平均年齢41.5歳の馬術競技チーム、自称「初老ジャパン」。総合馬術団体は、ベルサイユ宮殿で行われた。馬場馬術に、クロスカントリー、障害馬術で、3日間にわたり競う。最終日、日本は5位でスタートした。出場した3人が障害を落とすことなく、逆転で銅メダルを獲得した。最年長の大岩義明は、5年前、ドイツで活動していた。今回出場した団体メンバーは全員、ヨーロッパを拠点にしている。ヨーロッパでは、各地に馬術学校がある。初老ジャパンのメンバーは、レベルの高いヨーロッパの大会に遠征を繰り返し、力をつけてきた。大岩の大学時代の後輩で、大会期間中メッセージを送っていた草薙さんに対し、大岩は、メダル獲得後、大学時代の思い出のラーメンに行こうなどと返信していた。20年ほど海外で武者修行した大岩は会見で、表彰台に立って初めて、ここまで来たと実感がわいてきたなどと話した。