5日、ニューヨーク株式市場でダウ平均など、主要な株価指数が下落した。一方、日経平均株価は3日連続で4万円台。松井証券では個別銘柄の株主優待の特徴を動画配信で紹介していて、同社の窪田シニアマーケットアナリストは「3月は株主優待が多くの銘柄で発生するため、個人投資家の興味が高まっている」と話す。近年、株主優待を導入する企業が増えていて、三井不動産は運営する商業施設などで使えるポイントを株主優待にすると発表した。株式を長期保有する個人投資家を増やすことで経営の安定化を図りたいとしている。帝国ホテルでは1万株=970万円以上を保有する株主を対象に株主優待として、宿泊招待券をつけた。良品計画は買物時、5%を割引き、利用回数に限度はない。窪田氏は「日本企業は個人株主を増やしたいという要望が強くなってきている。株主優待の価値が見直されつつある」などと語った。