- 出演者
- -
開業67年目を迎える東京タワーは、2025年インバウンドに人気の観光スポット第1位。東京タワーの建設期間は、1年3か月。東京タワーが完成したのは1958年で、翌年の皇太子ご成就パレードを安定した電波で生中継するために短い期間で完成させなければならなかったと言われている。
東京タワーを造った偉人1人目は、黒崎三朗さん。黒崎さんは23歳の時、鳶職人の中心として活躍していた。当時は安全の取り決めがなくヘルメットも命綱もなしで、工期の途中から着用するようになった。命綱は行動が制限されてしまい、納期に間に合わないと作業していたという。巨大な鉄骨をウインチで吊り上げ、約60人の鳶職人が手作業で組み立てる。800℃のリベットを建設中の高所でも投げて受け渡しをしていた。黒崎さんは、40m下のコンクリートに落下し九死に一生を得て1年ほどの入院で完治した。
東京タワーの設計者・内藤多仲さんは「耐震設計の父」と呼ばれ、日本で初めて耐震壁を生み出した人物。風の影響を受けるため壁を作れない塔の設計では、三角形で組んだ四角形を耐震壁の代わりとしたという。こうした多仲さんを始め22万人の職人が協力した結果、1年3か月という短期間で東京タワーは完成したという。
草食動物の生き残り戦略を学ぶ。キリンの首が長くなった理由について、最新研究で分かった新説があるとのこと。
キリンの首が長い理由について。キリンのオスはメスを巡って長い首をぶつけ合って戦うといい、首が長い方がメスを手に入れる確率が高いとのこと。首が長いオスがメスと結ばれて子孫を残していった結果、首が長くなったという説が近年発表されたとのこと。さらにサバンで天敵を早く見つけるために首が長くなったとも言われている。
ゾウは野生ではライオンを撃退するほどの凶暴さを持ち合わせ、専門家の間では動物界最強とも言われている。ゾウは犬の2倍の嗅覚があると言われていて、地面の中の水を探し出すこともできるという。鼻はすべて筋肉でできていて、数百キロのものを持ち上げることができる。自然界ではこの鼻で天敵を撃退している。さらにゾウは非常に知能が高く、訓練次第では人間の言葉が理解でき、ゾウ使いの指示で絵を描くことができるという。市原ぞうの国では「かわいい」「すごい」など客からもらう言葉は全部わかっているということ。サッカーもできるということでゆめ花ちゃんがサッカーを披露してくれた。
ゾウの驚きの能力。ゾウは足の裏で30~40km先の振動を感じ取って危機を察知することができる。ゾウのゆめ花ちゃんはショーの最中に突然お母さんの元に駆けていってしまったが、そのあとに東日本大震災が発生した。ゆめ花ちゃんがパニックになりそうだったため、大人のゾウが皆で取り囲んで安心させたのだという。ゾウは絆が深く、仲間意識がとても高い。
国立科学博物館は日本最古の博物館で、約2万5000点の標本・資料を展示している。ゾウの進化が分かる展示スペースを紹介。今ほど大きくなかったゾウの祖先だが、自然界を生き抜くために大きくなった。首が長いままだと大きな頭を支えられないため、首を短く進化させたと言われている。
石井幹子さんは、レインボーブリッジや姫路城など日本にライトアップという文化を根付かせ、エッフェル塔やコロッセオの記念イベント照明を手掛けるなど世界で活躍している。
世界的照明デザイナーの石井幹子さんが明かす東京タワーライトアップ秘話。東京タワーができた当時はフチだけに照明がポツンポツンとあった。1989年石井さんの手によってライトアップされるが、ライトアップが始まったのは人気復活のため。当時、東京都庁や池袋サンシャインシティなどで無料で展望台に上がれたため、東京タワーの展望台に人が少なくなったため、人気のある建物にしたいとライトアップが始まったという。日本の文化は季節に寄り添っているため、夏と冬で照明の色を変えたという。横の方から光を当てると外に拡散して漏れてしまうので、鉄骨の中に照明を仕込み内側から照らすことで独特な透け感があるという。「電気のムダじゃないか?」とかつて言われたが、東京タワーを見て「照明ってこんなに効果あるんだ」と思ってくれた人が多く、石井さんにとっては照明の効果を証明したのが東京タワーだという。