物価高騰の波が押し寄せる中、ちょっと割高なのに週末30組待ちは当たり前。店内は満席が続く回転寿司チェーン「すし銚子丸」。創業48年、関東に92店舗を構える回転寿司チェーン。価格は「中トロ」594円、「ほたて」572円など、どれも回転寿司にしてはちょっと高め。大人気の理由を常連さんに聞き込み。人気の秘密その1「ネタの鮮度と品質」。今年行われた回らない寿司店くらい美味しいと思う回転寿司ランキングで銚子丸が1位に輝いた。不動の人気No.1が「オーロラサーモン」。ノルウェーから直行便で生サーモンを空輸している。サーモンと並ぶ大人気メニューのマグロにも秘密がある。本まぐろをお客さんの目の前でさばき、そのまま提供する。コストや手間もエンターテインメントに変え、臨場感ごと味わってもらう。常連さんに人気の「劇団セット」は季節に応じて旬なネタが入っているという。各店舗に板前が配置されているため、さばいて握りたてを提供することが美味しさの秘訣だという。各店舗ごとに魚を仕入れる方法は手間がかかるうえに全店舗にすし職人が必要で、チェーン店としては非効率だが、その日に来た生の魚を使っていくことで美味しいものを届けられる。