2024年10月26日放送 6:30 - 7:00 NHK総合

NHKニュース おはよう日本

出演者
南利幸 井上二郎 赤木野々花 
おはWORLD
22~24日 ロシアBRICS首脳会議

22日から24日まで、BRICSの首脳会議がロシアで開かれた。会議にはロシアや中国など、欧米諸国と安全保障や貿易面などで対立している国の首脳などが集った。このため、日本などG7(主要7か国)の会議とは、違う視点で議論が行われた。例えば、ロシアが欧米などから科されている制裁を念頭に“国際法に反する一方的な経済制裁の撤廃を求める”などとした宣言が採択された。会議を主催しているロシアや中国は、BRICSという枠組みを拡大し欧米をけん制するねらいがあると見られる。ただ、参加国の中には拡大や欧米などとの対立を望まない国も多く、簡単にはロシアや中国の望みどおりとはいかない状況。

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22日 カトリック教会の司教 中国とバチカン 暫定合意延長

22日、中国のカトリック教会の司教の任命について動きがあった。カトリックの教会のトップである司教の人事は、原則、バチカンが決めている。しかし、中国では政府が公認するキリスト教会を通じて、一部の司教を独自に任命している。今回、双方は司教の任命を共同で行う仕組みを作ることで合意したと見られ、外交関係のないバチカンと中国の関係が今後、深まっていくのか注目される。

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25日 ゼレンスキー”北朝鮮軍の部隊 戦闘地域へ”

25日、ウクライナ・ゼレンスキー大統領は、早ければ今月27日から28日にも北朝鮮の最初の部隊が戦闘地域に展開するとの見通しを示した。米国・ホワイトハウスのカービー大統領補佐官は25日、記者団に対して“派遣されている北朝鮮の兵士の規模は3000人以上に上る可能性がある”と明らかにした。今回の派遣の背景には、北朝鮮が見返りとしてロシアから資金援助や軍事技術の提供、エネルギーの供給などを受けているという見方もある。日本、米国、韓国の安全保障担当の高官は25日、米国の首都ワシントンで会談し、重大な懸念を表明した。

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中国 中年世代にリストラの波

中国では15年ほど前、北京オリンピックが開催された前後、空前の高度経済成長を迎えていた。インフラ開発や外資の流入などにけん引され、大学を出た若者は企業から引く手あまたで日本のバブル期のような好景気が続いていた。しかし今から4年前、厳しい行動制限を伴うゼロコロナ政策をきっかけに中国経済は大きく減速。政策の終了から1年半以上経つが、いまだに景気の先行きは不透明な状況が続いている。高度経済成長期に就職した若者は今、30から50代。企業の中心として働いてきた中年世代にリストラの波が広がり始めている。中国が好景気の時代に就職した30代から40代。就職している人数が多く、賃金も高いこの世代の職探しは一層難しくなっている。こうした中、需要が高まり始めているのが心理カウンセラー。コロナ禍以降、仕事に関する悩みを抱える中年世代が増えている。中年世代の厳しい労働事情。中にはリストラと無縁と思われていた専門的な技術や知識を持った人材にも及んでいる。中国のSNS上でも中年の就職難が話題になっている。現在の中国では、雇用の大きな受け皿になっていた不動産事業が不況に陥った。新たな企業の創業も低い水準となっていて人が余る状況になっている。そこでリストラのターゲットなっているのが、35歳以上の世代。若手より賃金水準が高く、若手の従業員との職の取り合いに敗れて職を失ってしまったという状況。中国政府もこうした現状には危機感を抱いていて、破綻した企業の抱える不動産を買い取って事業を継続させたり、新しい事業を興そうと、大学のベンチャー企業の創業を後押しする事業などを始めている。中国の今の20代の世代は「寝そべり世代」とも言われ、現状が好転するまで座して待つという人が多いといわれている。一方で35歳以上の人たちは、中国の高度経済成長で成功をつかんできただけに「夢を諦めない世代」だと言われている。

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(ニュース)
「白玲戦」異例の決着 福間女流五冠が不戦敗

将棋の女流タイトルの最高峰「白玲戦」七番勝負の第6局はきょう都内で行われる予定だったが、日本将棋連盟によると福間女流五冠から“体調不良により対局の実施が困難”と申し出があったため、協議の結果、規定に基づいて不戦敗とすることを決定したという。これにより、タイトルを持つ西山女流三冠が4勝2敗で7番勝負を制し、「白玲戦」2連覇でタイトル防衛を決めた。福間女流五冠は、今年8月に妊娠を公表し、来月17日からおよそ3ヶ月間、出産のため休場することになっている。今回の「白玲戦」は第5局でも福間女流五冠が体調不良を理由に不戦敗となったほか、第4局では、西山女流三冠が新型コロナウイルスに感染したために日程が延期されていた。タイトル戦が不戦敗で決着するのは異例。日本将棋連盟は“今後の棋戦進行スケジュールの都合上、これ以上の延期が難しい状況にあり、慎重に検討した結果、この判断に至った次第”としている。

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筆に思い託して 書道パフォーマンス甲子園

全国の高校生が巨大な紙の上で書や演技の美しさを競う書道パフォーマンス甲子園。この大会で去年優勝している鳥取県の高校が、ことしも連覇を狙った。鳥取城北高校書道部。毎年夏、愛媛県四国中央市で開かれている書道パフォーマンス甲子園。全国から予選を勝ち抜いた、およそ20の高校が参加する。6分以内に演技を交えながら大きな紙に文字を書き上げ、その出来栄えや表現力を競う。4大会連続出場の鳥取城北高校は去年、初優勝を飾った。連覇を狙うことしの創作テーマは、大切な人への感謝。キーボードの演奏に合わせ、部員一人一人が感謝を伝えたい人の名前を書く。3年生で副部長の矢崎心遥さん。中学生のときに鳥取城北高校の書道パフォーマンスを見て入学を決意した。部員のほとんどが書道経験者の中で矢崎さんは全くの初心者。経験不足を補おうと他の部員に教わったり、手本の文字を書き写すなど基礎練習を重ね、ことし行われた個人の書道大会では全国3位になった。中国ブロック予選は1位で通過。本戦の出場を決めたが課題も見つかった。本戦の結果、鳥取城北高校書道部が連覇を達成した。

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「青春18きっぷ」利用方法変更へ

JR各社は、普通列車などが乗り放題になる「青春18きっぷ」について、この冬の分は利用方法を変更すると24日、発表した。これまでは複数人での利用や、期間内であれば日付の間隔を空けての利用ができたが、変更後は乗車できるのは1人に限定し、連続した日数で利用する方式となる。この決定に対し“使いにくくなる”といった声も寄せられ、各社は“自動改札機への対応などが理由だ”と説明している。

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文化勲章 ちばてつやさんなど7人に

今年度の文化勲章の受章者に、漫画家のちばてつやさんなど7人が選ばれた。ちばてつやさんは東京生まれの85歳。貧しくも誠実に生きる主人公を描いた作品やスポーツを題材にした作品などでヒット作を連発した。また文化功労者には、プロゴルファーの青木功さんや俳優の草笛光子さんなど20人が選ばれた。

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経済情報
気象情報

全国の気象情報を伝えた。

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