ファンケルはキンミズヒキに含まれる成分が健康な人の老化細胞を減少させることを世界で初めて発見したと発表した。キンミズヒキは日本や中国などに分布している野草で、お茶や天ぷらなどにして食べることもある。老化細胞とは細胞分裂が停止し、本来の機能を失った細胞のことで、加齢に伴って体内に蓄積される。40歳から60歳の健康な日本人110人を対象にしたファンケルの臨床実験では、キンミズヒキ由来の成分を含んだサプリを飲んだ男性グループで老化細胞の減少が確認された。老化細胞はがんなどの病気の発症に関与しているため、老化細胞を取り除くことで老化に伴う病気を抑えられる可能性がある。