ロシア・プーチン政権は、戦争反対を公言する国民的歌手を外国の代理人、実情、外国のスパイに指定する動きを見せている。石川一洋専門解説委員が「アーラ・プガチョワさん、ソビエト時代から「百万本のバラ」などポップ調の曲調と斬新な歌詞で生活や愛を歌ったヒット曲で知られたまさに国民的歌手。反体制派の歌手ではない。しかしプガチョワさんは、夫で著名なお笑い芸人であるマクシム・ガルキンさんとともに戦争反対の姿勢を明確にしてイスラエルに移住している。外国の代理人に指定されると公職にはつけない、行政からの協力は得られない、自らが外国の代理人であると提示しないとSNSなどで発信できないなど、様々な活動の制限を受ける。プガチョワさんの夫のガルキンさんはおととし外国の代理人に指定されたが、プガチョワさんについても3月、ロシア検察庁が法務省に対して外国の代理人に指定するよう求めたと伝えられている。プガチョワさん自身は自分も戦争反対だから夫とともにぜひ外国の代理人に指定してくださいと公言している」とスタジオで述べた。