- 出演者
- 渡辺真理
オープニング映像。
Kアリーナ横浜のこだわり抜いた設計が注目を浴びている。防音対策のカギを握るのは屋根。金属の厚い屋根を2枚重ねグラスウールを敷くことで遮音性を確保している。そんなKアリーナの屋根を手掛けたのが本日のガリバー企業「元旦ビューティ工業」。安心・安全を守る屋根の工夫と挑戦に迫る。
「元旦ビューティ工業」は金属屋根のシェアは国内トップクラスの屋根メーカー。これまで成田空港、京都迎賓館などの屋根を手掛けている。顧客のイメージを具体的な形にして高い評価を得ている。屋根に使われる金属素材で最も需要があるのはガリバリウム鋼板。元旦ビューティ工業の屋根と屋根を繋ぐハゼは複雑な形状によって外れにくい頑丈な構造となっていて特許も取得済み。
「元旦ビューティ工業」の屋根の特徴は大雪などで強い負荷がかかっても元の形に戻るスプリングバックハゼ。負荷がかかる場所を全て曲線に設計することで反発する力が生まれて元の形に戻ることができる。さらにジョイントは交互に下で組み合わせることが強度を上げている。取り付けが簡単で工事が早くコスト削減のメリットもある。屋根はロール成形機で製造している。増上寺は2021年に全瓦およそ6万枚を元旦ビューティ工業の瓦に葺き替えた。軽くて強度もあるチタン製の瓦にしたことで落下の恐れも小さく参拝客が安心・安全に参拝できる。
「元旦ビューティ工業」の創業者は現会長の舩木元旦さん。1965年に舩木板金工業を創業。当時金属屋根は縦方向に取り付けるのが常識だったが、舩木さんは横に取り付け、ハゼを独特な形状にして雨漏り防止と耐久性を強化した。1975年に社名を元旦ビューティ工業に変更。
「元旦ビューティ工業」の舩木会長は数々の発明で会社を成長させてきた。屋根を上から下に向かって葺くバッキング工法を編み出し、工事中に屋根を傷付けずに葺くことができる。近年、特にニーズが高まっている製品は、雨といの上の落ち葉よけのカバー。また足場を組まずに雨といの設置や取り換えが可能な移動式のはしごも開発。
- キーワード
- 元旦ビューティ工業
元旦ビューティ工業・舩木会長は職人のレベルアップ、生活水準を上げることが一番の夢だと語った。
- キーワード
- 元旦ビューティ工業
知られざるガリバーの次回予告。