- 出演者
- 福澤朗 今田耕司 原口あきまさ 片渕茜 菅井友香 眞鍋かをり 池畑慎之介 増田英彦(ますだおかだ)
愛知県豊田市稲武地区に住む華道家の小川珊鶴さんが今回の依頼人。20代から華道家として活躍してきた小川さん、5年ほど前にこの地に移り住んできたという。そんな小川さんのお宝は亡くなった愛犬がもたらしたものだという。昨年友人から稲武にまつわるものだと渡されたもので、好きな歴史的芸術家のもので愛犬が持ってきたものだと感じているという。
今回小川さんが持ち込んだ依頼品は本阿弥光悦の書状だという。応仁の乱の後、町衆と呼ばれる人達が経済活動だけではなく文化面でも様々な活動をするようになったが本阿弥光悦はこの町衆から現れた総合芸術家。書や陶芸など様々な分野で活躍した。
トニーヒロタのお宝は「ザ・ドリフターズのソフビ人形」。当時ぺんてるのシャーペンを買うとその場でくじが引け、当たるとザ・ドリフターズの人形が1体もらえた。仲本工事のメガネは失くしてしまったという。評価額は12万円。作られた数が少ない仲本工事のメガネがあった場合は20万円の値がついたという。
波多野さんのお宝は「ジュモーのおしゃべり人形」。収集癖のある妻が2年前にアンティークドールの収集にハマっていた時にネットショップで購入したもの。プティ・パパというフランスの童謡が録音されている。全部で5つのシリンダーが付いており、フランス語の歌やおしゃべりを聞くことができる。本人評価額は30万円。
「ジュモーのおしゃべり人形」の鑑定額は60万円。阿藤芳樹は元時計職人のアンリ・リオレが作った装置が使われていて、エジソンが発明した蝋管蓄音機を基にしている等と話した。
藤野恵津子さんは江州音頭をイベントで披露したり、子どもたちに教えたりしている。お宝は「享保雛2組」。本人評価額は20万円。鑑定額は75万円。林直輝は、この享保雛は1800年前後のもので、修理をするとオリジナルの良さを損なうことになるなどと述べた。
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清水一良さんは30歳の頃、フェラーリを購入するほど好きだという。お宝は「シュタイフ社製ラウダラット」で、伝説のレーサー、ニキ・ラウダをモチーフにしたぬいぐるみ。本人評価額は10万円。鑑定額は3万円だった。北原照久はニキ・ラウダは実業家としても活躍した、ラウダ航空で配ったもので、タグが白くないため限定品ではないなどと述べた。
画家の溝田恭子さんは元々、普通の市松人形の絵を描いていたが、飼い猫が雀を捕ってくるようになると、雀の供養のために市松人形の着物柄を雀に近づけていったという。天野可淡のカタンドールを40万円で購入したという溝田さんだが、手足が雑に作られていて本物かどうか不安だとした。本人評価額は15万円。鑑定額は50万円。林直輝は天野可淡の初期の作品で技術的に未熟、作品が絶対的に少なくて、絶頂期の作品は300~500万円はすると話した。
愛知県春日井市の坂井久実さんが今回の依頼人。依頼品は陶器将軍と言われた高祖父が海外で手に入れた誕生佛だという。
誕生物とは釈迦が生まれた際の様子を表したもの。釈迦は母親の右脇から生まれた際に天上天下唯我独尊と口にしたとされ、その時の様子を描いたもの。今回の依頼品は21センチほど、やや顔が大きく表情はあどけない。偽物も多く出回っている誕生仏だが今回の鑑定結果はいかに。
高祖父が手に入れたという誕生仏、本人評価額は10万円。鑑定結果は250万円。16世紀後半から17世紀に中国かチベットで作られたもので、寺院などに収めるためのものではないかとした。
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