- 出演者
- 立本信吾 島田彩夏
オープニング映像。
両陛下と愛子さまが沖縄へ出発された。2日間の日程できょうは糸満市の平和記念公園を訪れ、戦没者墓苑を拝礼し平和祈念資料館で戦争の記憶を語り継いでいる若い世代と懇談される。懇談相手の1人で、平和学習講師の中本和さんは修学旅行生などに対し若い世代から語る必要性を感じている。戦後生まれの陛下は戦争の記憶を若い世代につないでいく大切さを考え、愛子さまを伴うこの訪問で若い世代との懇談を希望されている。平和教育の進行役を務める狩俣日姫さんは同世代の愛子さまとの対話に期待を寄せている。
太平洋戦争末期の1944年8月、疎開する国民学校の学童を始め1700人余りを乗せ沖縄から九州へと向かっていた対馬丸がアメリカ潜水艦の攻撃を受け撃沈した。分かっているだけでも1484人が犠牲となり、約7割が0歳から15歳の幼い命だった。悲劇を伝えるため設立された対馬丸記念館。去年館長に就任したのが平良次子さん。平良館長の母・啓子さんは9歳で対馬丸事件に遭い、生き延びた体験を生涯語り続け平良さんはその姿を一番近くで見てきた。遺骨や遺品のほとんどは帰ってきていない。さらに当時は箝口令が敷かれ、事件を話すことが禁じられた上に十分な調査も行われなかった。この関係から対馬丸資料館では展示や証言資料の少なさ、運営の難しさを抱えている。平良さんは体験者の証言を活かし継承の輪を広げていきたいと全国各地の資料館とのつながりにも力を注いでいる。5日には慰霊のため沖縄へ訪問する天皇皇后両陛下と長女の愛子さまが対馬丸記念館に足を運ばれる。
韓国ソウル 国会前から中継。韓国の大統領選挙で革新系最大野党共に民主党の李在明氏が勝利しきょう大統領に就任した。去年の非常戒厳からトップ不在だったが国民は3年ぶりの政権交代を選択した。李新大統領はユン前大統領の非常戒厳に対する国民の反発が追い風となり過去最多の得票数で当選した。李氏は午前11時から国会内で就任行事に臨み「内覧で崩れ失われたものを回復し持続的に成長・発展する社会をつくります」とし、また生8挑戦と対話協力を通じて朝鮮半島の平和構築をすると前政権から転換し緊張関係緩和の方針を示した。過去には日韓関係についてユン政権の対日政策を屈辱外交と非難していたが選挙戦では「日本は重要なパートナー」と述べていて先行きは不透明。一方で李氏は5つの刑事裁判を抱えていて今後の政権運営に影響するかも注目されている。石破総理は早期の首脳会談に意欲を示した。
北京で起きた天安門事件から36年、当時警察庁から出向し日本大使館に勤務していた南隆さんが語る。当時天安門広場周辺にいて銃撃があったが発砲は市民が二度と民主化運動をしないよう恐怖を与えるためだったと分析している。中国では今も厳しい情報統制が続き多くの若者が事件を知らないままだということ。
備蓄米販売の動きが加速する中ファミリーマートは予定と前倒ししてあす店頭で販売を始めると発表した。ファミリーマートは随意契約で1000tを買い受け、今朝到着した備蓄米は精米に回され1kgサイズに袋詰されあす東京・大阪の一部店舗で1kg360円で発売し、順次全国に拡大する。
一方小泉農水相はさきほど酒造用や加工用の米も不足しているとの声を踏まえ日本酒メーカーやみそなどの加工業者向けに備蓄米を放出することを検討していると明らかにした。
パート労働者の厚生年金への加入など年金制度改革法案が参議院で審議入りした。石破首相は基礎年金底あげの財源について「追加的な国庫負担は2030年代後半から徐々に発生する」と「必要となるか否かや時期・規模は経済状況による変化する」と現時点で示すことはできないと説明した。
じめじめとした時期の梅雨で気になるのは「髪のうねり」。髪には水分に反応しやすい成分としにくい成分がありそれがうねりとして表れるが今年はうねりやすい梅雨になるというデータがある。空気が含むことができる水分量は温度が高くなると多くなり、今年6月の気温は全国的に平年より高くなる予想で空気中の水分量が多くなりうねりやすい。ウェザーマップ東気象予報士は「湿度が0から100%まで変わると髪の長さは2~2.5%伸びる」と話し雨の日は長さ40cmの場合では約1cm伸びるという。全国のうねりやすい都道府県は1位沖縄、2位は鹿児島、3位宮崎、本州では静岡、千葉など海沿いがランクインした。対策としては風呂上がりの乾かし方をしっかり乾かすことだと紹介した。