- 出演者
- 糸井羊司 副島萌生 晴山紋音
オープニング映像。
政治資金規正法の改正を巡り、衆議院の特別委員会は、きょう予定していた採決を見送り、あす行うことになった。岸田総理大臣は与党を超えた合意形成のため、岸田総理大臣は先週、日本維新の会の馬場代表と会談。党から支給される政策活動費について、10年後に領収書を公開することを盛り込むことで合意し、維新の会は、合意内容を盛り込んだ修正案に賛成する方針を示していた。しかし、きのう自民党の修正案では、領収書の公開が党から50万円を超える支給を受けた場合に限定され不十分だとして、すべての領収書を公開の対象にするなど、再修正を求めた。このため自民党は、けさの衆議院特別委員会の理事会で、維新の会の求めに応じて再修正した法案を改めて提出したいという意向を示し、きょう予定していた質疑と採決は見送られることになった。その後、自民党は再修正した法案を国会に提出。政策活動費について、領収書の公開を50万円以下の支給を受けた場合にも広げた。衆議院の特別委員会では、あす岸田総理大臣への質疑と採決が行われる。あさって、本会議でも採決が行われ、法案は衆議院を通過する見通し。日本維新の会・音喜多政調会長は「抜け道がある状態の自民党案には賛成することが難しい」、自民党・御法川国対委員長代理は「おわび申し上げるしかない」、立憲民主党・安住国対委員長は「ザルの合意」、日本維新の会・遠藤国対委員長は「結果的に取り組んでよかった」とコメント。
インド総選挙。複数の地元メディアは、モディ首相率いる与党連合が過半数の議席を獲得し、3期目の政権を維持する見通しと伝えた。有権者はおよそ10億人。投票に要した時間が1か月半。モディ首相は高い経済成長を実現したとアピールしてきた。インドは3年後には、GDP国内総生産が日本とドイツを抜き、世界3位になる見通しで進出する日系企業も10年でほぼ倍になった。スズキの子会社は乗用車でインド最大のシェアを維持している。選挙でモディ氏の与党インド人民党は経済をけん引してきた強いリーダー像を前面に押し出すことで圧勝をねらっていた。ところが地元の複数のメディアは、与党連合が543の議席のうち過半数を獲得し、3期目の政権を維持する見通しと伝えた。しかし、モディ首相のインド人民党単独では、目標の370議席には遠くに及ばず、前回よりも大幅に議席を減らすと報じられている。人口の6割以上が暮らす農村部では、貧困が解消されないほか、若者の失業問題も深刻化しており、こうした格差に苦しむ人たちの多くの批判票が野党側に集まった可能性がある。今回、大幅に議席を減らす見通しとなったことで、インド外交に影響が出るかどうか、注意深く見ていく必要がある。
ことしの政府の経済財政運営の基本方針「骨太の方針」の骨子案は、きょうの経済財政諮問会議で示された。骨子案では賃上げを定着させるため、労働市場改革や企業の価格転嫁対策に重点的に取り組んでいくとしている。また、全世代型社会保障の構築や少子化対策の充実も引き続き推進していく考え。一方、岸田総理大臣は財政健全化を巡り、来年度に基礎的財政収支を黒字化する目標の達成は現状でも視野に入っているとの認識を重ねて示した。その上で、さらに先の経済再生と財政健全化などに向けた改革の在り方や見通しも具体化する必要があるとして、骨太の方針を正式にまとめる際には、来年度から2030年度までの6年間の新たな経済財政に関する計画も盛り込む意向を明らかにした。
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国際的な金融都市を目指して、環境整備や規制緩和を進める政府の金融資産運用特区に、東京、大阪、福岡、北海道の4つの地域が指定された。金融資産運用特区に指定されたのは、北海道と札幌市、東京都、大阪府と大阪市、福岡県と福岡市の4つの地域。この特区は資産運用立国の実現を掲げる政府が設けた制度で、指定された地域では、海外から金融機関や資産運用会社を呼び込むための環境整備や規制緩和が進められる。具体的には、法人設立に関する行政手続きを英語だけで行えるようにすることや、地域のスタートアップを金融面から支える人材を対象に新たなビザを創設すること。外国人の銀行口座開設にかかる時間を短縮することなどが検討されている。政府は、特区の指定をきっかけに長年課題となっている国際金融都市の実現に向けた取り組みを加速させ、日本への投資の拡大を促したい考え。岸田総理大臣は「継続的に規制改革の提案や制度の活用に努めてほしい」とコメント。
少子化対策の強化に向けて、児童手当などを拡充するとともに、財源確保のため、公的医療保険に上乗せし、国民や企業から集める支援金制度の創設などを盛り込んだ、子ども子育て支援法などの改正案。きょう、参議院内閣委員会で採決が行われ、自民党、公明党両党の賛成多数で可決された。改正案は、あすの参議院本会議で可決成立する見通し。
半導体の受託生産で世界最大手の台湾のTSMC。きょう、新しい会長兼CEOに就任した魏哲家氏は、熊本県内に第3工場をつくるかどうかについて、「まず第1、第2工場の運営や建設をしっかりやってから考える」と述べた。一方、熊本県からは、第3工場を検討しないかと要請されているとしたうえで、「地元住民の賛同が得られるなら、引き続き考慮する」と述べ、工場の拡張に含みを持たせた。
天皇皇后両陛下は、国際親善のため、22日から8日間の日程で、英国を公式訪問されることが正式に決まった。25日からの3日間は国賓としての滞在で、歓迎式典に続いて、バッキンガム宮殿で歓迎の昼食会や晩さん会に臨まれる。英国訪問は、おととしのエリザベス女王の国葬参列のための訪問以来で、27日には、天皇陛下が英国王室の墓所を訪ね、花を供えられる予定。
北朝鮮に拉致された横田めぐみさんの父親で、拉致被害者の家族会の初代代表を務めた横田滋さんが亡くなってから、あすで4年となる。妻の早紀江さんが記者会見し、政府の取り組みと日朝首脳会談の早期実現を強く求めた。
このところアジサイをよくみるようになったと話した。
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