備蓄米について競争契約に変わり、特定の業者と契約を結ぶ随意契約がきょうから始まる。農林水産省の説明会には300社以上の業者が参加した。随意契約の対象は年間のコメの取扱量が1万t以上の大手小売業者。先着順で受付や契約を行う。売り渡し価格の平均は60kg当たり1万700円。在庫分とブレンドしない場合、店頭価格は5kgあたり2000円程度になる水準としている。ドン・キホーテやイトーヨーカ堂などが随意契約の参加を表明している。アイリスオーヤマは参加申請を行い1万tの契約が内諾された。小泉農水相は「この初日の出だしというのはかなり好調な状況だと思う」と述べた。農水省は現時点で7社からの随意契約の申し込みがあったことを明かした。今月12日から18日の全国のスーパーのコメの平均価格は5kgあたり4285円、過去最高値を更新。