- 出演者
- 福澤朗 今田耕司 片渕茜 新山千春 熊切あさ美
幻の金貨が登場。レッド・ツェッペリンも愛用した珍しい楽器も登場する。
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- レッド・ツェッペリン
今日のゲストは元祖崖っぷちアイドル 熊切あさ美。1980年東京生まれ。女優を目指してオーディションを受け続け48回。1998年にチェキッ娘1期生としてデビューした。しかし1年で解散すると仕事は激減。そこでトーク力を磨くため仙台のキャバクラで働くことに。ところが1か月で事務所にバレて連れ戻されてしまった。転機が訪れたのは26歳のころ。テレビ出演時に自ら「崖っぷちアイドル」と名乗ったことが評判を呼び、バラエティ番組で活躍。2020年には16年ぶりに写真集を発売。筋トレやキックボクシングで体を追い込み、引き締まったプロポーションを披露すると話題になった。
熊切あさ美の依頼品は川合玉堂の掛軸。母親がお茶とかを習っていてネットで見つけて20万円で買ったものだという。本人評価額は60万円だが、結果は10万円。熊切あさ美の依頼品は複製画だという。川合玉堂生誕140年を記念し作られたもので300のうちの298番。当時9万4500円。
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- 川合玉堂
次の依頼人は精神科医の藤田博史さん。大学在学中にフランスに留学し、精神分析を学んだという。また、自らメスを握り美容外科の施術も行うという。今回のお宝は16年前にアメリカのオークションサイトで発見したという。お宝はRCAテルミンで1929年に作られたものだという。100万円くらいで手に入れたという。テルミンでは演奏もできるという。奏者がラフマニノフのヴォカリーズを演奏。
数多ある電子楽器の元祖が、テルミン。最大の特徴は、手の動きで音の高低・音量を調節すること。アンテナからでる電波に手をかざすことで干渉し、生じる周波数のうねりがスピーカーを通して音となる仕組み。発明したのはレフ・テルミン博士で、100年ほど前のこと。コンデンサにかかる圧力の変化で発する音が変化することに注目し、楽器に応用をすることを思いついた。テルミンは初めて演奏されると好評を博し、翌1921年に全ロシア電子技術会議で発表された。注目したのがウラジーミル・レーニンで、電化政策を推進するプロパガンダに利用された。テルミン博士は、1927年にアメリカに渡り特許を取得し、RCA社にテルミンの製造販売権を譲渡した。1938年にソビエト連邦に帰国すると、アメリカでの活動が反革命組織への参加という罪に問われ逮捕され、シベリアで強制労働に従事させられるなど、時代に翻弄された人生だった。テルミンは、シンセサイザーの登場により人気が下火になるも様々なアーティストを刺激した。ジミー・ペイジもライブで愛用した。依頼品はRCA社が製造したテルミンで、500台しか製造されなかった。鑑定するのは三枝文夫。
本人評価額は、買ったときのレートで100万円。評価額は200万円だった。1929年にRCA社が発売した本物のテルミンで、世界で初めて量産した電子楽器。今は139台だけ残っているという話もある。このように音がちゃんと出てアンテナなども当時のままというのは非常に珍しいという。発売価格は230ドルで、当時のシボレーは500から700ドルほど。三枝文夫は、楽器は演奏するためにあるので大事に使っていただきたいなと思いますとコメントした。
きょうは名画鑑定大会を新山千春とともに見ていく。新山さんはアンディ・ウォーホルの「マリリン・モンロー」のレプリカを持っているのだと言い、SNSに写真を投稿する時に見切れさせることで自慢するほど好きなのだという。
自身も絵画を手掛ける松野和夫さんが鑑定を依頼したのはマルク・シャガールの作品。自身のアトリエで窓から絵を搬出している時に通りかかった婦人と仲良くなると、シャガールの作品を終活の一環として名前も知らない人だったにも関わらず譲ってもらったのだという。高値が付けば旅行に連れていきたいと話していたが、予想評価額200万円に対して15万円という結果に。古代ギリシャの詩人・ホメロスの「オデュッセイア」に挿絵を描いて版画集にした中の1枚「アイオロスの島」となっていて、オデュッセウスがトロイア戦争から帰還する姿を描いている。本物であるものの注目度の低い作品であることから値段はそこまででもないという。
一級建築士を目指している土佐林侑生さんが依頼するのは藤井勉の油彩画。昭和から平成にかけて活躍し、繊細な筆致で猫や少女の作品を描いてきた。親戚が知人から150万円で購入したのだといい評価額も150万円だが、こちらは200万円という。藤井勉は愛娘をモチーフにした作品を多数描いていて、肌のつややかさや髪の質感が丁寧に描かれたこの作品も娘・亜希子さんを題材としている。
ゴルフが趣味の村山秀彌さんが依頼するのは荻須高徳の油彩画。荻須は生活感がただようパリの裏町を書き続けてきたが、馴染みの美術商のオークションで発見し、700万円かけて落札したが、人をあまり描かない人なのに人の姿があるのが気がかりという。評価額は700万円だったが、結果は1500万円となった。パリ北部オーベルヴィリエを舞台に新聞を読む人が描かれた「ブティック ジューヌ ル リザードゥ ジャーナル」という作品で、生活感が描かれている。
鈴村宙巧が鑑定依頼したのはアンディー・ウォーホル作の「マリリン・モンロー」の版画。40年ほど前、デザイン事務所を経営していた祖父が画廊に勧められて250万円で購入したもの。鑑定結果は3500万円だった。
谷口敏雄が鑑定依頼したのはモディリアーニの裸婦画。馴染みの骨董店でまとめて購入した作品の1つで、裏にはオルセー美術館の鑑定書がついている。本人評価額は10億円。
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- アメデオ・モディリアーニオルセー美術館
谷口敏雄が鑑定依頼したのはモディリアーニの裸婦画。本人評価額は10億円だったが、鑑定額は1000円だった。ちなみに本物だったら20億だという。
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- アメデオ・モディリアーニオルセー美術館
新潟県妙高市の依頼人は松村さん。お宝は天保五両判。6年間くらいしか発行されなかったものだという。作った職人の名前が大吉だという。本物だと350万円くらいするものだという。
江戸幕府における権威の象徴である大判・小判。まばゆい輝きは人々の憧れだった。この2つの用途は異なる。大判は1588年、豊臣秀吉が作らせた天正大判に始まり、幕末まで計6種類が発行された。いずれも10両。流通目的ではなく、家臣への恩賞用や贈答用として用いられた。一方、小判は1601年発行の慶長小判に始まる。全国で流通することを目的とし作られた。幕末まで10種類が発行されており、一両小判だが、時代により大きさや重さ、金の含有量が異なる。天保の飢饉で幕府の支出が拡大し、モリソン号事件で海防問題に直面すると費用を賄うため、さらなる改鋳を迫られた。そこで生まれたのが天保五両判。江戸時代通じて唯一の5両貨幣で表の上下左右に五三桐などが刻印されている。わずか6年で鋳造停止となったもの。
天保五両判について、鑑定結果は25万円。残念ながら本物ではないという。本物と比べてみると一目瞭然。依頼品については明治以降のものだと思うと専門家は推察。本物ではないが、金としての品位が80％近く使われているため金としての評価を含めた値段だという。
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