- 出演者
- -
オープニング映像。
豊橋市にあるトヨタネの研究農場では毎年約300種類の野菜と果物を育てている。農作業の効率化を図るための資材や農機具も研究の対象だ。資材は全て今回のガリバー・タキゲン製造を共同開発した。
タキゲン製造の年商は284億円、従業員数は557人。国内に16拠点、海外には4拠点がある。鍵付きハンドルはダイカスト製法で大量に安くつくり今、主流となっている。200番キーとともに半世紀近くにわたって技術者たちに愛用されてきた。
タキゲンは顧客の様々な要望に答えて多彩な機能の鍵付きハンドルを世に送り出してきた。製造工場を持たないタキゲンは開発や設計、販売に特化。スマホや半導体などで世界の潮流となっているファブレス企業と同じく、連携する協力工場に製造を委託している。タキゲンは協力工場200社以上に製造を委託しながら約8000種類の産業用金具を手掛けている。小さな製品にも作業を効率化するアイデアが詰まっている。
1910年創立の金物や雑貨を扱う瀧源商店が原点。戦後は建築・土木用金物の製作・販売を開始して、1950年、先代社長・瀧源秀昭が会社組織に改めた。取扱商品でなくても顧客の要望があればなんでも調達してきた。ないものは作ればいいと製品開発に乗り出して、1963年、「タキゲン製造」と社名を変更した。高度経済成長に入ってダイカスト製法を導入し鍵付きハンドルの量産化に成功した。普及の進んだ200番キーに代わって、2000年からTAKシリーズを開発。そのうち最もセキュリティの高い製品では11万8000通りの鍵違いがある。タキゲンが共同開発したEV充電課金システム「EV-Hook」では時間制で課金し、車両が放置されにくくした。10年前からEV向け設備に取り組んできたタキゲンは今回の開発では充電プラグのロック機能の他、LEDで使用状態を表示する機能が求められた。
困った時はタキゲン製造に頼めば何でも相談に乗る、そういったことでこれからも100年以上続いていく企業になっていくと田中社長は語った。
- キーワード
- タキゲン製造
知られざるガリバーの次回予告。