2024年11月17日放送 12:54 - 14:00 テレビ東京

開運!なんでも鑑定団
<日本人巨匠>作&昭和レトロ名車!

出演者
福澤朗 今田耕司 原口あきまさ 北川彩 菅井友香 村重杏奈 
(オープニング)
オープニング

オープニング映像。

今日の内容の説明

今でも動くレトロで可愛い70年前のトラック、アメリカから里帰りさせた風景がの巨匠の版画、出張鑑定は福井県越前市。 

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紫式部越前市(福井)
漢詩の掛軸
オープニングトーク

1年ぶりにキックボクシングに行ったら、ふくらはぎがパンパンになったなどと今田耕司が話し、運動をしているかと他の出演者に質問すると、86歳の出演者はスクワットを60回やっていると明かしていた。

ゲストの紹介

今回のゲストは村重杏奈。去年のテレビ出演は200本以上。日本人の父とロシア人の母との間に生まれ、実家ではロシア語を話すバイリンガル。13歳の時にHKT48の1期生オーディションに合格。しかし、2期生・3期生らが入ってくるとシングル曲の選抜メンバーから落選。ストレスから激太り。そんな村重杏奈を救ったのが指原莉乃。時に厳しく時に優しく指導してくれたという。その後は中心メンバーとしてグループを引っ張り、2021年に卒業。現在はグラビアなどにも挑戦し、活躍の場を広げている。座右の銘は「死ぬこと以外 かすり傷」。  

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漢詩の掛軸

依頼人の村重杏奈が登場。依頼品は「漢詩の掛軸」。曾祖母が雑貨屋をやっていて、通りすがりの商人に良いものだと勧められて買ったという。本人評価額は150万円だが、実際は1000円。中国の蘇州の寒山寺にある土産物屋で売っているものだという。張継が作った楓橋夜泊という七言絶句。拓本の複製の縮小コピーのため、このような価格だという。

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70年前のダットサントラック
依頼人の紹介

群馬県高崎市の依頼人は佐藤信行さん。自動車整備工をしていたため、手先を使うことが好きだという。焼き物などをたくさん作って楽しんでいるという。自信作としてランプシェードを紹介。依頼品は7年前に友人から買ってほしいと頼まれたものだという。

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佐藤信行高崎市(群馬)
70年前のダットサントラック

佐藤信行さんの依頼品はダットサントラック。約70年前に作られたものだという。橋本増治郎は1902年、農商務省の海外実業練習生に選ばれ、3年間アメリカで機械技術を習得。1911年に快進社自動車工場を設立。当時日本は輸入車に市場を独占されており、国産自動車の普及こそが経済産業界の悲願だった。1914年、橋本は東京大正博覧会に自動車を出品。ほとんどを国産品で作り上げた画期的なもので3人の出資者である田健治郎、青山禄郎、竹内明太郎の頭文字をとり、DATと命名。動作が早いことの意味がある脱兎も込められている。多くの部品からなる自動車を作るには1社の力だけでは不可能で日本の工業力全体のレベルアップを待たなければならなかった。快進社はその後、大阪の自動車メーカーと合併。ダット自動車製造が設立された。1931年、小型自動車を発表。DATの息子という意味を込め、ダットソン(DATSON)と命名されたが、ソンは損益の損に通じることから1年後にダットサン(DATSUN)に改名された。価格は輸入車に比べ格安で日本の狭い道路でも扱いやすく燃費もよかった。また、当時は500cc以下は無免許で乗れたため、人気となった。

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ダットサンの登場に自動車産業の発展を予感したのが日本産業の創業者・鮎川義介。鮎川はダット自動車製造を買収し、1934年に日産自動車を設立。横浜に部品製造から組み立てまで一貫して行う日本初の工場を建設。これにより1932年には150台だった生産数が3年後には3800台にまで増え、国産自動車の量産が可能になった。また、セダンやトラックなど様々な車種を発表したが、共通のエンジンなどを用い、コストを抑えたことによる。戦後は復興の大きな原動力となり、1960年代後半、マイカーブームが巻き起こると庶民の車として愛された。ダットサントラックはその後も長きにわたり作られ続けたが、国内向けは2002年、海外向けは2023年に販売終了となった。依頼品は70年程前に作られたダットサントラック。外装は塗り直されているものの、ユニークな動きの方向指示器やシンプルなハンドルなどは当時のまま。

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70年前のダットサントラック。その評価額は300万円だった。中村孝仁氏によると戦後に復刻したものであり、型式プレートも残っていると紹介。「5147形」との記載があり、資材不足の中約7000台が製造され、木が部品に使われているのも特徴だとしている。車は従来コレクションされてこなかったことからとても貴重なのだという。

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ダットサントラック自動車資料館
出張!なんでも鑑定団
今日の内容の説明

今回は福井・越前市から。北陸新幹線は金沢-敦賀間も開通し、新駅・越前たけふ駅も誕生している。圓鍔勝三手掛ける紫式部像もある。武生は紫式部が父・藤原為時と1年余りを過ごした縁の地となっていて、日野山を詠んだ「ここにかく 日野の杉むら 埋む雪 小塩の松に けふやまがえる」という和歌も残されている。

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源氏物語図屏風

舌笛という特技を持つ大柳優さんのお宝は「源氏物語図屏風」。若紫と夕顔、匂宮と浮舟が過ごす様子が描かれている。本人評価額は50万円だったが15万円だった。安河内眞美氏は作者名が入っていないため偽物ではないが、おそらく昭和の作品ではないかという。

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大皿2点

垣内哲郎さんのお宝は「大皿2点」。亡き祖父が評価してきたものなのだといい、本人評価額は10万円だったが、評価額は30万円だった。森由美氏は明治時代の有田焼だと紹介し、「米青」は実在した政治会社の印であり、この企業が製造したものと見られる。

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六曲屏風

福岡忠則さんは越前市味真野地区の名産「味真野茶」を手もみする際に歌われる「味真野茶もみ唄」を広めるために14年前から「味真野茶もみ唄全国コンクール」も行っている。お宝は中国の宮廷の様子が描かれあt「六曲屏風」で、豊臣秀吉の枕元に飾られていたが大坂夏の陣で一番に攻め入った本多富正が越前に持ち帰ったとの言い伝えがあり、米と交換で譲り受けたという。本人評価額は120万円だったが、評価額も120万円だった。安河内眞美氏は屏風は江戸時代のものだとみられ玄宗皇帝と楊貴妃の物語が描かれていると紹介。しかし、金粉は作成の後に振られたものとみられ、本来の価値を落としてしまっているという。

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越前焼のお歯黒壺5点

新井亮太さんのお宝は「越前焼のお歯黒壺5点」。お歯黒壺はお歯黒を入れるためのものであり、越前焼を集めてきたという。それぞれに全く違う味わいがあり、赤土をハケで塗ったとみられるものや、自然釉が豪快なものなど作りも多様となっている。本人評価額は50万円。

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越前焼のお歯黒壺5点の鑑定結果は、130万円だった。1点は、自然釉がかかっていて、この中では最も古く、40万円と鑑定された。他は、江戸時代のもので、20~30万円と鑑定された。

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英一蝶の三幅対

奥山さんが持ってきたのは、英一蝶の三幅対だ。100年ほど前、祖父が購入したものだ。本人評価額は、60万円。鑑定結果は、7万円だった。この作品は偽物で、江戸時代に末期に描かれたとみられ、英一蝶と時代が違うという。本物であれば、約150万円になるという。

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吉田博の版画13枚
依頼人の紹介

群馬県館林市にあるおがたクリニックを訪ねた。専門は皮膚科で、去年10月に開業した。依頼人の緒方院長は、2016年から3年間、アメリカ国立衛生研究所で皮膚癌を研究していた。アメリカで、偶然見つけた一枚の版画をきっかけに、ある日本人画家の版画を50枚近く集めたという。今回鑑定を依頼するのは、その一部だという。

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吉田博の版画13枚

緒方さんの依頼品は、吉田博の版画13枚だ。1万円から2万円ほどで購入したという。吉田博は、水彩・油彩・版画と、そのすべてにおいて才能を発揮した風景画の巨匠。1876年、福岡県久留米市に生まれ、17歳で上京し、小山正太郎が主宰する不同舎に入門した。当時、画壇を席巻していたのは黒田清輝率いる白馬会で、その会員だけが国費で海外留学できることに憤慨し、23歳のときに自費で渡米した。デトロイト美術館を訪ねて、館長に絵を見せたところ賞賛され、展覧会を開催すると、絵が飛ぶように売れた。2年ほど、欧米各国で古今の絵画を学んだ。帰国後、1902年に太平洋画会を結成した。文展で、3年連続入選し、34歳で審査員に抜擢された。好んだ画題は山で、30歳を過ぎたころから、毎年、日本各地の山にこもって絵を描いた。明治神宮造営完了の記念版画を制作する際、版元の渡邊庄三郎から原画を依頼されたことをきっかけに、40代から、版画に挑んだ。「日本アルプス十二題」は、吉田ならではの連作で、中でも「劔山の朝」は、夜明けの一瞬を捉えた傑作だ。新たな技法にも積極的に挑戦するなどした。依頼品には、初期の代表作「日本アルプス十二題白馬山頂より」などが含まれている。吉田の作品は人気が高く、後摺りも作られている。

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吉田博の版画13枚の鑑定。本人評価額は、70万円。鑑定結果は、205万円だった。初摺で間違いないという。色焼けをしており、完品なら、300~400万円になるという。吉田博の版画では、山が人気で、櫻八題も人気のシリーズだ。アジアを描いた作品では、インドなどは当時、旅行に行ける人が少なかったため、物珍しかったことで人気があったという。吉田博は、商人としても優れていて、自分の作品を外国に売り込んでいたため、アメリカに作品が多いという。

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(エンディング)
お宝鑑定依頼 大募集!

番組では、お宝鑑定依頼を募集している。お宝の写真とエピソードを添えて、応募する。詳細は、番組ホームページまで。

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