- 出演者
- 福澤朗 今田耕司 片渕茜 柳原可奈子 栃ノ心
オープニング映像。
ゲストは元大関の栃ノ心。ジョージア出身で、16歳の時に稽古をしないまま出場した世界ジュニア相撲選手権で3位の好成績を収めた。2年後、春日野部屋に入門し、2006年の3月場所で初土俵を踏んだ。2010年5月場所で4大関に勝利し、小結に昇進した。13年、右膝前十字靱帯、内側側副靱帯を断裂し、半年間も休場した。だが、基礎から稽古に励み、四つ相撲がより洗練された。18年の1月場所で初優勝し、ジョージアの大統領から日本の国民栄誉賞に相当する勲章を授与された。30歳7カ月での大関昇進は史上4番目の高齢記録。23年5月場所で惜しまれつつ引退し、24年2月4日に国技館で断髪式が行われる。
スタジオには元大関の栃ノ心、ジョージアから来日した母のヌアさんの姿があった。引退後、貿易会社を興し、ワインなどを日本に送るといい、栃ノ心は一晩でワインを5本空けることもあると明かした。お宝はロバート・ハインデルの絵で、収集家からのご厚意で貰った1枚だという。本人評価額は100万円だったが、鑑定額は300万円。イラストレーターだったハインデルは40代半ばで画家に転身し、「現代のドガ」と評された。今回のお宝はイラストレーター時代に描かれたもの。
神奈川・横浜市にお住まいの吉田弥栄子さん(86)は娘さんからの勧めで、手先と心肺機能を鍛えようとオカリナを練習している。お宝は愛新覚羅溥儀の通訳官をしていた義父の仕事仲間から譲り受けた「青磁の大皿」。
青磁は釉薬を施した最古の焼き物。普通に焼成すると釉薬に含まれる鉄分は酸化し、黄色に発色する。酸素の供給を制限し、不完全燃焼にすることで酸化した鉄が酸素を奪われ、青く発色するという。唐時代後期、澄んだ色を特徴とした越州窯に人々は驚嘆し、皇帝専用のものとして庶民の使用が禁じられたことで、秘色と呼ばれた。北宋時代末期、宮廷の御用窯、汝窯で淡い藍色の青磁蓮花が生まれ、南宋時代の龍泉窯は淡く澄んだ青色が得も言われぬ気品をたたえている。明時代、碧緑という艶のあるオリーブ色の青磁が誕生した。貿易船で日本にもたらされ、珍重された。
吉田弥栄子さんのお宝は青磁の大皿で、本人評価額は50万円。だが、鑑定額は200万円で、天龍寺青磁に間違いないという。中島誠之助氏は「家宝として次世代に伝え、大切に守ってあげてください」と語った。
コーナーオープニング映像。
前畑さんのお宝は「藤原雄の徳利」。本人評価額は50万円。専門家の評価額は1万円で「藤原雄ではない。だが中々よい徳利である」などと解説した。
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榊原さんのお宝は「伊藤清永の裸婦画」。本人評価額は50万円。
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- 伊藤清永
榊原さんのお宝は「伊藤清永の裸婦画」。本人評価額は50万円。専門家は150万円と評価し「画談での評価が高い人で文化勲章を受賞している作家。タイトルは赤い部屋の婦人」などと解説した。
奇想の絵師・伊藤若冲。1716年、京の青物問屋の長男として生まれる。学問が苦手で商いに興味がなかった。唯一の楽しみは絵を描くこと。狩野派に学ぶと中国の古画を模写。さらに南蘋派を独学で習得した。40歳の時に弟を家督を譲り画業に専念した。また若冲は水墨画でも才能を発揮した。水墨画で多用したのは筋目描き。
依頼品は「伊藤若冲の掛軸」。本人評価額は100万円。専門家は280万円と評価し「本物。雄鶏の漫画のような顔つき、大きくコウを描く尾の描き方、横に流れるような筆使い。どれをとっても若冲のもので間違いない」などと解説した。
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