2024年3月6日放送 15:10 - 15:40 NHK総合

美の壺
「戦国の美 華麗なる戦い」

出演者
草刈正雄 
(オープニング)
オープニング

オープニング映像。

File596 戦国の美 華麗なる戦い
今回のテーマは

今回は戦国武将の装いの奥深さを紐解く。

キーワード
大坂夏の陣図屏風大阪城天守閣本多忠勝豊臣秀吉
一、己の願いを 頭上に込めて

高知城歴史博物館には土佐山内家に代々受け継がれた変わり兜がある。戦というハレの場で自分以外の力をもらおうというような意図が働いていたとみられる。福島「相馬野馬追」は平将門が武士たちを訓練したことが始まりと言われている。先祖代々受け継がれた甲冑や新調したこだわりの甲冑をみられるのも祭りの醍醐味。中でも目を引くのが兜の装飾・前立。それぞれの思いが込められている。

キーワード
山内一豊山内盛豊平将門徳川家康相馬地方(福島)相馬野馬追豊臣秀吉高知城歴史博物館高知市(高知)
二、時代の先端を 身にまとう

南蛮文化が伝わり中でも宣教師や商人らが着ていたマントは憧れのファッションアイテムとなっていた。南蛮文化は戦国の装いに革新をもたらした。大阪城天守閣には豊臣秀吉が所有したと伝わる「富士御神火文黒黄羅紗陣羽織」がある。裾広がりのシルエットは南蛮のマントの影響を受けた。宝仙寺にも南蛮の影響を強く受けた武士の必須アイテムがある。ベースとなっているのは南蛮から輸入した甲冑。織田信長などがいち早く取り入れたとされている。

キーワード
中野区(東京)南蛮屏風南蛮胴具足大阪城天守閣大阪市(大阪)宝仙寺富士山富士御神火文黒黄羅紗陣羽織狩野内膳神戸市立博物館織田信長豊臣秀吉
三、その輝きに思いをはせて

佐野美術館には本多忠勝が愛用したとされる槍「蜻蛉切」がある。飛んできた蜻蛉が当たり真っ二つになったという逸話が残る。奈良市には槍術「宝蔵院流槍術」が今も伝え残っている。十文字槍を駆使してついての薙いでも引いても倒すのが宝蔵院流の特徴。

キーワード
三島市(静岡)三河後風土記之内天龍川御難戦之図佐野美術館十文字槍国立国会図書館奈良市(奈良)宝蔵院流槍術寶蔵院流目録聞書徳川家康本多忠勝歌川芳虎浜松市美術館藤原正真蜻蛉切金房兵衛尉政貞
(エンディング)
エンディング

エンディング映像。

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