2024年11月16日放送 11:25 - 11:54 NHK総合

首都圏情報 ネタドリ!
広がる“ノンアル生活” 変わるお酒とのつきあい方

出演者
合原明子 小峠英二(バイきんぐ) 久我尚子 
(オープニング)
オープニングトーク

オープニングトーク。ゲストは小峠英二。今日のテーマは「広がる“ノンアル生活”」。

オープニング

オープニング映像。

キーワード
横浜オクトーバーフェスト2024横浜(神奈川)
広がる“ノンアル生活” 変わるお酒とのつきあい方
首都圏で広がる”ノンアル生活” あなたは飲む派?飲まない派?

今、日本人はどんどんお酒を飲まなくなってきている。成人1人当たりのお酒の年間消費量の推移をみるとピーク時の1992年は100リットルを超えていたが、最近では75リットルほどとおよそ4分の3に減ってる。

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国税庁
首都圏で広がる”ノンアル生活” 「お酒やめて〇〇になりました」

東京・目黒区にあるカフェバー。お店の飲み物のほとんどはノンアルコール飲料。お酒を飲まないノンアル生活を送る人たちの人気を集めている。店主とその妻がお店を開いたきっかけは自らノンアル生活を始めたことだった。夫婦はもともとお酒が大好きで毎日のように晩酌していた。しかし、4年前お酒をやめると想像以上に体調がよくなった。ノンアル生活で人生が豊かになったという人もいる。外資系の医療機器メーカーで働いている男性はかつては毎日のようにお酒を飲み歩く日々を送っていた。4年前、お酒をやめてみると家での過ごし方が変わった。高校生の頃からの趣味だったレコード鑑賞をするなど、お酒をやめたことで趣味に充てられる時間が生まれた。更に家族との関係にも変化が。現在同居している息子は父親のことをより身近に感じられるようになった。ノンアル生活を始める人の増加。その需要を取り込み飲食店にも変化が。居酒屋チェーン店ではノンアル飲料の売り上げが去年と比べて1割増加。新たなメニューの開発を進めている。更に高級レストランでも。コース料理の味を引き立たせるさまざまなノンアル飲料を開発している。果汁を搾ったシャンパン風のドリンク、カカオと抹茶の粉末で作ったカクテル風のドリンクを紹介。利用者の4割がノンアル飲料のコースを注文している。ノンアル飲料が充実してくる中、ノンアル飲み会も開かれるようになっている。この日お酒を飲まない男女12人が日本料理と創作のノンアル飲料を楽しんでいた。5年前にSNS上で出来たお酒を飲まずに料理や飲み物を楽しもうというグループ。現在会員は5000人以上。お酒をやめた人だけでなくもともと飲めない人も参加している。お酒の力に頼らない新たなコミュニケーションの場が生まれている。

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Low Alcoholic Cafe MARUKUMARUKU アルコールフリー・ラガーがブリチキン。八芳園港区(東京)目黒区(東京)鎌倉(東京)
首都圏で広がる”ノンアル生活” 世代で違う飲まないワケ

飲酒習慣のある人の割合を性別年代別で示したデータ。40代の男性では25年前は60%近くあったのが5年前では40%弱ということで20年間でおよそ3分の1減少している。久我尚子さんは「健康志向の高まりによって飲酒を控える傾向が強まり、不景気やコロナ禍などで飲みの場の機会が減ったことも要因」など分析した。一方40代から60代の女性は社会進出の機会が増えたこともあって僅かに増加。そして減少幅が大きいのは20代の若者で、娯楽の選択肢が増えたことやデジタル化の進展などが要因だと考えられる。

首都圏で広がる”ノンアル生活” ビールメーカーの異例の試み

アサヒビールマーケティング本部担当課長・鬼頭宏幸さんはアルコールに対する若者の考え方を探り新商品につなげようとしている。会社は2年前、渋谷センター街に若者向けのバーを初めてオープンした。お店の売りはノンアル飲料。そしてアルコール度数の低い低アル飲料。お店の看板メニューは大学生にアイデアを募集して開発したカクテル。更に店では定期的に学生が主体となったイベントも企画。多くの若者に集まってもらいお酒に対する考えを聞き取ろうとしている。更に大学のゼミとも連携し新しいノンアル飲料の商品化を目指している。学生グループが提案したのは持ち手がついたフルーティーな低アルコールの缶ビール。ビールが苦手だけれど初めの乾杯はしたいという学生のニーズを捉えようとするもの。お酒の飲み方について国は今年初めてガイドラインを公表した。一定のアルコール量を超えると生活習慣病などのリスクが高まるとして適切な飲酒量の指標を示した。こうした動きを受けて大手ビールメーカーでは今年から新しい取り組みも始めている。適切なお酒の飲み方を啓発するResponsible Drinking部という部署を立ち上げた。日々の飲酒量を記録して可視化するアプリを開発。過剰なアルコール摂取を抑えるアドバイスを行う。更にアルコールの健康被害に詳しい専門家と共に過剰な飲酒を減らす方策も議論している。これまで社会人や学生を対象にセミナーを実施。お酒の量を減らしノンアル飲料に切り替えるなど適切な飲み方を呼びかけている。

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アサヒビール墨田区(東京)渋谷センター街筑波大学
首都圏で広がる”ノンアル生活” 変わるお酒とのつきあい方

今、ノンアル飲料の開発が急速に広がっている。その市場規模は右肩上がりで成長を続けており15年前と比較するとおよそ6倍になっている。お笑い芸人・小峠英二にカフェバーの店主おすすめのノンアルのビールとワインを試飲してもらう。このワインはフランスのワイナリーでワインを醸造した上でアルコールを抜く製法を使っている。フランスでもノンアルの流れは広がっておりワインの消費量がピーク時の1960年と比べて7割ほど減少。そうした中でおととしパリにワインを中心にしたノンアル飲料の専門店が誕生した。600種類近くの商品を扱って人気を集めているという。2018年ごろからは欧米の若い方を中心にソバーキュリアスというライフスタイルが広がっている。アルコールがダメな体質ではないがあえてしらふでいることを選択するという。自分の体とか心の健康のために飲むとしても少しだけ楽しむというライフスタイルが広がっている。そんな中で今日本の若者でもアルコールは飲まない、あるいは飲むとしても薄く飲みたいという層が広がっている。

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ソバーキュリアスフランス
(エンディング)
エンディング

エンディングの挨拶。

(告知)
ここにしかない、ひとときを。

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