- 出演者
- 有吉弘行 田牧そら 榊原郁恵 石田ニコル 良ちゃん(鬼越トマホーク)
今回のテーマはトマト。野菜コーナーにはさまざまな種類のトマトが。ミニトマトやフルーツトマトなど約20種類。トマトの産出額は野菜の中でトップで年間2311億円。
最近どういうことにお金を使った?と聞かれ、榊原郁恵さんは「ガス給湯器、冷暖房、通販にのっかって買っちゃった」、石田ニコルさんは「一生モノのマイ下駄を作った」などと話した。
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- 京都府
千葉大学 園芸学研究員の中野教授によると、トマトは国内だけでも300種類以上とも言われ、特に近年は新しい品種がどんどん開発され、この10年で品種の数は1.5倍になっている。くだものに比べ生育サイクルが短く、品種開発に剥いている作物で、生産者や消費者のニーズに応えるべく研究が進み新しい品種が続々誕生している。いま、各企業が糖度の高いトマトの開発に力を注いでいて「甘くておいしいトマト」がトレンドのひとつ。一般的なトマトの糖度は3~5度だが、最近では糖度8度以上のフルーツトマトと呼ばれるものも。中には糖度13度以上のトマトもあり、これは桃やマンゴーに匹敵する甘さ。フルーツトマト約250gで1万800円。トマトの使い道も拡大していて、フルーツトマトと白あんを包んだ「塩トマト大福」や、トマトシロップがたっぷりかけ、フルーツトマトのカプレーゼを乗せ、中にはレンズ豆のトマト煮が入った「トマトのかき氷」とのメニューも。栽培方法や設備も常に進化していて、新潟・新潟市にあるトマト農園では6000坪以上の栽培ハウスで、ミニトマトを中心に年間約400トンを生産している。現在、実証実験中なのはトマトの熟れ具合を自動判別し収穫するロボット。トマトのカラーチャートがプログラミングされていて、それらをもとに2台のカメラが画像を解析し、収穫に適したトマトだけを選ぶ。人の手より収穫の量も精度も断然ロボットのほうが優秀で、ロボット1台で2人分の働きをしている。またハウスの温度や湿度などもコンピューター制御、生育データを収集し、甘くておいしいトマトを育てるのに必要な日射量や水やりの量・タイミングなどを調整、トマトの健康状態に合わせ肥料の配合を変更している。こちらの農園ではこの次世代ハウスを8年前に導入、費用は約11億円かかったが2年目からは黒字に転換できているそうだ。
トマトの原産地とされるのはアンデスの高地。紀元前1000年ごろから栽培されていたそうだが、存在が西洋諸国に知れ渡ったのは16世紀のこと。スペインの航海者が持ち帰ったことがきっかけ。当時は食べ物ではなく、観賞用の植物として扱われていたとのこと。真っ赤な見た目から気味悪がられ、悪魔の実と呼ばれていたという話も。そしてトマトは、17世紀半ばに日本に伝来。日本でも当初は観賞用で、見た目とニオイから敬遠されがちだったとのこと。18世紀、イタリアの屋敷で働いていた庭師がお腹を空かせていて、トマトを食べて「意外といけるじゃん」となって食用として広まったと言われている。日本で食用の野菜として定着したのは、1900年ごろの話。洋食屋でケチャップなどが使用されたことがきっかけだという。
「全米が注目したトマト裁判 争われた内容とは?」と出題された。正解は「トマトが野菜かくだものかを争う裁判」だった。当時アメリカでは輸入の際、野菜には税金がかかるがくだものには税金がかからなかった。そこで利益を上げたいトマトの輸入業者たちが、トマトはくだものと考える植物学者たちを巻き込んで、野菜だから課税すべきとする税関側と争ったとのこと。この裁判は、最高裁がトマトは野菜であると判決を下した。
トマトといえば、トマトケチャップ。スーパーや小売だけでも年間販売額は211億円。家庭用として一般的な500gのボトルで換算すると年間7700万本以上になる。詳しく調べるため国内最大級の愛知・豊川市のトマトケチャップ工場へ。アメリカやポルトガル、チリなどの世界5カ国の会社と契約。甘み、粘度、使用設備など全15項目の基準を設け、オリジナルペーストをオーダーしている。複数のペーストを混ぜたら、食塩、糖類、お酢、、玉ねぎ、香辛料を企業ヒミツの分量でブレンド。食卓でおなじみの味に仕上げる。トマトケチャップと名乗るには、決められた原料以外を入れてはいけないと農林水産省の規定で定められている。ケチャップのチューブ容器は整頓させて順番に封を開けていき、充填機で先ほど作ったケチャップを入れていく。アルミシールで口を密封したらキャップを付けて水に入れて冷却。その後、完成したケチャップを無作為に選んで、色や粘度、成分などを検査。スタッフによる味見を経て、1日約50万本のケチャップが日本全国に配送される。トマトケチャップは食卓でおなじみの光景といえばオムライス。オムライスにどうかけるか人によって色々ある。
調査!オムライスにケチャップをどうかける?街の人からは「ハート」、「ニッコリ顔」、「名前とバスケットボール」などの声があり、100人に聞いたランキング上位を紹介した。中には推しのロゴを描く人もいた。小木さんは「ひまわり」を描くという。
調査!達人がケチャップで本気の絵を描くと?ケチャップやチョコを使ってアートを描いているちょこまるさんに描いてもらう。まずたれないようにケチャップを火をかけて水分を抜く。こげないよう弱火でかきまぜ、とろみが出るまで水分を飛ばしたら、クッキングシートを丸めたものにケチャップを移す。開始から30分、出来上がったケチャップアートがサバンナのライオン。立体感を出していくとキレイに描けるという。
オムライスに何を描くかという話題で、郁恵さんは「だいたい名前とか」、石田さんは「ニッコリ顔マーク」、良ちゃんは「自分」と答えた。郁恵さんは「20代くらいの若い時、ピチピチしててトマトジュースのコマーシャルとかやってた」と話し、その時の写真を紹介した。
次回予告。
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