- 出演者
- 合原明子 阪田マリン 浅岡隆裕
オープニング映像。
レトロ人気を背景に激変したのが巣鴨地蔵通り商店街で、かつてはおばあちゃんの原宿と言われ若者の姿はほとんどなかった。しかし現在は多くの若者が訪れる商店街に変貌を遂げた。初めてこの場所を訪れたという10代の2人は新鮮で楽しかったなどと話した。色々な街を訪ねてレトロを探しているという金さんは時代が積み重なって残されている点が魅力などと話した。レトロブームは20年以上形を変えながら繰り返されていて、2000年代には昭和の街などを再現した施設が作られ、昭和が舞台の映画が大ヒットした。当時は自分の経験した時代を懐かしむ中高年がブームの中心だったと言われている。変化がおきたのは2015年頃で、SNSに写真を投稿したい若者が牽引役となり純喫茶や昭和歌謡がブームとなった。
- キーワード
- 巣鴨地蔵通り商店街
いま若者が惹かれるレトロに出会えるおすすめスポットが紹介された。協力してくれたのは早稲田大学のレトロ研究会の皆さんで、2018年に発足しそれぞれが愛するレトロについて語っているそう。月に一度街に出てレトロを探す活動を行っているそうで、メンバーの一人である男性に同行した。彼のおすすめは三の輪銀座商店街で、再開発が進む首都圏にあってここまでのレトロが残る街は珍しいとのこと。また別の男性は昔のフォントに関心があるそうで、雰囲気を感じられる題材となっているなどと話した。
昭和レトロが好きだという阪田マリンさんはレトロの魅力について、不便だからこそこみ上げる感情があるなどと話した。レトロについて20~60代の1000人を対象に旅行において昭和レトロなスポットをめぐることがあるかと尋ねたところ、よく当てはまる・やや当てはまると回答した割合が最も多かったのが20代との結果だった。若者が昭和レトロに惹かれる理由について、昭和の暮らしやレトロを生かしたまちづくりについて研究している浅岡隆裕さんはリアルなつながりへの憧れや昭和にポジティブな印象があることが考えられるのではないかなどと話した。
おばあちゃんの原宿から幅広い世代が集まる街へと変貌した巣鴨地蔵通り商店街もガチレトロ人気をチャンスにしようと動き出していて、昭和22年から営業している菓子店では創業当時から受け継がれる手作りの飴が高齢者を中心に人気だったが、若者の増加を受けて去年パッケージをリニューアルしたそう。地域に眠っていたガチレトロを活用しようと動き出したのが長野・千曲市にある温泉街で、この街に眠っていたガチレトロとは昭和から続くスナック街だそう。そこでおととし市の観光局が若者をスナック街に呼び込むプロジェクトを開始し、スナックの体験ツアーにはこれまで若者を中心に100人以上が参加しているとのこと。
長野・千曲市の観光局では今月から湯けむりNEOネオン号という新たな試みを始めている。毎週土曜日の午後2時過ぎに軽井沢駅を出発し、スナックのある戸倉駅に1時間ほどで到着するという直通列車とのこと。日中軽井沢を訪れた観光客に夜はスナック街で楽しんでもらい、さらに宿泊もしてもらうという狙いがあるとのこと。また埼玉・秩父市では建物の古い外装はそのままに中身をリニューアルして人を呼び込んでいるとのこと。スタジオではレトロは一過性のブームではなく一つのスタイルとして定着していくのではないかなどと話された。
岩合光昭の世界ネコ歩き、氷上の大移動、世界ふれあい街歩きの番組宣伝。
「体操2024 第78回全日本体操選手権」「新プロジェクトX〜挑戦者たち〜」「ETV特集」「突撃カネオくん」の番組宣伝 。