- 出演者
- 所ジョージ 渡辺裕太 武石鈴香
オープニング映像。
今回は嬬恋村を調査。湯の丸高原にやってきた。こちらで国の天然記念物を見られるという。リフトで移動すると、国内最大級のレンゲツツジの群落があった。レンゲツツジは群馬県の県花でもある。かつて嬬恋村では様々な場所で牛馬を活用していた。レンゲツツジには毒があり食べられなかったため、この花ばかりが残った。今は森林化が進んでいる。群馬県指定の天然記念物はミヤマシロチョウ、ミヤマモンキチョウ、ベニヒカゲ。いずれも数が減っている。ミヤマシロチョウは群馬県では湯の丸高原のみに生息している。牧草化の森林化はメギという植物の減少につながり、ミヤマシロチョウも減少している。
生き物の森を整備するのに大切なことについて久保田潤一さんは仲間を増やすことだという。去年の夏、つまごい祭りの会場を訪れた。見慣れないキャベツサイダーを見つけて飲んだ。嬬恋村は夏から秋のキャベツ栽培日本一。
つまごい祭りの会場で見つけたのは「嬬恋くろこ」という郷土料理。嬬恋村の昔の主力農産物はジャガイモ。当時のジャガイモの使い道はデンプンを取り出し、貴重な現金収入源になっていた。残った繊維は味がなく食感が悪いので積み上げられていた。繊維の利用を考えてくろこを思いついた。くろこはムシロをかけて一冬放置し、繊維に残った灰汁とゴミを取り除き、固くしぼり乾燥させる。くろこ・小麦粉・味噌・ネギを混ぜて揚げる。嬬恋村の方とつながりを持つためにくろこの販売をお手伝いさせていただいた。
1年前に訪れた嬬恋村の名勝・鬼押出し。浅間山の噴火で発生した溶岩と火砕流が固まって生まれた場所。ここで有名なのがヒカリゴケ。暗い岩場の隙間でエメラルドグリーンに光っているように見える。地域によっては国の天然記念物に指定されている。武石さんは1年間、ヒカリゴケを探し続けた。
武石さんは1年間、ヒカリゴケを探し続けた。五十嵐にも協力してもらい探し続け、岩場の隙間に発見。照らしてみるとエメラルドグリーンに光った。ヒカリゴケは原糸体が光を反射している。原糸体のレンズ機能で集光し光合成をしているため、暗い場所で生育が可能。ヒカリゴケは成長すると光らなくなる。ヒカリゴケを発見した岩は板目岩という変成岩で木目のような岩、浅間山周辺にしか存在しないという説もある。
所さんの目がテン!の次回予告。