- 出演者
- 島本真衣 大下容子 松尾由美子 佐々木亮太 久保田直子 中室牧子 藤崎一郎 林美桜 水越祐一 柳澤秀夫 仁科健吾
囲碁・杉内寿子八段(97)が最年長対局記録を更新した。東京・日本棋院で午前10時から森田道博九段と対局を開始。これまでの記録は杉内八段の夫・杉内雅男九段の97歳と13日で、寿子八段が約1カ月更新した。杉内八段がこの対局に勝てば「最年長勝利記録」も更新となる。
韓国で4年に1度の総選挙が行われた。結果は与党大敗で日韓関係にも影響を及ぼすことが懸念される。開票結果は与党・国民の力などが108議席、野党・共に民主党などが175議席。疑惑が次々と発覚したことから玉ねぎ男の異名で呼ばれていた祖国革新党代表のチョ・グク元法相と長ネギの値段を巡る発言で庶民感覚がわかっていないと批判されている尹大統領の選挙戦の結果はいかに?
Believeの番組宣伝。4月25日木曜9時放送。
尹錫悦大統領はスーパーを視察した際、特売で大幅に値引きされた長ネギの値段を合理的と言ったことで物価を知らないと批判が集中した。選挙期間中には抗議の意味を込め長ネギを掲げる人の姿が多く見られた。文在寅政権時の法相でむいてもむいても新たな疑惑が発覚したことから、玉ねぎ男と呼ばれ失脚したチョ・グク氏。検察に起訴され裁判で係争中ながらも、自らを代表とした新党を立ち上げ長ネギがはみ出したハンドバッグを持つなど尹大統領への批判を繰り広げていた。一方、与党の国民の力は投票日前夜、巨大な投票用紙を持ち出し投票を呼びかけるパフォーマンスをするも結果は与党の惨敗。チョ・グク元法相の新党にも12議席を奪われた。さらに尹大統領のもとで外相として日韓関係の改善に尽力したパク・ジン前外相も落選。この結果は今後の日韓関係にどう影響する!?。
韓国総選挙についてスタジオで解説。総選挙後の議席数は定数300。与党・国民の力などは108議席、共に民主党などは175議席。その結果、野党が単独過半数を超えて与党は敗れた結果。今回、躍進を遂げた政党はチョ・グク氏の新党・祖国革新党は比例区だけに候補者を擁立し12議席を獲得。共に民主党と祖国革新党が仮に協力体制を取った場合、合わせると187議席。180議席を超えると法案の単独上程ができ法案採決に非常に有利になる。チョグク氏といえば公文書偽造などの罪で1審、2審で2年の実刑判決を受けて上告中。仮に最高裁で実刑が確定すると失職となり同じ党の候補者が繰り上げになる。辺真一氏によると「韓国ドラマで1番人気のテーマは”冤罪による復讐”。チョ氏は夫人も4年の実刑を受けるなど検察の過剰な捜査による被害者と感じている国民も多く今回の選挙で同情を集めた」と分析している。また辺氏は与党内での内紛の可能性について「惨敗の原因は尹大統領の不人気にあるのは明白。今後、与党内で大統領派と反大統領派の内紛が起こる」と分裂の可能性を示唆。日韓関係については「予算審議などで野党の反対にあうため、徴用工訴訟問題の解決や日米韓軍事連携など、尹大統領が進めてきた対日政策にブレーキがかけられる可能性もある」という。
桜のトンネルをくぐり駅へと停車したのは石川県の”のと鉄道”。能登半島地震で線路などが被害を受けたため運休していたが今月6日に全線で運転を再開。桜と列車の共演が実現した。春を迎え少しずつ取り戻す日常。
先月23日、日本武道館にいたのは、七尾市の体育館で避難者のサポートを行っていた山本直樹さん。春、息子の「嵐さん」が東京の大学を卒業したため、卒業式を見に七尾市の避難所から駆けつけた。息子さんは都内企業に就職しスポーツトレーナーとして今月から働き始める。能登半島地震からきのうで100日。被災地の現状は…。
元日の地震発生から100日が経過した石川県七尾市では、いまもなお損壊した家屋などの修復・解体が進んでいない住宅が残っており、住民らによる片付け作業が続いている。こうした中、住民の助けとなっているのがボランティアの存在。これまでに災害ボランティアに応募してきた人数は6万人を超え全国各地から集まってきているという。そうした中、避難所で生活している人たちはいまどうしているのか。以前番組が取材した七尾市・田鶴浜体育館に避難していた山本さんは、避難者数が減ったことで避難所が統合されることとなり、先月3日から七尾市の別の避難所で生活しているという。山本さんが生活する部屋には同じく以前田鶴浜体育館で避難しているなどコミュニティで集まれるよう配慮されているが「プライベートはないかな」と話す。また、山本さんは富山に本社のある建設関係の会社に勤めており、被災前は自宅から通っていたという。2月から仕事に復帰したが、山本さんはすぐに会社に直談判したことがあるそうで、「住宅の再建が進んでいない現状をなんとかしたい」と、七尾市に支店を作るよう頼み込んだという。会社もそれを快く了承し、七尾支店の開設が進められることに。山本さんは「今後も地域の人に寄り添う活動を続けていく」と話す。100日以上が経ちいまだ続く街の復旧作業。時間がかかっている理由はどこにあるのか。
ここからは「被災者支援のあり方検討会」座長で跡見学園女子大学教授の鍵屋さんに解説いただく。能登半島地震から3か月、復旧の遅れが目立つワケは。1つ目は「進まぬ倒壊家屋の解体作業」背景に深刻なボランティア不足か。2つ目は「需要に追いつかない仮設住宅建設」未来を見据え進める”石川モデル”とは。石川・七尾市「田鶴浜地区コミュニティセンター」前から中継。七尾市では多いときで一時避難所は32か所あったが、統合・縮小が進み現在は7か所・256人が避難所生活を続けている。市によると5月末頃には全ての避難所を閉鎖予定だという。コミュニティセンター前では現在仮設住宅の建設が行われており、ここでは66戸のプレハブの仮設住宅が5月中旬に完成予定。山本さんに現状を聞くと「100日経っても正直被災状況は何も変わっていない。ずっと避難所にいたので、家の片付けがなかなかできない状況だったが、少しずつ震災ゴミとして出しているところ。今後は家族と話をして解体する方向で検討している。小さな家を建てれれば良いかなと思っている。前回2月に当選するかなと思って出した仮設住宅の申請が落ちて、いまは避難所の向かいに作られていて、抽選を待っているところ。近所の人からは自分での解体方法などを聞かれることが多い。コミュニティは保たれているのでまだ良かったと思う。生活はしやすいと思っている。解体が進まない理由は人手不足ももちろんあるが、解体しづらい所もたくさんあって、そういうところがネックになっているんじゃないかと思う」などと話した。
能登半島地震の避難者の数は、ピーク時は約3万4000人だったが、9日午後2時時点では6328人となっている。また、現在も約6150戸が断水状態にあるという。生活再建に向け、倒壊家屋の解体が問題となっており、石川県内で確認されている倒壊家屋は約7万6000棟だが、解体実施数は約138棟のみとなっている。申請に基づき、被災した家屋を自治体が所有者に代わり公費で解体・撤去する公費解体が今月から本格化しており、来年10月までに推定約2万2000棟の解体を完了することを目標としている。解体には所有者の立会や同意が不可欠となっているが、所有権が移転されていなかったり、1つの建物に複数の所有者がいたりと、手続きに時間がかかっている。また、インフラ復旧の遅れによりボランティアを事前登録にしていたことなどから、災害ボランティアの不足も深刻化しているという。馳知事は、現在はボランティア受け入れ体制が整ったため、さらなる派遣を進めたいとしている。スタジオで鍵屋さんは「広域避難をしているので、住民主体で復興を考えるのが難しい状況にあるんですよね」、柳澤さんは「ボランティアに依存する割合が多すぎる気がします。本来はこれは行政がやるべきなので、善意で無償のボランティアが復興の主となっているのどうかなと思います」などと話した。
今回の能登半島地震で自宅が全壊・半壊の被害に遭ったのは、石川県だけで2万3595軒となる。仮設住宅の建設が急いで進められているものの、希望者全員が入居できない現状となっている。こうした中、番組は仮設住宅に移り住めた人を取材した。
石川県の完成した仮設住宅は1808戸で、入居申請は約8300件にのぼる。また、2年間しか住めず、入居者から不安な声があがっている。石川・七尾市の仮設住宅はバリアフリーを意識した作りとなっており、宮城県から来たボランティアがレトルト食品などの物資を届けているという。石川県は、「石川モデル」という新タイプの仮設住宅を建設予定だという。
ふるさと回帰型「石川モデル」とは?特徴は…木造戸建てで基礎がコンクリートのため断熱性などに優れる。工期は2カ月で完成から2年間は無料。市町営住宅に転用され地元に長く住み続けられる(購入も可)。課題も…市町営住宅のため土地選定や所有者との合意に時間がかかる→結果、入居まで時間がかかることも。「石川モデル」を進める背景には人口流出がある。鍵屋さんは「長期的な町作りにもつながる、非常に優れたモデルだなと考えています」、中室さんは「人口流出を止めるのに一番必要なのは将来世代に対しても確実に受益が及ぶような事業にすること。そうじゃないと若い人はここに定住しないですから」などと話した。台湾の迅速な対応について鍵屋さんは「官民連携が実に上手にできている」などと話した。
「ザ・ニンチドショー」番組宣伝。
エンディング。