アメリカの国立衛生研究所でサイエンスライターとして勤務していたボシュラー・カティーブさんは、トランプ政権の連邦政府コスト削減策の一環で解雇された。イェール大学のジェイソン・スタンリー教授はトランプ大統領のアメリカで子どもを育てたくないと考え、カナダ移住を決意した。トランプ大統領が就任してからの100日でアメリカの民主主義は崩壊し、それを支持している人がまだ40%もいると指摘した。新学期となる9月からカナダの大学で教鞭をとる。カナダの医療サービス「ノバスコシア・ヘルス」のリクルート担当者は「大統領選以来、アメリカから多くの問い合わせがあり、去年11月のキャンペーンでは約200人から問い合わせがあった。来年アメリカから15人の医師がカナダに来る予定」と語った。アメリカから国外へ人材の流出が進んでいる。ブルッキングス研究所・上級フェローのジョージ・イングラム氏はトランプ大統領が行き過ぎた行動を取れば、かつてない合衆国憲法の危機が訪れることになると危惧した。
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