヨーロッパ。先月、EUは「中国製のEVが国からの補助金で価格を不当に安く抑えている」として、調査に乗り出したと発表。結果次第では関税の上乗せなども検討されるとみられている。フランスの大手自動車メーカー「ルノー」は、急速に技術力を高める中国メーカーに対し、警戒感を隠さない。こうした懸念に対し、「ZEEKR」は価格ではなく正々堂々性能で勝負していくと強気な姿勢。ヨーロッパでの販売を拡大し、世界での販売台数を2年後には、去年の9倍以上の65万台に増やす計画だ。
北京から中継。ヨーロッパへの輸出拡大に力を入れる理由は。1点目は急速なEV需要の拡大、2点目は国内需要の伸び鈍化、3点目はアメリカとの対立。警戒するEUに対し、中国政府やメーカーは、公正な競争をしていてやましいところはないと強気の姿勢を示している。中国側としても仮に市場から閉め出されるようなことになれば自動車強国の実現が危ぶまれる事態になるだけに、今後落とし所も探っていくことになるのではないか。中国メーカーの海外での攻勢は当面続くと思われる。取材した「ZEEKR」だけでなく、中国最大手の「BYD」も、ヨーロッパでは高級モデルを展開している。まずは高級EVでブランドイメージを高めたうえでボリュームゾーンの価格帯で勝負していくという狙いもあるのではないか。各社が一斉に海外戦略を強化して投資を急速に拡大している状況で、仮に販売が伸びなければ大きなリスクになりかねないという指摘も出ている。中国メーカーは東南アジアにも進出を加速させている。東南アジアは日本の自動車メーカーの牙城とも言える市場。日本メーカーとしてはシェアを失う恐れもあり、どう対抗していくのかが問われている。
OpenAIがXでサム・アルトマン氏がCEOに復帰することやほかに3人の取締役を決めたことで合意した。OpenAIの取締役会は17日、CEOだったアルトマン氏を解任していて生成AIのサービスを急速に拡大するアルトマン氏とAIの安全性を重視する取締役会を重視するメンバーとの間で激しい議論があった可能性が指摘されている。混乱した会社経営が正常化するかが課題となっている。
株と為替の値動きを伝えた。
国際報道の番組宣伝。イギリス難民申請者移送政策の波紋。
栗原さんらが挨拶をした。