アメリカ軍がイランの核施設を攻撃。中東情勢は新たな段階へ。ポイント1：アメリカの軍事介入で報復の連鎖が激化、イランは核開発の継続を明言。ポイント2：イランはアメリカ軍基地の攻撃も示唆、中東全域に戦火拡大の懸念も。攻撃から一夜明け、イランが次にどんな行動に出るのか、その結果、戦争が拡大するのかという点にメディアの関心は集まっている。国防総省は今朝、作戦の概要を明らかにしたが、地下の核施設はバンカーバスターで確実に破壊できたのか、アメリカが攻撃しなければならないほど、イランの核兵器開発は進んでいたのかという疑問も、ここにきて浮上している。アメリカは過去20年、中東での戦争で疲弊したから、事態が泥沼化することへの懸念が国民にはある。攻撃の前の先週時点の世論調査を見ると、イスラエルとイランの紛争に介入すべきではないと答える人が6割にのぼった。仮に事態が短期間で収束するなら、イランの核開発を阻止した力強い大統領としてトランプ氏の支持が跳ね上がる可能性もあるとは思う。ただトランプ氏の岩盤支持層は、海外の紛争に介入することに否定的だから、泥沼化すればトランプ氏への批判が高まることは避けられない。トランプ氏はきょう、イランの攻撃を憲法違反だと批判した共和党の議員を、SNSで「負け犬」だとこきおろし、選挙で対抗馬を立てると恫喝をした。先行きの展望が見えないだけに、苛立っている様子もうかがえる。今後、トランプ政権はとにかく早く収束させたいというのが本音だと思われる。イランから報復されたらやり返さざるを得ないため、きょうバンス副大統領とは「イランとは戦争していない。戦っているのはあくまで核開発計画だ」と言って、自制を促してみたり、ルビオ国務長官は「イランがホルムズ海峡を封鎖したら、湾岸諸国から大量に原油を輸入している中国が黙っていない」として、中国の影響力の行使に期待する発言までしている。イランの出方次第のこうした発言は、政権として今後の展望、出口戦略が必ずしも明確でないことの表れと言えるし、イランへの攻撃に踏み切った以上、事態が泥沼化しない保証はないと言える。あたかもイスラエルに乗せられるような形で、この10日ほどで状況が大きく変わったが、ワシントン・ポストは歴代のどの大統領もためらってきたイランへの攻撃の、この結末を予測することは困難だとして中東の歴史の分水嶺になるのではないかという指摘をしている。

アメリカのイラン核施設への攻撃はどのように受け止められているのか。中東各国からは非難の声が上がっている。アメリカがとった措置は紛争を拡大する危険性があり、国際法や国連憲章に違反しているとの声が大半。さらに軍事的な解決ではなく、政治的な解決や外交交渉こそがこの危機を解決する唯一の道だとして、自制を求める声も高まっている。これまでも中東では、パレスチナ・ガザ地区での戦闘でイスラエルに武器供与をするアメリカへの批判の声は多くあった。今回の核施設への攻撃によってアメリカとイスラエルとの繋がりがより強調された形で、中東で反米感情がさらに高まる可能性もある。イランはアメリカから攻撃を受けた場合は、中東にあるアメリカ軍基地を攻撃すると警告してきた。イランはイスラエルの攻撃により施設が破壊され攻撃能力が落ちているという見方もある。一方でイラン政府はホルムズ海峡の閉鎖を議会で決定したとされる。

アメリカ軍は指定した期日を待たずして攻撃に踏み切っている。22日、アメリカ本土からB2戦略爆撃機が出撃し、地下貫通弾「バンカーバスター」14発がイランの核施設を攻撃した。トランプ大統領は「イランはいま和平を結ばなければならない。そうしなければこの先、攻撃ははるかに大きなものになるだろう」とコメントしている。イランは高濃縮ウランを事前に別の場所に移していたという。イランの原子力庁は詳しい被害は明らかにしていないが「核開発は止まらない」と表明している。イランはイスラエルに20発以上の弾道ミサイルを発射。イスラエルは戦闘機約30機でイランの軍事施設を空爆（時事通信社）。慶応大学総合政策学部教授・神保謙は「アメリカは主導権を取り戻すというインセンティブがあったのでは」とコメント。アメリカのニューヨークタイムズは「完全には核施設は破壊されていない」と報じている。ニューヨークタイムズはハメネイ師が後継者候補3人をすでに決定していると報道している。拓殖大学の野村明史准教授は「内部からクーデターが起きるのを抑止する狙いがあったと思う。また息子を暗殺対象から外したかったのでは」とコメント。ジャーナリスト・増田ユリヤは「こんなに早く攻撃を始めるとは」とコメント。経営コンサルタント・田中道昭は「軍事的には成功といえる。必ずしも戦術的な勝利は戦闘機な勝利を保証しない」とコメント。イランはアメリカ軍基地の攻撃を示唆している。イラン革命防衛隊は「侵略者（アメリカ）は後悔する」と声明を発表。イラン国営テレビは「中途地域にいるすべてのアメリカ市民とアメリカ軍は正当な標的になった」と伝えている（ロイター通信）。イランは過去にもアメリカ軍基地を攻撃したことがあl，ソレイマニ司令官が殺害されている。イスラム組織ハマスは「イランの領土と主権に対する侵略でありアメリカと占領政府（イスラエル）に全面的に責任がある」と非難している。親イラン武装組織フーシ派は「対抗措置をとるのは時間の問題だ」とアメリカ軍への攻撃を示唆している。

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沖縄慰霊の日、玉城知事が平和宣言が行った。玉城知事は戦後80年は一つの通過点、沖縄から平和を発信し続け行動することが世界平和につながるものを信じている、とした。

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沖縄慰霊の日玉城デニー糸満市（沖縄）

けさ、台風2号が発生。あさって以降、熱帯低気圧で関東に近づく可能性がある。

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台風2号

エンディング映像。このあとは徹子の部屋。