東京で一人暮らしをするベトナム人のトゥアンさんが働いているのは、札幌のすすきので1954年に創業し今年70周年を迎えた老舗ジンギスカン店 だるま。人気の秘密は北海道から毎日届く新鮮なマトン。お肉に付けるのは創業当時から70年間守り続けられた醤油ベースの甘辛ダレで、メニューは3種類のみ。シメには残った醤油タレをご飯にかけてほうじ茶をベースにした特製ブレンド茶をかけるお茶漬けが大人気。だるまはすすきので6店舗を展開、そして今年7月札幌以外で初となる新店を上野にオープンした。その大事な東京1号店の店長を任されたのがトゥアンさん。炭起こしに始まり、お新香などを盛り付け、ご飯は1回20合を1日3~4回炊くそう。開店前既に行列が。トゥアンさんはオープン前の最後のチェックを行う。1日約120~160人のお客さんが来店し1時間制。並んでいるお客さんは、3ヶ月先まで予約できなかった、群馬の前橋から来たという人もいた。トゥアンさんはベトナムの田舎町出身。22歳の時に北海道の日本語学校に入学するため来日し、2ヶ月後くらいに先輩の紹介でアルバイトとして働き始めたという。日本語学校を卒業すると札幌の大学に入学、アルバイトを続けていたが大学卒業を機にだるまを辞めることに。なぜトゥアンさんは1回辞めたジンギスカン店に復帰し店長になったのか?