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オープニング映像。
ロードス島の玄関口ロードスタウン。入り口には城壁と2つの塔が出迎えてくれる。塔は高さ25mあり、中心にはキリストを抱く聖母マリアが描かれている。中にはお土産屋などがありたくさんの人で溢れている。マリンゲートから入って左側のエリアは古代から人が暮らしてきたエリアで人々は古い建物を改修し家にして住んでいる。家の間にあるアーチは隣接する家を支えている。ロードス島は地震が多く対策としてつけられた。
マリンゲートの右側には中世の町並みが広がる。入り口は「アンボワーズ門」で分厚いゲートを潜り、いくつもの門を通り抜けると巨大な建物が見えてくる。ロードス島は14世紀から聖ヨハネ騎士団が拠点としていて建物はその騎士団の宮殿でイスラム勢力に備え食料などを保管し万が一のときは市民をかくまえるようにしていた。大砲もあり防衛のため重厚な造りとなっている。騎士団はこの宮殿を拠点に会議などを行っていた。騎士団の多くは貴族の子弟で宮殿内の造りは豪華となっている。宮殿から港に伸びる通称「騎士団通り」は騎士たちが住んでいてイタリアなど各国の騎士団の門ションが刻まれていて、共同生活を送っていた。城壁も国ごとに分担し守っていて、宮殿周りはドイツ出身の騎士たち、海側は今のスペイン出身の騎士たちが守っていた。ロードス島は聖地エルサレムへの巡礼のルート上にあり重要な島で島内には病院もあり大病室などもあり高度な医療も行っていた。
ロードスタウンにあるかつての港の入り口にはかつて高さ35mの太陽神「ヘリオス」の像が立っていたという伝説が残る。ロードスタウンから南へ50kmリンドスには古代の痕跡が残る。丘の上に神殿が残されておりおよそ2300年前にギリシャ人の手によって建てられた。中世になると跡地に聖ヨハネ騎士団が城を築き防衛の拠点としていた。丘の下には中世の白い町並みが広がっていて、街の中は迷路のようになっていてロードスは古代、中世、現代が交わる街となっている。
ロードスタウンから20km先にはトルコがあり、当時オスマン帝国が領土を広げておりロードス島はそのオスマン帝国と戦うキリスト教の最前線で10万のオスマン軍がロードス島を攻め入った。その際騎士団の数は700人だったが港を鉄の鎖で塞ぎ海上を封鎖し港には要塞が残されている。仮に上陸されてもマリンゲートでは上から油を注げるようになっている。騎士団が力を入れたのが城壁で街をぐるりと4kmにわたり囲み、陸地側のほうが複雑に造られている。その理由は当時の新兵器「大砲」に耐えうるためでオスマン軍を撤退させることに成功した。
1522年、ロードス島に再びオスマン軍が襲撃し5ヶ月に及ぶ戦闘でロードスタウンが陥落。現在は修復されているが城壁の一部が破られ住処を追いやられた。その後征服の証としてイスラムのモスクが建てられた。ロードスの中世都市はエーゲ海の歴史を今に伝えるという理由で世界遺産に登録された。
杏は修復されているノートルダム大聖堂のステンドグラスの様子を見学する。ステンドグラスのほとんどが割れることがなかったが火災による煤などが付着し工房では洗浄を行っている。
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世界遺産の次回予告。
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