2024年7月14日放送 7:00 - 7:30 日本テレビ

所さんの目がテン!
かがくの里10回目の収穫祭!珍しい昆虫&あのプロジェクト報告

出演者
所ジョージ 阿部健一(セバスチャン) 佐藤真知子 五島麻依子(大吟嬢) 湯上響花 武石鈴香 
(オープニング)
オープニング

オープニング映像。

所さんの目がテン!
今回は…

かがくの里で毎年秋に行われてきたのは里の恵みを味わう収穫祭開催している。前回は収穫した野菜を食べるなどした。また今回は昆虫発表会も行う。さらにカブトムシを里に呼ぶプロジェクトも行う。

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カブトムシ
かがくの里 夏のはじめ大収穫祭 Tokyo Bug Boysの昆虫発表会!

かがくの里の昆虫を紹介。虫取りの最適な時期は6月から7月頃がベスト。冬眠を終えた虫たちが活動を初め奥野種類が出揃うのがこの頃だという。しかし梅雨が開けて熱い真夏になると虫たちにとっても暑すぎる環境で夏眠をする虫もいるほど行動が鈍る。今回は昆虫調査に最適な6月に虫に集めたという。その昆虫を厳選して発表する。シリアゲコバチはおしりの部分が産卵管をおさめておくさやになっていて産卵する時だけ針を出して卵を産み付ける。その産卵中の様子を紹介した。産卵管が長い理由は竹や枯れ木で育つハナバチ類の幼虫に卵を産み付ける寄生蜂。その中にいる幼虫に届かせるために長い産卵管を持っている。さらに不思議なのは腹部の仕組み。シリアゲコバチに限らずに昆虫は基本的に体のパーツがつながった構造をしていて節目ごとに柔軟に曲がる。曲げられるのは節目を柔らかい膜で繋いでいるため。シリアゲコバチの場合はその膜の伸縮性が高いために膜が伸びてもちぎれたり、内蔵や体液が飛び出ることはないという。

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次に珍しいトンボを紹介。ホソミオツネントンボは冬眠をするが雪が降ったとしても木の枝につかまり続けるという。成虫の段階で冬を越すトンボは日本ではホソミオツネントンボ、ホソミイトトンボ、オツネントンボの3種のみ。成虫のまま姿で冬を越す春の訪れと主に産卵し、卵からかえりヤゴと言われる幼虫の姿になる時期に餌を独占できるからと考えられている。ほとんどのイトトンボはヤゴと言われる幼虫の状態で冬を越す。翌年4月に成虫になり5月中旬に産卵し下旬にヤゴに。しかしホソミオツネントンボは6月頃から成虫になりそのまま冬をこす。そのまま4月上旬には産卵ができるという。他のイトトンボより1ヶ月半ほど早く産卵しその分早くヤゴになるために餌を独占できる。そして一昨年に里で始めたのはカブトムシをかがくの里に呼ぼうプロジェクト。

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かがくの里 夏のはじめ大収穫祭昆虫発表会! カブトムシプロジェクト集大成!

かがくの里にカブトムシを呼ぼうと活動を始めたのは2022年7月。ライトトラップを仕掛けるとのノコギリクワガタやミヤマクワガタがとれた。クワガタがたくさんいることはわかったが、カブトムシは見つけることができなかった。そこでカブトムシが見つからなかったのは産卵し、幼虫の住処になる良い状態の腐葉土などを生育地が里にないからでは?と考えた。そこでカブトムシたちが住みやすい環境を整える。まず森に近い畑の横の土を耕してしいたけほだ木を積み上げた。さらに稲わらを置いて生育地を作った。昔の農家の風景を再現し繁殖場所にしたいという。日本のカブトムシの幼虫は人間の身近なところで生きる世界的にも珍しい虫。去年に土の中を掘り返すと大きな幼虫がいた。去年の秋には幼虫が沢山いたがその後サナギに成長していた。サナギがうごく理由はさなぎが自分で振動を出して幼虫に対し来ないでほしいとアピールする。さらに幼虫の頃は影も形もない雄のカブトムシのツノはさなぎになるとに時間で生えてくる。

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2017年には名古屋大学大学院の研究で幼虫の頭部に膨らむとツノの形になる袋があり小さく折りたたまれていることが判明した。3時間かけて幼虫からさなぎになるとき2時間ほどで生えてくるように見えるが風船をふくらませるように袋に体液が送り込まれツノの形に。収穫祭から数日後には成虫になったという。

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かがくの里 夏のはじめ大収穫祭昆虫発表会! ホタルプロジェクト ホタルの貴重な姿が!

かがくの里の横の小川にやってきたが、今年もホタルを発見した。

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かがくの里

一昨年の6月にかがくの里でホタルがとんでいた。そこでここにいるホタルを育てていきたいと、小川を整備。主にゲンジボタルは流れる川などに生息し、ヘイケボタルは流れの浅い水場に生息。流れがスムーズな場所はあるが流れの遅い水たまりはない。そこで環境の多様性を作るために整備。川に板で段差をつけて水の流れがとどまる場所を作った。今年4月には6月に産卵を前に再び小川を整備。川底に溜まっていた土をどかし葉を除去した。しかし環境を整備してもホタルは簡単に増えるものでもない。近年全国的に減少傾向にあるホタル。その原因は生息地の水場が減り水質が汚染したこと。さらに街頭などで夜が明るすぎることで光の点滅で出会うオスとメスができず減少している可能性も。かがくの里では山の保水力が低下し、小川の流れが途切れる問題も。人が木を整備すると地に日光が入り多様な植物や昆虫がやってきて土が耕され土はふかふかになる。放置された森は伸びすぎた木々や倒木した木のせいで地面に光が届かず新しい草木も生えず土がかたくなって保水力が低下。保水力は山全体に関わるために日本全体で考えるべき問題。今回、かがくの里ではヘイケボタルが発見された。さらにホタルの幼虫も発見できた。ホタルは幼虫や卵まで光るというがその理由は光ることで毒があることを示しているという。また整備したかがくの里の小川でヘイケボタルが産卵する姿の撮影にも成功した。

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(エンディング)
次回予告

所さんの目がテン!の次回予告。

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