- 出演者
- 清水敬亮 三條雅幸 佐藤公俊 今井翔馬 是永千恵 野口葵衣
オープニング映像と三條雅幸らによるあいさつ。
昨日の東京株式市場。日経平均株価が一時4700円余り、終値では4451円の急落となり、世界的に株価が暴落した1987年のブラックマンデーの翌日を超え下落幅は過去最大となった。取引の混乱を避けるため、当初株価指数や日経平均の先物の売買を一時中断するサーキットブレーカーと呼ばれる措置が取られた。こうした株価の急落は米国の景気減速への懸念が一段と強まっていることが背景にあり、海外の主な市場でも株価が値下がりした。ニューヨーク株式市場でも株価が大幅に値下がりし、ダウ平均株価が一時、先週末と比べて1200ドルを超える急落となった。終値は先週末に比べて1033ドル99セント安い3万8703ドル27セントだった。ダウ平均株価の割り値が1000ドルを超える急落となるのは、2022年9月以来1年11ヶ月ぶり。
米国総局の江崎記者に聞く。ニューヨーク株式市場は株価下落には歯止めがかからない状況。何が要因なのだろうか。投資家がはしごを外されたような失望感でパニックになっているのが大きな要因。先週発表された米国の雇用統計などの経済指標が軒並み弱い内容だったことが投資家の不安につながった。ニューヨーク時間のきょう発表されたサービス業の景況感を示す指数は市場の予想を上回ったが、投資家を安心させる材料とはならなかった。もう一つの大きな要因は日銀の利上げと急速な円高による取り引きの逆転現象。これまで金利の低い円でお金を調達してそのお金を投資に回すキャリートレードと呼ばれる取り引きが行われていたが、日銀の利上げと円高によって逆回転し、この損失を穴埋めしようと株式を売る投資家がかなりの数いるとニューヨークの金融関係者は語っていた。そのニューヨーク市場の株価だが、今後どうなりそうだろうか。投資家の安心材料となる経済指標が発表されることが動揺が収まる1つの要素になる。またキャリートレードの巻き戻しの要因となっていた円高が落ち着くかどうかが今後の株価に影響しそう。
経済部の真方記者に聞いていく。きょうの東京株式市場だが、ここがどうなるのかというところ。東京市場の取り引きはニューヨーク市場の動きを受けるケースが多いが、日経平均の先物取引を見てみるとニューヨーク市場とは逆の動きで前日と比べてプラスで取り引きされている。こうした中で投資家の間では記録的な下落が続いたので、買い戻しの動きに出るのか、それとも慎重な見方となるのか、この見方がまちまちでまさに先行きが不透明といった状況。そのような状況の中で市場の動揺は落ち着くのだろうか。まさにそれを見通すのはなかなか難しいのが現状なのだが、ポイントとなるのは今回の株価急落の要因の1つとなっている米国の経済の先行き。来週は消費者物価指数や小売業売上高といった重要な指標の発表が相次ぐ。そしてもう一つは日本企業の業績。今、第1四半期の決算発表が相次いでいるが、株価のような総崩れとは異なっていて過去最高益を出す企業もある。業績がよければ株価も落ち着くきっかけになる可能性もある。そして最後に新たな懸念材料として中東情勢の緊迫化もある。状況しだいでは日本の株価への影響も心配されている。
広島に原爆が投下されてきょうで79年となる。国際情勢が緊迫化し、核兵器廃絶に向けた道のりが厳しさを増す中、被爆地広島はきょう一日、核兵器が二度と使われてはならないという思いを強い危機感を持って国内外に訴える。被爆地広島は夜明け前から犠牲者を追悼する祈りに包まれた。このあと午前8時から行われる平和記念式典には被爆者や遺族の代表をはじめ岸田総理大臣のほか、米国や英国など核保有国を含む109か国の大使などが参列する予定。式典では34万4306人の原爆死没者名簿が原爆慰霊碑に納められ、原爆が投下された午前8時15分に黙とうをささげる。核兵器廃絶に向けた道のりはロシアによるウクライナ侵攻の長期化など国際情勢が緊迫化する中、厳しさを増している。一方、被爆者たちの平均年齢は85歳を超え、これまでと同じように平和を訴える声を上げ続けていくことは難しくなっているのが現状。原爆資料館には昨年度、国内外から198万人が訪れ、過去最多を更新していて広島への関心が高まる中、どのように被爆の実相を伝え核兵器廃絶につなげていけるかが課題となっている。
広島市の平和公園からの中継。朝早くから多くの人が訪れ、原爆の犠牲者に祈りをささげていた。広島では去年G7サミットが開かれ、世界の首脳たちが原爆慰霊碑に献花した。核兵器のない世界の実現に取り組むとしたが、国際情勢が緊迫化する中、その道のりは厳しさを増している。被爆者の83歳の男性は「自分たちが生きている間に核廃絶が実現することを願って訴え続けてきたが、その思いが一向に届かずもどかしい」と話していた。こちらの会場でこのあと午前8時から平和記念式典が開かれ、被爆者や各国の大使などが参列する。どんな状況であっても決して核兵器は使われてはならない。被爆者たちがこれまで一貫して訴えてきた思いを広島は危機感を持って国内外に発信する。
NHKは今月2日から3日間、世論調査を行った。今年度の最低賃金について、国の審議会は時給の引上げ額を過去最大の50円とする目安をまとめ、全国平均の時給は過去最高の1054円となる。この引き上げが妥当だと思うか聞いたところ「妥当だ」が52％、「妥当ではない」が31％、「分からない、無回答」が17％だった。今日は広島原爆の日、今月9日は長崎原爆の日。今、核の脅威が世界で高まっていると思うか尋ねたところ、「非常に高まっている」が32％、「ある程度高まっている」が40％、「あまり高まっていない」が15％、「全く高まっていない」が4％だった。新型コロナウイルスの感染が今拡大している不安を感じるか聞いたところ「大いに感じる」が27％、「ある程度感じる」が39％、「あまり感じない」が19％、「全く感じない」が7％だった。
一方、東北から西日本にかけて、大気の状態が非常に不安定になっていて、あす朝までの24時間に降る雨の量は多い所で関東甲信で100ミリなどと予想されている。気象庁は低い土地の浸水や川の増水、土砂災害に警戒するとともに落雷や竜巻などの激しい突風、ひょうに注意するよう呼びかけている。発達した積乱雲が近づく兆しがある場合は頑丈な建物の中に移動するなど安全確保に努める。
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バイデン大統領の選挙戦からの撤退を受けて、与党・民主党は1日から大議員による投票をオンラインで行っていて、現地時間の5日午後6時、日本時間のきょう午前7時に投票は締め切られる。すでにハリス副大統領が指名に必要な過半数の票を獲得していて、投票が締め切られた後、ハリス氏が党の大統領候補に正式に指名される。これによってハリス氏は帰り先を目指す共和党のトランプ前大統領と対決することになり、当選すれば米国史上初の女性の大統領となる。ハリス氏は6日、東部ペンシルベニア州で選挙戦をともに戦う副大統領候補とともに選挙集会を開くなど、今週、激戦が見込まれる各州を回って集会を開く予定。民主党としては11月5日の投票日まで3ヶ月となる中、党の結束を強め選挙戦に臨む構え。
岡慎之助が鉄棒でも金メダルを獲得。3冠達成は1972年ミュンヘン大会の加藤澤男さん以来52年ぶりの開挙。地元・岡山では母親の八千代さんらが声援を送った。
パリオリンピック・レスリング。女子68kg級に尾崎野乃香、男子グレコローマンスタイル60kg級に前回大会で銀メダルを獲得した文田健一郎が出場した。準決勝：文田健一郎4−3ゾラマンシャルシェンペコフ（キルギス）。文田健一郎は決勝進出を決めた。
女子68キロ級準々決勝：尾崎野乃香6−8メーリム・ズマナザロワ（キルギス）。尾崎野乃香は敗者復活戦に進むことになった。
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エッフェル塔の真下にあるのがエッフェル塔競技場。ビーチバレーの会場となり、パリ五輪の象徴となっている。
ビーチバレー女子 敗者復活戦から勝ち上がった長谷川暁子、石井美樹ペアがブラジルと戦い2−0で敗れた。
男子団体戦で、第1試合のダブルスに戸上隼輔、篠塚大登、第2試合のシングルスに張本智和、第3試合のシングルスは篠塚大登全てで勝利し、3−0でオーストラリアに快勝し準々決勝に進んだ。
女子団体はポーランドと対戦した。第1試合のダブルスには早田ひなと平野美宇、第2試合のシングルスには張本美和、第3試合のシングルスには平野美宇が出場し3−0で準々決勝に進出を決めた。