2023年12月23日放送 11:15 - 11:42 NHK総合

首都圏情報 ネタドリ!
首都圏 この1年 ブーム・変化の裏側を読み解き!

出演者
合原明子 牛窪恵 
(首都圏情報 ネタドリ!)
首都圏のトレンドやニュース その裏側を読み解き!

ネタドリでは今年も首都圏のトレンドやニュースの裏側を伝えてきたが、牛窪恵とともに、一年を振り返りながら来年を展望していく。牛窪が今年について物価高がお財布には厳しかった、などとコメントした。

6時間待ちの人気店も おにぎりから見える日本の今

世はまさに、令和のおにぎりブーム。東京・豊島区の専門店には連日長蛇の列が。休日には6時間待ちになることもある人気ぶり。具材は58種類。組み合わせによって楽しめる味は1600通り以上になる。おにぎり専門店 店主の右近由美子さんは、なんで並ぶのか私が聞きたい、などと話した。広がるおにぎり人気。首都圏で50店舗以上展開するおにぎり専門チェーンでは、コンビニよりも大きいことを歌うボリューム感と、100円台からの豊富なメニューが売り。近年、駅ビルでの出店に力を入れており、今年の売上は40億円を超える見込み。おにぎり専門チェーン副社長の鈴木直人さんは、オフィスの伸び方よりも明らかに駅の伸び方のほうが非常に大きい、等と話していた。週3回ほど最寄りの駅にあるこの店を利用している麻生侑希さんは、元々はパンが好きだったが今年に入っておにぎりを良く購入するようになったという。麻生さんは、すごく節約にはなっているかなとという感じがすると話していた。

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豊島区(東京)
“今年の一皿”にも 空前のおにぎりブーム 背景は?

牛窪恵は、おにぎりについて一般的には具だくさんなのでSNSで映えるともいわれるが、VTRにもあったようにコスパが高く、もう一つタイパにも良いんじゃないか、短時間で栄養が取れる気がするとか、短時間で買えるのも人気の理由かな、などと語っていた。

日光をNIKKOに インバウンド復活で商機も

首都圏を代表する観光地、栃木・日光。インバウンドが急増している。150年続く老舗ホテルでは、今年7月に一部がリニューアルオープンした。この日招待されたのは中国の旅行業界の関係者。狙うはインバウンドのさらなる拡大。その切り札として大手私鉄が導入したのがスペーシアX。東京・浅草~日光・鬼怒川方面を約1時間50分で結ぶ。スペーシアXの特徴はこだわりの内装。栃木の伝統工芸品・鹿沼組子をイメージした窓や、日光東照宮の陽明門をモチーフにした照明、最大7名で利用できるスイートルームがある。大手私鉄の高橋勇樹さんは、ぜひ海外の方にも日本の列車の旅を楽しんで頂きたい、等と話していた。

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スペーシアX日光東照宮日光(栃木)陽明門鹿沼組子
渋谷ハロウィーン 異例の厳戒態勢の舞台裏は…

インバウンドが回復する中、ことし10月、東京・渋谷で発せられたあるメッセージが注目された。渋谷区の長谷部健区長は、ハロウィーン目的で渋谷駅周辺に来ないでほしいと発信した。コロナ禍の前まで世界中から人が集まっていた渋谷では、区が群集事故のリスクを懸念していた。取材班はことし9月から渋谷センター街での区のパトロールに同行した。路上にあふれていたのは酒を片手に騒ぐ人々。この日も路上で飲む人が集まる場所で喧嘩場勃発し警察が出動する事態となった。コロナ禍で始まった路上飲みだが、この春以降、外国人による路上飲みが急増していた。路上飲みは渋谷に根付く文化だと誤解している人も。日本在住のオーストラリア人の男性が見ていたのは、日本のルールを紹介する動画で、再生回数が500万回を超えていた。ネットや口コミを通じ国内外から路上飲みをする人が訪れ、トラブルが起きるリスクが高まっていた。

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ハロウィーン渋谷センター街渋谷駅渋谷(東京)長谷部健
復活したインバウンド需要 今後は?

渋谷のハロウィーンでは最終的には懸念された大きな混乱は起きなかったが、流行語大賞にオーバーツーリズムという言葉がノミネートされるほど各地が回復してきたインバウンド需要の対応に迫られた。牛窪恵は、今まで我慢していて、しかも海外の方も今は円安なのでどんどん日本に行ってということになったので、その割に日本は人口減少で人手不足になっている、どうしても底でギャップが起こってしまう、などと語った。ビジネスの上で考えても二刀流の考え方が必要だと言い、質と量、2つを相まって考えると話す。質は日本のおもてなしとかにはスタッフさんをある程度配置して丁寧に対応する、それだけではなく100円ショップやラーメン店など回転率を上げるところは、セルフサービスでやってもらうとか、ある程度明示していかないと、などと提案していた。

“悩み人は正しい” 映画監督・山田洋次

映画監督・山田洋次さん(91)当時。番組では90作目に作品に挑む姿に密着した。人生を生き直そうとする人々を描く作品で大切にしたシーンがある。大泉洋さん演じる大企業の部長が自らの人生に疑問を抱く場面。山田洋次さんは「悩む人は正しいと思いますね」「大部分の人が直接サービスを受け取って喜ぶ人の顔を見るような仕事なんて出来ない だけど最終的にはこれは人間のためにやっているんだ この社会がより豊かになるためにより平和なよい世界になるためにやっているんだ どこかで自分を納得させるものがなきゃいけないと思う」などと語っていた。

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山田洋次
“にげる”のススメ 絵本作家・五味太郎

今年デビュー50年を迎えた絵本作家の五味太郎さん(78)。これまで世に送り出した絵本は450冊以上。五味さんは逃げることが今を楽しく生きるための秘訣だという。五味さんは「軽やかに逃げる能力というのはちょとt必要かもしれない」「下手をすると不法な行為までしても右肩上がっている」といい、「逃げたり諦めるなってよく言う 頑張れって言う」「無理 あれはうそ それが苦しくなる」「『今を生きている 今を楽しい』これをもうちょっと意識したほうが良いかもしれない 余計なお世話だけど思う」と話していた。

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五味太郎
先行きのみえない不安 その背景に何が?

絵本作家 五味太郎 50年の”みち”の番組宣伝。牛窪恵は、お二人の作品は生きるということが何のために生きるのか、そういうところがテーマなような気がする、そんな中でコロナでデジタル化が進んできて、生成AIと言われる物が出てきて、自分よりAIの方が優れているんじゃないか、何のために生きてるんだろうとか、悩みも増えたというのが先進国の調査が出てきているが、フィリップ・コトラー先生は、デジタル、テクノロジーが何のためにあるのかというところでTechnology for Humanityと言った、人類のために、幸せのためにテクノロジーがあるのであって、効率化とか生産を上げるため、そういうことではない、人間が中心になってテクノロジーがどうあるべきかを考えていかないと人間が使われる状態になる、などと語っていた。

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フィリップ・コトラー
変わる寄付のカタチ “自分が社会にできることは…”

東京・港区の若い世代で賑わうバー。お酒を片手に始まったのは寄付を呼びかけるイベント。様々な社会問題に取り組むNPOなどがプレゼンするKIFU BAR。応援したいと思ったら寄付先を選んで飲み物を注文。売上の40%が寄付される仕組み。気軽に社会貢献が出来ると人気を集めている。3年前からこのバーに通うシステムエンジニアのマコトさん。この日はマコトさんが関心を寄せていたNPOが参加した。この団体は世界の紛争地で子どもたちに支援活動に取り組んでいる。マコトさんは少しでも力になれたらと4杯のお酒を注文した。

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港区(東京)
“ひとりで最期を迎える準備” 今が豊かになる人生のしまい方

番組では人生の最後を自分らしく迎えようという模索も取材。1人で死を迎える準備をする自治体のセミナーには申し込みが殺到している。妻が亡くなったことをきっかけに、その準備を始めた田中嶋忠雄さんは、自ら葬儀会社を探し、プランを決定。費用に支払いも既に済ませている。葬儀のために思い出を集めた写真集を作成。遺影に使う写真も自ら選んだ。葬儀で読んでもらいたいとお別れの言葉も自分で書いた。田中嶋忠雄さんは「痛いのや苦しいのは嫌だけどよ 自分の人生に対してはもうないよ、不満は 十分です十分」等と話していた。

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豊島区(東京)
来年はどんな年に? 牛窪恵さんと語る

牛窪恵は、今年はウクライナとかガザ地区とか色んな紛争があったり、コロナ禍で苦しいお店があって、なんとか皆さん支援したいと気持ちが強くなったと思う、実際にコロナ禍でクラウドファンディングの寄附額が6倍に増えたというのがあるといい、自己超越欲求が増えたが、それがテクノロジーで離れた場所でもできるようになってきたというのが大きな所だと話していた。牛窪恵は2024年のキーワードとして「自分との対話」をあげた。自分の幸せを考えないと、自分を犠牲にしてしまう、真面目な人ほどそうなので、現代だからこそ自分の内面と対話して、自分自身の幸せとはなにか、もう一回振り返ってほしい、などと語っていた。

(エンディング)
首都圏情報 ネタドリ!

首都圏情報 ネタドリ!の次回予告。エンディングの挨拶。

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