- 出演者
- 草刈正雄
(オープニング)
オープニング
オープニング映像。
File595 瑞穂の国の 龍
今回のテーマは
今回は日本人と龍との関わりを紐解く。
- キーワード
- 龍
一、自然の象徴
日本で現存する最古の龍は弥生時代の土器に描かれている。龍が描かれた土器は井戸から発掘された。稲作が始まった当時、水が枯れないよう雨乞いをするため龍に祈ったとされている。木彫刻師・菊池さんは龍に特別な思いを寄せてきた。約200本のノミを使い分けて立体的に仕上げていく。
二、変幻自在の姿を描く
京都・妙心寺の天井には直径約12mの龍が描かれている。約360年前の姿をとどめている。狩野探幽が雲龍図を完成させるまでに多くの時間を費やしたという。岐阜・瑞龍寺にも障壁画の龍が住んでいる。描いたのは日本画家の土屋禮一さん。障壁画に取り掛かる際に、住職から「蔵頭露尾」という言葉を教わったという。あえて正面からとらえた龍に挑み最も苦心したのは目だという。
三、恵みに感謝をこめて
奈良・室生寺には龍伝説が受け継がれている。写真家・堀内さんは感じ取ることを何よりも大切にしている。清らかな空間は土地に暮らす人々の感謝の心が積み重なった場所でもあるという。室生寺周辺の地は様々な伝説とともに龍の名がついた岩穴などが存在している。中でも最も古くから信仰を集めてきたのが吉祥龍穴。龍穴神社の社を守るのは宮本と呼ばれる氏子。毎年秋祭りが近づくと龍に見立てた勧請縄を作る。受け継がれてきたこの習わしも宮本の高齢化に伴い難しくなっているという。
(エンディング)
エンディング
エンディング映像。
(番組宣伝)
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