ノルマンディー上陸作戦とは、1944年6月6日、米軍・英国軍などが主軸とする連合国軍がナチスドイツに占領されていたノルマンディーに上陸した作戦を指す。これはヨーロッパ戦線の決定的転機となった。この作戦に従事した連合国軍将兵は15万6115人、英国軍は6万1715人。航空機は1万1590機。艦船は6939隻、8割が英国軍のもの。ノルマンディー上陸作戦について、当時の国王のジョージ6世は「今再び、最大の試練に、立ち向かわなければならない。今回の試練は生き残るための戦いではなく、大義のために最終的な勝利を、勝ち取るための戦いである」と演説。上陸作戦とその後の戦闘で英国軍将兵2万2000人以上戦死。先月、英国の王立造幣局は記念硬貨を発行。表にはチャールズ国王の横顔、裏には上陸する兵士たちの姿が刻印されている。戦死した連合国軍兵士と退役軍人らに敬意を表すために鋳造したという。チャールズ国王は6日に英国軍将兵の追悼式典に出席。「80年前の1944年6月6日、ノルマンディー上陸作戦の日、我が国と我々の側に立った人々は、私の祖父ジョージ6世が「最大の試練」と表現したものに直面しました。年月と共に作戦に参加した退役軍人の数は少なくなっています。しかし彼らが何と戦い、我々全員のために何を成し遂げたかを、忘れることは決してありません」と演説。デーブ・スペクターは「協力というものがいかにあったということも言えると思うが、80年経っても戦争が起きている、世界中に紛争が起きているというのは、情けなく悲しいと思う」等とコメント。