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オープニング映像。
「ヨセミテ国立公園」を訪れる観光客は年間430万人以上。エントランスで入園料を払う。入園料は自家用車1台35ドルで7日間有効となっている。ヨセミテのシンボルとなっているのがドームを半分に切り取ったような形をした岩山「ハーフドーム」。その下は深い渓谷となっており、警告ではくねくねと曲がりくねった「マーセド川」が流れている。かつては氷河に包まれていた場所で川と氷河に繰り返し侵食され深さ915mの谷となった。ヨセミテ国立公園内で車で行けるのは渓谷を含め全体の数％となっている。その数％でも見どころはたくさんあり「エル・キャピタン」や「カテドラル・スピア」などが存在する。そして奥には北米最大落差739mの滝「ヨセミテ・フォール」が存在する。
ヨセミテの滝の水源は国立公園を囲む山々に降った雪。7月末にロケを向かったがまだ雪は残っている状態だった。標高3000m地点にはナキウサギが生息していた。水源の一つであるデーナ山。雪の下には氷河が残っていると言われている。雪解け水は谷の方へ流れていきあちらこちらで滝となり流れ落ちる。「ブライダルヴェール・フォール」という名称の滝は風が吹くとウエディングベールがなびくようにみえることからその名が付けられた。緑豊かなヨセミテ国立公園内にはミュールジカなどの野生動物も生息している。
ヨセミテはクマの楽園でもあり500頭近くが生息しているとされている。人とクマが共生するためキャンプ内では匂いが強い食べ物などをしまうケースが設置するなど対策が徹底されている。
ヨセミテ渓谷内にある「エル・キャピタン」は世界最大の花崗岩の一枚岩で谷底からの高さは約1000m。氷河に酔って削られ垂直の壁となっている。この壁にロッククライマーが挑んでおり、取材中に発見したロッククライマーは4日かけて登るという。ヨセミテはクライマー達の聖地で世界中から集まっており、ブラジルのロッククライマーのニコラさんとフレッドさんは213mの断崖に挑んだ。
ヨセミテ国立公園は自然保護の始まりの地とされその痕跡が見られる場所が存在する。「ジョン・ミューア・トレイル」と名付けられたトレッキングルートは国立公園を起点に全長340キロつづくロングトレイル。その立役者が自然保護の父の異名を持つジョン・ミューア。ジョン・ミューアはのちの大統領であるセオドア・ルーズベルトをヨセミテに招待し案内をしあるがままの自然を守る必要性を説いたといわれる。ヨセミテ国立公園は氷河が作った美しい景観を理由に世界遺産に登録された。
パリの世界遺産を杏が巡る。サント・シャペル教会内にはキリストがかぶらせられていた茨の冠を祀るにルイ9世が造ったとサれる。冠は現在ルーブル美術館で保管されている。そして今回聖遺物の台の横まで特別に入らせてもらった。
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