- 出演者
- 弘中綾香 入山章栄 櫻庭康人
2025年1月、埼玉県八潮市で道路が陥没した。腐食した水道管が土砂に流入し路面下が空洞化し陥没に至った。ここ数年で老朽化による被害が相次いでおり2万件の破損事故が発生していると言われている。そんな水道管の事故を防ぐスタートアップである天地人の代表である櫻庭康人が登場する。世界初!JAXA出仕のスタートアップに迫っていく。
オープニング映像。
入山は老朽化は様々な社会インフラで進んでおり、その中でも水道管は世界何周分もの長さが日本に張り巡らせており、その更新率は0.61%となっており、今後より深刻化していくとみられているなどと伝えた。天地人の代表である櫻庭康人が登場。「なぜ!?水道管の老朽化対策が進まないワケ」について櫻庭は、法定耐用年数40年を超過している水道管が全体の4分の1となっており日本の課題になっているなどと伝えた。入山は水道利用が多い都市部の自治体は資金があるが人口がない地方ほど維持・管理が難しくなっているなどと説明した。
福島市上下水道局では約1600kmの水道管を管理しており、昭和40年代後半から50年代前半のパイプが使用されているなどと伝えた。漏水を発見するためには市内全域の水道管を調査する必要があり、調査場所を決める際には紙の地図を活用していて、地図には過去の漏水履歴が記録されている。調査員と職員が過去の漏水履歴から漏水の可能性がある場所を推測して調査場所を決めている。調査では漏水探知機を使用し、わずかな音の違いを1m間隔で調査しているなどと伝えた。
櫻庭は水道管管理がアナログになっているのは水道管管理と施工方法を各自治体が管理しており、自治体ごとにやり方も違っており、水道管修繕費は1kmあたりで約2億円になるため多くの自治体では料金収入だけでは賄えない状態になっているなどと伝えた。
福島市上下水道局は2022年に天地人のサービスを導入した。天地人の最新システム「宇宙水道局」では衛星データなど100以上の情報を集約しており、地表面の温度・地盤変動・夜間の光量の衛星データに、福島市の水道管情報をインプットしている。AIが漏水リスクを100m四方の単位で色分けし、レッドゾーンが漏水の可能性が高くなっている。「宇宙水道局」は全国累計60以上の自治体で導入されている。櫻庭は現在ではフランス・シャルトル市にも導入し海外展開もスタートしているなどと話した。
櫻庭は高校卒業後に美容専門学校から美容師となったが、1年も経たずに辞めてしまった。櫻庭は当時20歳で何も考えないまま上京したなどと語った。櫻庭は上京後はインテリアショップで働き、ショップの過去最高売り上げを達成して自信を付け、独立してECサイトの立ち上げを目指した。櫻庭はガラケーでTwitter(現X)を使えるモバツイの開発者であるBASEの上級執行役員の藤川真一と運命的な出会いを果たし、2010年に藤川が創業したIT企業のマインドスコープに採用されIT業界でのスタートを切った。櫻庭は新規事業開発に携わり、会社が売却されたことを機に農業系スタートアップに移籍し、起業のきっかけを迎えた。櫻庭はJAXAの知り合いに誘われる形で内閣府が主催するビジネスコンテストで宇宙技術や衛星データを活用した新たらしいビジネスアイデアを発掘するS-Boosterに参加し、数々の賞を受賞し、2019年に天地人を創業した。藤川は櫻庭が最初に応募してきたのはエンジニア職であったが開発経験がなく普通ならば落とすところであったが、面接での話が面白くこのまま落とすのはもったいないと感じて採用し、働き始めると頼んでもいないのにスタートアップの経営者や企業の社長など様々な人物を紹介してくれ、櫻庭は専門家たちをうまくお膳立てするような経営者などと評価している。天地人の社員たちはそうした櫻庭に惚れ込んでいる人たちばかりなどと伝えた。櫻庭は自分の成功はスタートアップならではであり大卒でもない経営者のモデルケースになれば良いなどと語った。
櫻庭は人それぞれの個性や特徴を活かしながら組織作りしたり、より良い社会づくりに貢献し、常に出来ないことはないと考えており、まずは一歩を踏み出してみることが大事などと語った。
