今回のインドネシア大統領選挙はジョコ大統領の路線を継承する国防省のプラボウォ氏に対し政策の見直しを訴える前ジャカルタ州知事のアニス氏が挑む構図だった。地元の調査機関などの発表でプラボウ氏が過半数の票を獲得して当選が確実となり勝利宣言した。プラボウォ氏はこの勝利はすべてのインドネシア人の勝利だと述べ、国民に連帯を訴えた。ただプラボウォ氏は陸軍特殊部隊の司令官をつとめていた時代に民主活動家の誘拐など人権侵害に関わった疑いが指摘されている。また副大統領候補にジョコ大統領の息子を据えるなどかいらい政権を危惧する声もあがっている。