- 出演者
- 竹内香苗 伊集院光
オープニング映像。
きょうのテーマは「ビジネスの力で空き家問題解決へ!」。空き家が増加している理由は、地方部の人口減少と新設の住宅が減らないこと、空き家の取り壊しが進まないことにある。
- キーワード
- 総務省統計局
山梨県富士吉田市にある築48年の3LDKの一軒家。IT企業の社長・荻野さんが暮らしている。しかし、この家は荻野さんの家ではない。荻野さんが利用しているのは「ADDress」と呼ばれる住まいのサブスクリプション。月額料金を支払い、全国300カ所以上の拠点から好きな部屋を好きな日数分予約してシェアハウスのような形態で宿泊できるサービス。宿泊プランは月額9800円(2泊分)から。キッチンや洗面所などの共有スペースは自由に利用可能。家具や家電・食器類など必要最低限の生活備品は完備されている。
ADDressの人気を支える重要な役割を果たすのが家守と呼ばれる家の管理人。予約管理や掃除・寝具の洗濯などを行い、全ての家に配置され、住み込みや通いで働く。家守が会員同士をつないで一緒に食事をしたり地域を案内することも。拠点となる家はもともと空き家だった物件。ADDressがオーナーに必要最低限のリノベーションをしてもらい、その物件を借りて会員に貸し出している。ADDressでは空き家だけでなく、利用されていない空き部屋や宿泊施設の一室も拠点にしている。
ADDressのビジネスポイントは、空き家に人との出会い・コミュニティといった付加価値を付けていること。会員制のサブスクリプションサービスのため、コミュニティが形成しやすくなっている。梅澤さんは「空き家に住めますだけでマネタイズするのは厳しい」などと話した。
歴史的建造物がホテルやレストランに変身するという。函館市港町には赤レンガ倉庫が並んでいる。重要伝統的建造物群保存地区となっている。NIPPONIA HOTEL 函館港町がオープンした。遊休不動産だった場所だという。もともと漁業用の網などの保管庫だった。築100年の建物だという。入れ子構造を取り入れたとのこと。バリューマネジメントでは、80棟以上の物件を手掛けた。三重県伊賀市の物件を手掛けているという。民間のちからで古い建物を残していきたいという。
台湾にも古い建物があったという伊集院さん。世界的に古い建物を大切にしたい流れがあるのではないか。バリューマネジメントは、大洲城キャッスルステイという日本発の城泊を企画した会社だ。歴史的建造物を収益を生むように変えるという。バリューマネジメントの社長が登場。そのままで転用できないかという依頼があるという。観光地ではないところのほうが、暮らしが残っているという。雇用が生まれることがあるという。重要伝統的建造物群保存地区は126ある。これを放っておくと無くなってしまう。いままでは景観・建物・暮らしを守っていくという意識だったとのこと。持続可能な町、稼げる町にしていくという。