広島市の平和公園からの中継。朝早くから多くの人が訪れ、原爆の犠牲者に祈りをささげていた。広島では去年G7サミットが開かれ、世界の首脳たちが原爆慰霊碑に献花した。核兵器のない世界の実現に取り組むとしたが、国際情勢が緊迫化する中、その道のりは厳しさを増している。被爆者の83歳の男性は「自分たちが生きている間に核廃絶が実現することを願って訴え続けてきたが、その思いが一向に届かずもどかしい」と話していた。こちらの会場でこのあと午前8時から平和記念式典が開かれ、被爆者や各国の大使などが参列する。どんな状況であっても決して核兵器は使われてはならない。被爆者たちがこれまで一貫して訴えてきた思いを広島は危機感を持って国内外に発信する。