- 出演者
- 江原啓一郎 片山美紀 宮崎あずさ 黒田菜月
オープニング映像とオープニングの挨拶。
気象庁によると冬型の気圧配置の影響で長野県や群馬県の山沿いを中心に雪が降っている。今夜からあすにかけては山沿いを中心に雪が強まる見込みで長野県北部ではあす夕方までの24時間に多いところで30センチの雪が降ると予想されている。また気圧の谷の影響で関東南部でも山沿いを中心に雪が積もり平地でも雪が降るおそれがある。積雪が予想される地域では交通への影響や路面の凍結などに注意。一方、気圧の谷が抜けたあとは再び広い範囲で晴れ空気が乾燥する見込みで火の取り扱いに注意が必要だ。
ホンダと日産自動車、経営統合に向けて協議を進めていることが分かり、首都圏でも驚きの声が上がっている。関係者によるとホンダと日産自動車は持ち株会社を設立し、それぞれの会社を傘下に収める形で経営統合する方向で協議を進めているという。世界の自動車グループ2023年の販売台数はホンダが7位、日産が8位。統合が実現すれば販売台数は合わせて735万台となり世界3位の巨大グループが誕生することになる。ホンダと日産、それに合流も視野にあると報じられた三菱自動車工業はそれぞれコメントを発表。「当社が発表したものではない」「現時点で決定した事実はない」としている。これまでも連携を進めてきたホンダと日産。8月には次世代の車に欠かせないソフトウエアの開発やEV電気自動車の部品の共通化を進めることで合意していた。今回、両社が経営統合の協議に入った背景にはEVや自動運転、それに車のソフトウエア開発など新たな分野の競争が激しくなり米国のテスラや中国のBYDなどの新興メーカーが存在感を高めていることがある。両社はこうした競争を勝ち抜くために必要となる巨額の開発費などを分担するとともに互いの強みを生かして競争力を強化するねらいがあるとみられる。
帯状ほう疹は痛みを伴う水ぶくれが帯状に現れる皮膚の病気。体内に潜伏している水ぼうそうと同じウイルスが加齢や疲労などによる免疫力の低下で活性化して発症する。厚生労働省によると50歳以上の人がかかりやすく皮膚の症状が治まっても神経の痛みが数年残るケースがある。この帯状ほう疹のワクチンについて厚生労働省は来年度から65歳になった高齢者などを対象に接種費用を公費で補助する定期接種を始める方針を決めた。茨城県古河市のクリニックは高齢者を中心に帯状ほう疹の診療に訪れる患者が年々増えているといいワクチンによる予防を積極的に呼びかけている。この帯状ほう疹のワクチン、現在は50歳以上の人や感染リスクの高い人を対象に生ワクチンや組み換えワクチンの接種が行われている。いずれも任意接種のため基本はおよそ8000円から4万円余りの自己負担が必要となっている。こうした中、厚生労働省はきょう開かれた専門家部会で帯状ほう疹のワクチンを来年度から接種費用を公費で補助する定期接種に含める方針を決めた。対象は原則65歳になった高齢者とHIVヒト免疫不全ウイルスに感染し、免疫機能に障害がある60歳から64歳の人ですでに65歳を超えている人については来年度からの5年間に接種できる機会を設ける経過措置を導入する方針だ。厚生労働省は今後、政令の改正手続きを進め来年度以降、準備が終わった自治体から希望する人に対し定期接種を始めることになる。
能登半島地震の発生からまもなく1年になる。被害を受けた石川県輪島市の日本航空高校石川は東京青梅市の大学跡地に一時的に移転して授業を続けている。移転に伴い慣れない1人暮らしを強いられながら被災をきっかけにみずからの進路を見つめ直した高校3年生がいる。800人余りの生徒などが避難生活を送っている青梅市の日本航空高校石川。輪島市から避難している高校3年生の九尾結月さんは自宅近くの神社でアルバイト中に被災。津波から避難するため着の身着のまま高台まで逃げ夜まで過ごした。被災後は金沢の親戚の家に身を寄せるなどしていたがことし4月、学校が移転するのに伴い東京で避難生活を始めた。慣れない環境での初めての1人暮らし、部屋の広さは3畳ほどで家族から離れて暮らす孤独さや毎日の集団生活でストレスがたまっていった。支えとなったのはふるさとにいる家族の存在。励ましもあり徐々に東京での生活に慣れ明るさも取り戻していった。来年春に高校を卒業する九尾さん。航空業界への就職も考えていたが被災をきっかけに進路を考え直した。被災直後に過ごした避難所での生活。避難してきた人で混乱を極め断水でトイレや水も満足に使用できない状況。こうした中、医師や看護師たちは九尾たちを励ましたり健康状態を気遣ったりしていた。8月、東京への避難後、初めて帰省した。倒壊したままの住宅、元日から時が止まっているような状況だった。過疎化は一層進み人手も不足していた。まもなくあの日から1年。九尾さんは高校卒業後、金沢の看護師養成の専門学校に進学する。
ことしのノーベル平和賞を受賞した日本被団協、その授賞式にも出席したのが高校生平和大使。核兵器の廃絶を求めて毎年、署名活動などを行っている。かつて平和大使を務めた大学生たちがきょう、神奈川県の小学校で授業を行い核兵器を巡る課題を伝えた。授業を行ったのは広島や長崎出身の大学生など7人。6年生およそ200人が参加した。1万2000発以上の核兵器がこの地球上に存在している。大学生たちは日本被団協のノーベル平和賞受賞や被爆者の高齢化が進んでいることを説明し若い世代が中心となって活動を広げていくことが必要だと呼びかけた。
関東の気象情報を伝えた。
暮らしに身近な予算や事業の審議が今、大詰めを迎えている。ところがどのような議論が行われているか知りたくてもオンラインの活用に差があり議会に足を運ばないとリアルタイムで情報を得られない地域があることが分かった。議会の情報公開に取り組んでいる町田市議会。議場には複数のカメラが設置されている。審議の映像はホームページで公開。インターネットで生中継されている。さらに発言内容はAIで文字に変換して表示。耳の不自由な人も情報を得られるようにしている。情報公開の対象は本会議だけではない。個別の政策について議論が行われる常任委員会が行われる部屋にも中継用のカメラが設置されている。常任委員会では経済や福祉など個別の政策についてより細かい審議が行われる。委員会も生中継することでどのような審議を経たのかすべて公開している。この日は火災が起きたごみ処理施設の再発防止策について議論が交わされた。東京23区の議会における情報公開についてNHKが調べたところ本会議の生中継は中央区以外は行っていた。一方で常任委員会の生中継は18の区で実施していなかった。
東京23区の議会における情報公開についてNHKが調べたところ本会議の生中継は中央区以外は行っていた。一方で常任委員会の生中継は18の区で実施していなかった。また取材の結果、議会の生中継以外に差が見られたという。提出される議案やその内容が書かれた資料を議会が始まる前にホームページで公開しているかどうかをまとめた資料によると、議会の始まる前、事前に公開していると答えた議会は13、一方で7つの区は議会後に公開する。さらに3つの区についてはそもそも資料をホームページで公開していなくて区役所に出向かないと見ることができない。インターネット中継に加えて資料に関しても事後の公開、そしてそもそも非公開と区によって大きな差がでた理由について、地方議会に詳しい早稲田大学マニフェスト研究所の中村健事務局長に話を聞いたところ「議員の意識の差」を要因の1つとして挙げていた。議会がどこまで情報公開するか、行政ではなく議会が決めるので情報公開に積極的な議員が多いところとそうでないところで差が出ているのではないかと指摘している。一方で情報公開を進めることは議会への住民の関心を高めることにもつながる。VTRで紹介した町田市議会だが、積極的な情報公開を行うことで市議会のホームページの閲覧数は昨年度60万件を超えた。これは市の人口、43万を上回っている。やっぱり住民が知りたいと思ったときに情報を得られないというのはインターネットが普及した今の時代のスピード感にそぐわなくなってきており、取材した眞野敏幸記者は「デジタル時代に合った情報公開を進めてほしい」と呼びかけた。
先週、公表された日本のアニメーション産業の市場規模。去年初めて3兆円を超え過去最高を更新した。一方、課題となってきたのが制作現場における人手不足。アニメーターの人材確保を巡る新たな動きを取材した。先月、初めて行われたアニメを描く技術や知識を問う検定試験。アニメ業界を志望する学生などおよそ350人が挑んだ。検定を企画したのは全国のアニメーターらで作る団体。業界に興味を持ってもらう人を増やすのがねらいだ。検定に合わせてオリジナルの教科書も作成。キャラクターの描き方から専門用語まで基礎から学べる。テレビや劇場アニメの制作本数はこの20年でいずれも倍増。しかし、増える需要にアニメーターの数は追いついていないのが現状。さらに人手不足から一部の工程を海外に外注する流れが加速し若手が学ぶ機会も減少している。こうした中、働き方を見直し人材の確保に成功している制作会社がある。事業を始めて6年余りで数々の人気アニメを制作している「ドライブ」。中でも「不滅のあなたへ Season2」は海外でも人気の作品だ。従業員の平均年齢は29歳で職場は若い世代が中心。制作部門を取りしきっているアニメーター歴16年の大久保義之さんによると、以前勤めていた会社では昼夜問わず働きづめだったという。そこでこの会社では業務を効率的に進めようと制作工程を見える化した。これまで把握してなかった作品ごとのカット数やスケジュールなどを一覧にして改善点を洗い出した。力を入れているのが若いアニメーターへの1カットごとの指導。忙しい中でも時間をかけて一人一人の描くスキルを上げることで結果的に生産性が向上した。現在、アニメーターたちはほとんど残業することなく仕事を終えている。今の会社で家族と過ごす時間を持てるようになった大久保も夕飯作りや保育園の送り迎えも行っている。この会社ではこうした取り組みで採用試験の応募が5年前の3倍に増えていて今後は外部委託しているアニメーターの働き方の改善にもつなげたいとしている。国はアニメなどのコンテンツ産業を基幹産業の1つに位置づけていてアニメーターらで作る団体ではこうした課題の解決に向けて国に働きかけていきたいとしている。
きょうは大田区や世田谷区、港区などに特殊詐欺の電話がかかってきている。先月、埼玉県富士見市の50代の男性に見知らぬ人物からSNSのメッセージで動画を視聴していいねボタンを押してくれれば1回につき5000円の報酬を払うと連絡があった。さらに、本当にいいねしてくれたかの確認が必要になる。いいねした画面を撮影したスクリーンショットの写真を送ってほしいと付け加えた。男性は言われたとおり動画にいいねし証明するための画像を何枚か送った。ところが、送ってもらった写真データが壊れていたので修復費用がかかると言われた。いいねだけで1回5000円の報酬。お手軽高額バイトの募集を手放したくないと思い、画像の修理代として12万円を振り込んでだまし取られた。最近、写真や動画にいいねするだけで報酬がもらえると持ちかける手口が増えている。著名人でもない人がいいねするだけでお金がもらえる。しかし、簡単に大金を稼げる仕事はない。不審なメッセージに反応するとトラブルに巻き込まれるおそれがあるので無視しよう。
日本政府観光局によると先月、日本を訪れた外国人旅行者は推計で318万7000人で1月から11月までの累計は3337万9900人となった。過去最多だったコロナ禍前の2019年1年間の3188万人をすでに上回りコロナ禍で落ち込んだ訪日の旅行需要が大きく回復した形。2019年の11月までと比べた累計では韓国は49%、台湾は22.3%、米国は57.4%それぞれ増加した一方、中国は28.2%減少している。
- キーワード
- 国際観光振興機構
全国有数の観光地、神奈川県箱根町の旅館やホテルが即戦力となる人材を獲得しようと合同で就職面接会を行った。会場には午前中だけでおよそ20人が訪れ採用担当者が働きやすさをPRしていた。地元の企業によると外国人旅行者の増加などを背景に町内を訪れる観光客数はことしおよそ2100万人と新型コロナ前の2018年と同じ水準まで回復する見通し。しかし旅館やホテルの中には人材の確保が追いつかず稼働率を抑えているところもあるという。
NHK千葉放送局では毎月お昼にランチタイムコンサートを行っている。ことし最後のコンサートがあすということで現在、準備が進められている。あした、演奏を務める「Ensemble Loquat」のメンバーがクリスマスソングを演奏した。グループは千葉市、習志野市、船橋市を中心に活動している木管アンサンブルで2017年に結成したという。あすのコンサートではクリスマスにまつわる楽曲を演奏する。
関東の気象情報を伝えた。
きょう伝えた内容を紹介、このあとはNHKニュース7。