- 出演者
- 大泉洋 前田亘輝(TUBE) 松本玲二(TUBE) 春畑道哉(TUBE) 角野秀行(TUBE)
今夜のゲストは、今年デビュー40周年を迎えたTUBE。シングルの総売上は1200万枚。アルバムは7作がミリオンヒットを記録している。タイトルに”夏”が入った楽曲は50曲以上、「夏の王様」の異名を持つ日本を代表するロックバンド。そんなTUBEが残してきた数々の伝説、そこには驚きのエピソードがあった。そして、TUBEが毎年夏に残す最大の伝説が横浜スタジアムで行われる、通称「ハマスタライブ」。スケール感溢れる圧巻のステージで観客を魅了する。今回はその舞台裏に独占密着。40周年ならではのスペシャルステージ、その制作秘話に迫る。
1985年「ベストセラー・サマー」でデビューしたTUBE。翌年には、「シーズン・イン・ザ・サン」でブレイクを果たす。夏を感じさせる爽やかなサウンドで、30万枚を超える大ヒットとなった。その後もヒット曲を連発。今年でデビュー40周年、日本を代表する夏バンドとして新たな伝説を作り続けている。
今夜は、TUBEが刻み続けてきた夏の伝説を40年間の活動をまとめた「TUBE夏の伝説年表」と共に振り返っていく。2ndシングルの「センチメンタルに首ったけ」は初めて迎えた冬だったが、売上は芳しく無くその時は「もう終わりだね」というムードになっていたとのこと。しかし、3rdシングルの「シーズン・イン・ザ・サン」は大ヒット。占い師に当時のグループ名「The TUBE」の”The”を取ったほうが良いと言われ、すぐに取ったら順調になっていったと話した。11thシングルの「あー夏休み」がヒットしたことでいよいよ”夏”を意識し始めたとのこと。当時の音楽雑誌では「スイカを作っている」とバカにされていたが、それに対し”冬”の活動も頑張ってみたものの11thシングル発売の時点では抵抗することもなくなったと言う。
TUBEが「あー夏休み」を浴衣でSPパフォーマンスを披露した。
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TUBEが初出場を果たした、1993年の紅白歌合戦。司会は当時からお茶の間の顔だった、堺正章と石田ひかりが務めた。視聴率は脅威の50.1%、豪華アーティストが次々と華やかなパフォーマンスを披露した。そんな中TUBEは、白Tシャツにジーパンのみで登場。12月に行われる紅白でも夏バンドならではの伝説を残した。当時メンバーとしてはこだわりの衣装で、ビンテージのデニムだったとのことだが、終わった後に和田アキ子からはお叱りを受けたとのことだった。
2000年、TUBEは15周年を記念してデビュー日の6月1日にハワイでのスタジアムライブを開催した。現地ファンを含む2万1000人を動員、当時のハワイ州知事はこの日を「TUBE DAY」として制定した。そして40周年を迎えた今年の6月1日、20年ぶりにハワイでライブを開催した。90年代からレコーディングを行ってきた第二の故郷で、節目の記念日をファンと共に祝った。
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レコーディング自体はハワイで10年ほどやっており、そこでハワイのプロモーターと出会い「やってみないか」と誘われて、そこから少しずつハワイ公演に向けてハワイでも活動をし始めたとのこと。また、今年6月1日に開催予定だったライブは、2日前までビザが下りず開催が危ぶまれていた。多方面の強力によりギリギリでメンバーのビザは下りたが、スタッフは難しく少人数で移動し機材のセッティングなどもメンバー自ら行ったと話した。
夏のイメージが強いTUBEだが、「夏以外は何してる?」という質問に対し、ボーカルの前田は「こっそり生きている」と話し、ギターの春畑はTUBEが活動しない時期はギターインストのライブをやったりしているとのこと。ドラムの松本は、趣味で車やバイクのレースに出場していると言い、ベースの角野は「静かにしてます」とのこと。楽曲の制作は正月明けに集まり真冬に夏の曲を作っているとのこと。しかし、寒いと”夏の歌”を作るのは難しいので、レコーディングはハワイで行っていると話した。
TUBEがSPメドレーとして「夏を待ちきれなくて」「ガラスのメモリーズ」「シーズン・イン・ザ・サン」を披露した。
TUBEが毎年夏に残す最大の伝説、それが横浜スタジアムで行われる「ハマスタライブ」。開催は今年で36回目、横浜スタジアムはTUBEが最も多くライブを行ってきたことから”聖地”とも呼ばれている。ライブの最大の特徴は、水を使った圧巻の演出。TUBEの夏を締めくくる特別なイベント。今回、その舞台裏に独占密着した。40周年で行う節目のライブ、そのために用意したとっておきの演出があった。炎と花火を出しながら宙を舞う舞台装置”ガメラ”、過去のハマスタライブで人気を博した演出を11年ぶりに復活させる。本番1週間前、この日行われたのはゲネプロ。2時間30分のライブ内容を本番同様に行う。今回のために新調したガメラとも初対面、装置から出る炎と花火は前田が足元にあるボタンで操作する。より良いパフォーマンスを目指し入念にチェックを行う、その後もあらゆる内容の確認を続けるメンバー。リハーサルは当初の予定を超え、3時間以上にも及んだ。40周年の節目に挑むハマスタライブ、そこにはTUBE4人の並々ならぬ思いがあった。
ライブ当日、ハマスタにこの日を待ちわびたファンが集まってきた。スタジアム周辺の街なかでは、特別企画を開催。うちわの配布や、TUBEのハマスタライブの歴史を紹介するパネル展が開かれた。さらに、41店舗の飲食店では40周年を祝う限定メニューを販売。街を上げてライブを盛り上げる。集まった観客は3万4000人、いよいよライブが始まる。代表曲「シーズン・イン・ザ・サン」の始まりと共に会場のボルテージは一気に最高潮へ。ライブの中盤には、ファン待望のハマスタ名物”水”を使った演出が登場。過去最大規模となる高さ15メートル・水量100トンの大噴水。そして、いよいよ”ガメラ”の登場。2時間30分にわたり行われたハマスタライブ、最後にTUBEがどうしても届けたい曲があった。「a song for love」20周年の節目を迎えた2005年に、ファンへの感謝の思いを込めて作った曲。40周年で迎えた聖地ハマスタでのライブ、TUBEの新たな夏の伝説となった。
ハマスタライブについて、VTRを見た大泉は「コンサートというよりも、途中から”テーマパーク”のようになっている」とコメントしていた。これに対し、前田は「どれだけ楽しませられるか」だけを考えて4人でやっていると話し、大泉も憧れるほどだった。大量の水による演出も最初は楽器が止まることもあったが、今は研究を重ね万全の防水対策がされているとのこと。
TUBEが「a song for love」を披露した。
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