- 出演者
- 南利幸 寺門亜衣子 井上二郎 西阪太志
オープニング映像と挨拶。
台湾総統選挙で与党・民進党の頼清徳氏が当選した。頼氏は「台湾の人たちは自らの行動によって、外部勢力の介入を食い止めることに成功した。中国の言論や武力による脅しに対して、私には台湾を守る決意もある」とコメント。頼氏は558万票あまり・得票率40%で当選した。投票率は71.86%で、全壊より3ptあまり低くなった。頼氏はアメリカなどと連携を強め中国を抑止するという、現職の蔡英文総統の路線を継承すると訴えた。今年5月に就任予定。1996年に総統の直接選挙開始から、初めて同じ政党が3期続けて政権を担うことになる。一方同時に行われた議会立法院の選挙では、113議席のうち民進党は51議席と過半数を維持できなかった。
上川外務大臣は談話を発表し「政府としては台湾との関係を非政府間の実務関係として維持の立場を踏まえ、日台間の協力と交流のさらなる深化を図っていく」としている。アメリカのブリンケン国務長官は声明を発表し頼氏に祝意を示した。また「台湾の人たちは確固たる民主主義の制度と、選挙プロセスの強さを改めて示した。アメリカは台湾海峡の平和と安定の維持や、威圧・圧力とは無縁な平和的解決に取り組む」としている。一方中国政府の報道官は談話を発表。「選挙結果は民進党が決して主流の民意を代表出来ないことを示している」としている。そして「台湾海峡両岸の同胞がさらに親しくなろうという、共通の願望を変えることはできない。最終的に祖国が必ず統一されるという大勢も止めることはできない」としている。
台湾総統選挙で頼氏が当選したことで今後台湾と中国の関係はどうなるのか。小宮さんは「頼氏はこれまで現政権の姿勢を引き継ぐとしており、中国と距離を置きアメリカとの関係を重視していくとみられる」と話した。また同時に行われた立法院の選挙で民進党が過半数割れした件について、住宅価格の高騰や長期政権を牽制する有権者の心理が要因だと分析。与党側が通したい予算が通らない可能性があるという。一方日本と台湾の関係については変わらないと話す小宮さん。ただ中国が軍事的圧力を強める可能性はあると指摘。
大学入学共通テスト2日目は理科と数学の試験が行われ、668の会場で実施される。49万1914人が出願している今回の共通テスト。今月27日・28日に追試験が行われる。1日目は大阪人間科学大学の会場で、地理歴史・公民の試験時間が15秒短くなるミスが発生。その影響で47人が再試験の対象となっている。また公共交通機関の遅れや職員の対応ミスで、5会場で6人が開始時間を繰り下げることに。英語のリスニングでは機器の不具合などのため55人が再開テストの対象となり52人が受けた。来年から新しい学習指導要領に対応し「情報」を含む7教科21科目に再編されるため、現在の6教科30科目での出題は今年で最後になる。今回能登半島地震で被災して本試験を受けられない受験生は、追試験の対象となるなど特例措置が実施される。
能登半島地震で被災者達を支援しようとサッカーJ3に所属するツエーゲン金沢が石川県の白山市で募金。小松市の出身で元日本代表の豊田陽平選手や内灘町にある実家に帰省中で被災したゴールキーパーの上田樹選手などが支援を呼びかけている。昨シーズンJ2で最下位となり今シーズンはJ3で戦うツエーゲン金沢はJ2の昇格を果たす事で地元を勇気づけたいという。
今日行われるバスケットボールBリーグのオールスターゲームでファン投票1位に輝いたのは宇都宮ブレックスの比江島慎選手だった。2位に1万2000票以上の差を付け過去最多の47万票以上を集めている。比江島選手の持ち味が比江島スッテプと呼ばれており細かいステップを駆使して相手を翻弄しオールスターゲームを盛り上げている。比江島選手が注目ポイントで上げたのは日本が誇る司令塔の富樫勇樹選手と河村勇輝選手のダブルユウキで同じチームで先発出場するという。ファン投票2位の富樫勇樹の持ち味は3ポイントシュートで今シーズンはBリーグ史上最多、通算900本の3ポイントシュートを達成している。ファン投票5位の河村勇輝選手の持ち味はスピードで今シーズンは得点とアシスト数でリーグトップに立っている。NHKではオールスタ-ゲームをBSで中継するという。
全国都道府県対抗女子駅伝のレースは京都市内を巡るマラソンと同じ距離のコースを中学生から社会人までの9人のランナーでタスキをつなぐという。全国女子駅伝は午後0時半にスタートし、NHKでは総合テレビやR1とNHKプラスで中継する他、特設サイトでも選手の情報や速報などを伝えるという。
ダークマターという物質がある。存在しないと説明できない現象だ。観測されるが、誰もその姿をみたことがないという。宇宙の謎のひとつだ。光を反射も吸収もしない。正体不明だという。
- キーワード
- ダークマター
ダークマターとはなにか。カブリ数物連携宇宙研究機構で、村山さんに話を聞く。ダークマターは人類の母だという。星や銀河の誕生は、ダークマターがないと説明できないという。ダークマターの重力でガスが集まり、星・銀河が誕生したという。
ダークマターがないと星の誕生は説明ができない。銀河系の郊外にある太陽系。銀河系の中で太陽系は公転している。ダークマターの重力でガスが集まり、星・銀河が誕生した。
すばる望遠鏡に、最新鋭の装置を取り付けようとしている。光ファイバーを束にして、2400個の天体を同時観測するという。天体からの光を分析することでダークマターの分布を明らかにするという。宇宙からもダークマターに迫るという。XRISMという人工衛星だ。宇宙のX線を検出できるという。ダークマターが集まる銀河団からのX線を観測すれば、新たな証拠が得られる可能性がある。村山さんは自分のルーツを探る旅だという。
宇宙全体のファミリーヒストリーだと寺門亜衣子さんが言う。これがないと説明がつかない現象は多い。ダークマターの正体はわかっていない。銀河や星ができた謎が解ける。
- キーワード
- 暗黒物質
気象情報を伝えた。