- 出演者
- 伊藤雅之 牛田茉友
オープニング映像。就任から1か月、アメリカ・トランプ大統領は外交政策をめぐり方針を次々と転換。ウクライナ停戦へアメリカとロシアが直接協議。溝が浮き彫りになっているのはゼレンスキー大統領。
ウクライナ情勢。18日、サウジアラビアでアメリカとロシアの高官による会合が行われた。双方が高官級の交渉チーム設置で合意した。ロシア外務省高官は今後2週間以内に2回目の会合が行われる予定だと明らかにした。ゼレンスキー大統領は「ウクライナ抜きで戦争を終結させる方法について決定を下すことはできない。私たちは招待されていなかった」と述べ、不快感をあらわにした。トランプ大統領はSNSでゼレンスキー氏について「ひどい仕事をしてきた。選挙なき独裁者であるゼレンスキーは迅速に行動しなければ国がなくなってしまう」と批判。ロシアとの首脳会談について「近いうちだろう」とし、プーチン大統領も「私は喜んでドナルドと会う」と明かした。
停戦交渉に向けた動きが活発化する中で戦闘は厳しさを増している。20日時点の戦況を紹介。ウクライナはロシア西部への越境攻撃を行っている。また、岩下明裕ら出演者がウクライナの戦況・現状についてスタジオで討論した。
今後のウクライナの停戦交渉へ向けた協議について。アメリカのFOXニュースは18日、アメリカとロシアの高官が3段階(戦闘の停止、ウクライナ大統領選など、最終合意の署名)からなる和平合意の枠組みを検討していると伝えた。ウクライナとロシアの主張を紹介。アメリカのNBCテレビはロシア再侵攻の場合、NATO加盟を自動的に認める案を検討していると伝えた。また、篠田英朗ら出演者が“3段階の和平合意”、ウクライナ・停戦交渉についてスタジオで討論した。
国際秩序が揺らぐとの意見もあるがトランプ大統領が自国第一主義を掲げるなかで国際秩序を維持していくには必要なのか。東野さんは「2つある。トランプ大統領には悪いディールで名を残さないように説得するしかない。2つ目はイスラエルに限った話をすると利益の観点から突き詰めることで国際秩序をどうやって守っていくか知恵を働かせていく」などと発言した。宮家さんは「今のアメリカの状況は明らかに方向性が変わりつつあるかもしれない。変わった場合、アメリカは力があるのに使わない時代がきたかもしれない。同盟国は一致団結しないといけない」などと発言した。
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日本が果たすべき役割について。篠田さんは「これまで国際社会の行動支配を検知する立場を掲げているが維持しないといけない。ただ現状見ると欧米諸国は疲弊している。欧米諸国中心の国際社会の運営が法の支配の実現を取り払い欧米諸国と法の支配を語り続ける機会を増やす」などと述べた。