訪米中の岸田総理は滞在中の日程を終え、日本時間のあす帰国する。田総理の今回の米国訪問では、強固な日米同盟を内外にアピールするという最も大きな目的は達成されたと言える。防衛分野のほか半導体やAIなどでの協力強化で合意するなど幅広い分野での成果を打ち出したが、11月に行われる米国大統領選挙は意識せざるを得ない状況で、岸田総理は米国訪問中に日本企業の現地工場を視察するなど日本による投資や雇用の創出を通じたアメリカ経済への貢献を発信した。これはアメリカ経済を特に重視するトランプ氏の再選も念頭にあるとみられる。