ハリウッドのスター俳優が終結するアカデミー賞の授賞式のレッドカーペットに「ゴジラ-1.0」の山崎貴監督が黄金のゴジラのフィギュアを手に現れた。「ゴジラ-1.0」は戦後の日本に突如ゴジラが現れる物語で、VFXを駆使したダイナミックな映像を作り出した。ノミネートされた視覚効果賞は過去に「スター・ウォーズ」や「タイタニック」などが受賞しているが、アジア映画の受賞は一度もない。ショーのプレゼンターはアーノルド・シュワルツェネッガーさんで「ゴジラ-1.0」の名を告げて視覚効果賞を受賞し、監督は受賞の喜びを語った。ゴジラ-1.0は全世界累計興行収入が160億円を突破した。ハリウッド映画と比べると低予算で作られており、VFXに関わったクリエイターの人数も少なく、作業はすぐに監督の指示が伝わるワンフロアの環境で進められたという。長編アニメーション賞は宮崎駿監督の「君たちはどう生きるか」が受賞し「千と千尋の神隠し」以来21年ぶり2度目の受賞となる。